概要
眼魔たちが住んでいる世界。かつてアドニスが、絶えることなく争いを続ける人間たちが「不完全な生き物」だと気付き、イーディスの協力の下、怒りや憎しみ、誰も死ぬことのない世界として築き上げた。
何処までも赤色の空が広がっており、モノリスが描かれた塔を中心に周りにビル群が建てられている。その空にはグンダリが多く生息し、多数の眼魔眼魂が浮遊している。
人間界とは、ガンマホールで繋がっており、そこから行き来することができる。また、幹部クラス以上の眼魔は、目の紋章を描くことで人間界を行き来できる(その際、人間の姿から眼魂の姿に戻る)。
なお、仙人やユルセンは『地獄』、アランは『完璧なる世界』と称している。
住人
眼魔眼魂に魂を宿しており、自分の肉体はカプセルで完璧に保護されている。ほとんどの住人が眼魔コマンドや眼魔アサルトのような怪人としての肉体で活動しているのに対し、アランのような権力者やジャベルのような幹部の一部は、保護された肉体と同じ容姿で活動できる。また、眼魂が破壊された場合、魂が自分の肉体に戻り生身の体で蘇るが、新たな眼魂に魂を宿すことで、何度でも復活できる。しかし一部のカプセルでは、何らかの理由で中の肉体が朽ち果て砂と化す現象が起きている。
眼魔コマンド
下級クラスの眼魔。黒いのっぺらぼうのような頭部をしており、黒いパーカーを着ている。格闘能力を主体とし、短剣を装備して戦う。しかし、個体としての能力は低いため、上位の眼魔の指揮下で集団で行動する。唸って言葉を発することはないが、一部人語を話せる個体もいる模様。
眼魔アサルト
通常クラスの眼魔。黒い姿をしている。器物を取り込みパーカーとして融合することで、眼魔怪人へと強化できる。この時、強力なダメージを受けると、元の眼魔アサルトに戻り、分離したパーカーと共に爆散する。その後器物は元に戻り、眼魂は破壊する。また、パーカーゴーストや巨大な器物を取り込むことで、巨大眼魔へと進化することもできる。ちなみに、同じ器物であれば、中身は違えど同じ姿の眼魔怪人が誕生する。その際、音符眼魔のように、性格が一代目と違う時もある。
眼魔世界の幹部が、専用の眼魔眼魂(変身用)を使い変身する眼魔。単眼と青い姿が特徴。高い戦闘能力を持っており、高速移動や掌からエネルギー弾を発射して攻撃する。単体としても強いが、イゴールのようにプロトメガウルオウダーに眼魔眼魂(変身用)を装填し“眼魔チェンジ”することで、眼魔怪人のようにパーカーで強化することが可能。
主に眼魔世界の特権階級が、専用の眼魔眼魂(変身用)を使い変身する眼魔。白い姿が特徴。眼魔スペリオルを上回る高い戦闘能力を持ち、掌から火球やエネルギー弾を発射したり、触れたものの時間を操ることができる。また、変身者によってその特殊能力が異なったり、強さが変化したりする。
祈りの間
アドニスがいつも祈りを捧げていた“神聖な場所”。空間には、モノリスの描かれた15のプレートが浮かぶ。イーディス曰く、通常の者には見えない、世界の創生に関わる何か(正体は後述)が存在しており、アドニスは「彼ら」と対話ができたらしいが、遥か昔のある時を境に、アドニスの問いかけに答えなくなったらしい。
ガンマイザー
眼魔世界の15の護り神にして15のプレートの正体。眼魔世界の脅威と判断したものを、戦闘によって排除することを原理としている。全員、機械的発音や動作をし、近未来的白いスーツを着たアデルの姿を模しているが、戦闘時は怪人態として(一部例外あり)、強力な力を発揮する。また、完全不滅の存在で、プレートとして破壊されない限り、倒されてもさらに強くなって何度でも復活できる(その際、祈りの間に元のプレートとして回帰する)。
かつて、アドニスが人間界へ侵攻するきっかけを作った張本人。それに対抗すべく、仙人や龍は15の英雄の眼魂を作成した。
関連タグ
世にも奇妙な物語:「夢見る機械」というエピソードに前述のカプセルを思わせる描写がある
管理国家ラビリンス・・・・・こちらも似たようなものかもしれない。