概要
その名の通り、“魔法界”において魔法の技を教えるための学校。
プリキュアシリーズ初の異世界に存在する学校である。(厳密には、本作以前にも映画「プリキュアオールスターズ」でプリキュアのパートナー妖精たちが通う異世界の学校(妖精学校)が登場しているが、人間が通っている異世界の学校としてはシリーズ初である)
魔法を極めたい生徒が13歳に入学する学校であり、入学義務こそ無いが魔法は魔法界において必須の為、実質入学は必然的といえる。
3学年制であり、通学する学生は基本的に寮生活をしているとの事。
魔法つかいプリキュア!に選ばれた1人であるリコは、魔法界の住人であるため最初からこの学校の生徒であった。
一方、ナシマホウ界(人間界)の住人である朝日奈みらいもプリキュアに選ばれたことがきっかけで、春休みの間だけこの魔法学校での生活を体験することになった(第4話〜第9話)。
現時点では男子生徒は画面に出てきていないが、プリキュア新聞の2016年春号でクラスが男女別に分かれている事が判っている。補習を受ける男子がいなかったのか、それとも男女別でクエストが課されていたのかは不明なところ。
卒業生が教育実習生として勤務することもあるようで、リズ(リコの姉)などは補習授業の手伝いに駆り出されたりもしている。
2話の時点で闇の魔法つかいに侵入されて以来、何度も容易く侵入を許しており、魔法的な防犯装置の類は見られない。第9話でバッティに襲撃された際には、校長を含め教師陣が揃っていたにも関わらず逃げの一手であった(生徒たちの安全確保を優先したのかもしれないが)事からも、教師陣が戦闘に長けているというわけでもないように思われる。
制服
女子の制服は白のブラウスに赤のスカートを履き、金糸の刺繍が施された赤のケープを纏ったものとなっている。また、胸にはチェック模様のリボンをつける。そして何より特徴的なのは赤のとんがり帽子を被ることである。
寒冷地などでは学校指定のフードをかぶることになっているが、どういうわけか猫耳フード。
魔法つかいに猫耳フードという組み合わせはどうしてもこのジョブを思い出さざるをえないわけだが、校長がナシマホウ界のゲームでも嗜んでいたのだろうか。(通常制服の時点でどことなくコレを彷彿とさせるという話も…)
校則
魔法学校の生徒たちは併設された学生寮で生活しているが、当然ながら無断外泊は禁じられている。これを破ることは重大な校則違反である。
外泊しなければ自由時間に好きな場所に行っていいかというと、一つだけ例外がある。
魔法界とナシマホウ界はカタツムリニアで行き来はできるのだが、魔法学校では「許可なくナシマホウ界へ赴くこと」を校則で厳しく禁じている。
実は魔法界には「ナシマホウ界の人間に魔法が使えることが知られてはならない」という掟があり、それを破ったものは魔法の杖の没収という厳しい罰が与えられる。杖が没収されたものは魔法を使うことができなくなる。つまりこれは魔法界での社会的死に等しい。ナシマホウ界へ赴くのはこの掟を理解した上で自己責任を受容できていることが前提である。そして、まだ未熟な魔法学校の生徒たちはまだ責任を負うことができないという判断によって、ナシマホウ界に関わること自体を校則で禁じているのだ。
第1話でリコが無断でナシマホウ界へ赴きさらにその地で無断外泊したというもは二重の校則違反であり、本来なら退学は当然である。それどころか、ナシマホウ界の住人である朝日奈みらいに魔法つかいであるということを知られ、あまつさえ彼女を魔法界へ連れてきたというのは、魔法の杖を没収されても仕方がないくらいの重罪であった。
ただ、リコとみらいがプリキュアになったことを知った校長の要請により、春休みの間だけ特別に体験入学することになった(リコの補習授業の付き添いという形ではあるのだが)。これによってみらいは「魔法つかいの一員」とみなされて、みらいが魔法のことを知ったことは掟には抵触してないという解釈がなされた。同時に、リコの校則違反も特例で赦免されている。
なお、ナシマホウ界の人間が魔法学校に入学する事は前代未聞という事なので、みらいが初めてのケースのようだ。
補習授業
補習授業は対象の生徒達に6回に分けた実践的なクエストを課するというものになっているが、一度でもクエストを失敗すればその時点で脱落し、留年が確定するという非常に厳しいものであり、リコが補習免除の手段を必死になって探していたのも頷けるところである。
補習のクエスト内容は以下の通り。
- 学園中を彷徨い続ける折り紙の蝶を捕まえる。
- 全てを凍りつかせる極寒の島で、魔法を使って湯を沸かす。
- 水を操って任意のオブジェを作り出し、その形を一定の時間維持する。
- 人魚の里に生息するマール貝のカラを開かせる。
- 魔法の島に生息するペガサスと記念撮影をする。
- 補習組5人VSリズ先生による魔法合戦。
補習授業ではみらいとリコは合格の成績を共有することになっており、二人のうちのどちらかがクエストを達成するだけで二人とも次の補習に進むことができる。一方で不合格については二人そろってクエストを失敗しない限りは問題ない。ズブの初心者であるみらいがそんな簡単に魔法を使えるわけないという視点からの配慮なのだろうが、結果的には補習2回目を除いて2人ともクエストを成功させるという大奮闘を見せた。
関係者
教員
教育実習生
生徒
余談
モチーフ(あるいはイメージ)はハリー・ポッターシリーズのホグワーツ魔法魔術学校だと思われる。
関連タグ
ジュエルペット :魔法学校が舞台のシリーズがある。また、モフルン役の齋藤彩夏がシリーズを通して主演を務めていた。