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サウザンド・アイズ・サクリファイスの編集履歴

2016-10-03 09:57:21 バージョン

サウザンド・アイズ・サクリファイス

さうざんどあいずさくりふぁいす

『遊戯王』に登場する闇属性・魔法使い族の融合効果モンスター。攻守は0だが非常に強力な効果を持つ。他のモンスターの表示変更および攻撃制限、相手モンスター1体を装備することでの攻守上昇、戦闘破壊される場合代わりに装備したモンスターを破壊する効果を持つ。約9年もの間禁止カードとなっていた。

概要

サクリファイス千眼の邪教神融合により召喚できる。2016年現在に至るまでで融合モンスター唯一の星1。

外見はどう見ても悪魔だが、種族は一応魔法使いである。属性は闇で攻守の方は共に0と最弱。

しかし強力な効果で猛威を振るい、融合カードとしては初の禁止カードとなった。ちなみに遊戯王で最初のアルティメット・レアカードでもある。

効果テキスト

融合・効果モンスター

星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0

「サクリファイス」+「千眼の邪教神」

このカードがフィールド上に存在する限り、他のモンスターは表示形式を変更できず、攻撃する事もできない。

1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。

このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になる。

このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカードの効果で装備したモンスターを破壊する。

原作での活躍

『決闘者の王国編』最後の敵であるペガサス・J・クロフォードのカードとして原作に先に登場。

遊戯に対して繰り出した、『トゥーン』や『サクリファイス』を上回るペガサス最後の切り札。

『サクリファイス』の能力であるモンスターを吸収する『邪眼』に加え、相手モンスターを永続呪縛に陥れる『千眼呪縛』の能力をもち、遊戯の切り札『マジシャン・オブ・ブラック・カオス』を倒すかに見えた。

しかしまさかの『クリボー』とのコンボに能力を敗られ、攻撃力0という状態をさらしてしまう。そして逆に『マジシャン・オブ・ブラック・カオス』に撃破され、結局この一撃が止めとなってペガサスは敗北するのだった。

遊戯王OCG

『Thousand Eyes Bible -千眼の魔術書-』よりカード化。元々高い制圧力を持ってはいたが、当時はまだ融合を補佐するカードがほとんどなく、素材である「千眼の邪教神」があまりにも弱すぎたこともあって、ほとんど見向きされなかった。

しかし、魔導サイエンティスト突然変異の登場によってかなり使いやすくなった。

特に後者の場合、羊トークンキラー・スネーク、効果使用後の聖なる魔術師などを代償にするのが好まれた。


そして月読命の登場により一気に凶悪さを発揮。このカードとのコンボにより、「相手のモンスターを毎ターン確実に一体葬り、おまけに自分は攻撃できて相手はできない」というイジメのような状況を作り出すことが可能になった。

しかも毎ターン月読命を召喚する必要を除けば、こちらは何の代償も支払う必要が無かった。加えてコンボに使用するカードの属性の関係上、混沌帝龍-終焉の使者-カオス・ソルジャー-開闢の使者-カオス・ソーサラーという強力なカードの召喚にも繋げやすかった。


しかし今挙げたカードのうち、このカードを出すために使用する突然変異が規制されて出しにくくなったばかりか、羊トークンを出すスケープ・ゴートも制限カード化し、ついには月読命と同時にサウザンド・アイズ・サクリファイス自身も禁止カードとなってしまった(後に突然変異は別の原因で禁止カード化、他のカードは制限解除されている)。

直接の原因はこのカードが禁止になる直前に登場した、融合デッキ(エクストラデッキ)から直接出せる上に蘇生制限まで満たせてしまう簡易融合も影響とされている。


禁止カードであった間に登場したシンクロ召喚では、もし存在していたらレベル調整役としては有用だったかもしれないが、エクシーズ召喚ではレベル1は大きなメリットとはいえなくなり、何より融合デッキの名称がシンクロモンスターの登場によってエクストラデッキに変更されたことに伴うルール変更により、15枚制限のエクストラデッキを圧迫すると言う無視できないデメリットが追加されてしまう。

また、「戦闘で破壊する」以外の方法で相手の場のモンスターを除去できるカードが豊富になったことでロック性能もそれほど脅威ではなくなっていた。場に出ているだけで相手の攻撃を封じる事ができるというのは裏を返せは場から離されるだけで相手が攻撃できるようになってしまうからである。

相手のモンスターを除去するカードとして評価した場合でも上記の通り他に有用な選択肢が数多く存在するようになり、破壊を介さない除去を1:1交換(簡易融合から出す場合)しているのは強すぎるというよりは「良いカード」止まりと言えてしまうほどのカードパワーのインフレが進んでいた。


そしてついに2016年4月1日からのリミットレギュレーションにより、実に9年7ヶ月振りに制限カードとしてまさかの現役復帰を果たした。

制限復帰の発表が掲載されたVジャンプでの解説は「『簡易融合』と組み合わせて使おう」であり、かつて禁止カードとなった直接の原因となったカードとの組み合わせを推奨している。それだけインフレが進んだ証拠とも言えるだろう。

現役復帰した後もかつての栄光は取り戻せず、2016年7月1日に準制限カードになり、2016年10月1日に制限解除された。


月読命とのコンボ

手順は以下の通り。

  1. 月読命を召喚し、相手モンスターを装備したサウザンド・アイズ・サクリファイスをその効果で裏側表示に変更。ルールにより、装備モンスターを墓地へ送る。
  2. 裏側表示になったことで攻撃・表示変更制限効果が解除されるため、他のモンスターで攻撃。
  3. サウザンド・アイズ・サクリファイスを反転召喚。再び制限効果が発動。
  4. 月読命は効果により、手札に戻る。1から繰り返す。

毎ターン相手モンスターを装備し直せるため、1体ずつ確実に減らすことができる上、相手には一切の攻撃をさせない。逆にこちらは攻撃し放題というコンボ。

かつてはこれが禁止指定されるほどの強力なコンボであり、制限復帰した現在は月読命も簡易融合も無制限カードという状態だが、9年7ヶ月の間に進んだカードパワーのインフレ後にとってはそれほど強力なコンボとはいえないものになってしまった。

関連タグ

遊戯王 遊戯王OCG 魔法使い族 融合モンスター ペガサス・J・クロフォード

サクリファイス 千眼の邪教神 月読命

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