概要
CV:岸尾だいすけ
年齢:22歳、身長:180cm、種族:業魔(夜叉)
キャラクターデザイン:奥村大悟
出自
「知ってるだろ? こう見えても義理堅いんだ」
明朗快活で自由奔放な剣士。数年前に業魔病に罹患して業魔になるが、業魔でありながら理性を保っている。本人もそれを悲観せず、その力を利用して家伝の剣術を究める道を歩んで来た。
業魔として監獄に囚われていたが、ベルベットの起こした騒動で解放され、更に大切な太刀の場所を教えて貰った上にマギルゥ共々脱獄に成功したことで恩義ができ、恩返しするという形で彼女に同行する。
背中に背負っている太刀を『命の太刀』と呼ぶ程に大切にしており、頑なに抜こうとしないため、普段は短剣による二刀流剣術で戦う。戦闘狂であり、ランゲツ家の一族は自分の命も顧みないところがあるらしく、5人いた兄のうち4人は既に亡くなっている。
業魔のため食事は基本必要とせず、暑さや寒さなどの感覚もない。
純粋な業魔のため聖隷との相性が悪く、ライフィセットやアイゼンに直接触れると彼らに悪影響を与えてしまう。
性格
激情を秘めるベルベットの行動をフォローをしたり、意思を持たないライフィセットの世話を焼いたりするなど、気配りのできる性格。
ベルベットには恩返しだけでなく、業魔になった身で一人でも聖寮に牙を剥く彼女の強さを知るために同行しており、興味を抱いている。
明るく親しみやすいノリの持ち主で、自我が芽生えたばかりのライフィセットや、対魔士としての理に葛藤するエレノアを気に掛けたりするなど、なかなかの面倒見の良さを発揮する。ぶっちゃけ曲者揃いの本作の主人公パーティーの中では一番愛想の良い好青年と言っても良い。(普通にしていれば、だが。)
アイゼンとはくだらない事で言い合いをしたり張り合うなど大人げないこともあるが、仲間になってからそれ程間もない頃から盃を交わしたり、異海探索のロマンを語り合うなど、なんだかんだで親しくしている。二人揃ってライフィセットの良き兄貴分として、彼の人格形成に大きな影響を与えていくことになる。
記憶や人格は人間の時と同じであるものの、ベルベットと違い一部の感情は欠如している。また戦闘を好む夜叉の業魔の通り、強い相手との戦いを好み、その為の手段は選ばず、戦いの邪魔をされると(それが彼のピンチを助けようとする援護であったとしても)味方でも殺そうとする程。が、激情に駆られてライフィセットを殺しにかかり、逆にベルベットから「先にあんたを殺すぞ」と剣を向けられて制止された際には、「すまない、熱くなり過ぎた」と素直に謝罪しており、落ち着いてさえいれば至って理性的であることも事実である。(しかし「そういう二面性こそがかえって気狂いに見える」との意見も多い。)
本人も人間らしい感覚が大分なくなってきていると発言しており、彼から見ればベルベットの方がよっぽど人間らしいとのこと。業魔になった事に対する悲観は一切なく、むしろ「業がなくなると自分ではなくなる」と発言している。また、「人間だった頃の自分から見れば、今の自分は十分化け物だろう」という発言もあり、ライフィセットから男として憧れを向けられても「俺のようにはなるな」と念を押している。(これはアイゼンも同様。)
ベルベットと違い味覚はあり、心水(※)を好む。
(※酒のこと。本作の世界観では酒全般がこの名称で通っている。ロクロウは日本酒と思しい無色透明の物をよく飲んでいるが、洋酒も普通に飲むようだ。)
ランゲツ家長男であるシグレを倒すことに執着しており、彼に勝つべく嵐月流剣術の裏芸である二刀小太刀の腕を磨き続けている。
ちなみに犬派か猫派だとどっちも好かない。虫だとクワガタ派。(曰く、昆虫界の名剣士とのこと。)
料理は全て細かく薄く切り刻んでしまう癖がある。
戦闘スタイル
武器は2本の短剣。体力と物防がとにかく高い生粋の前衛型。
背の大太刀を使う技は、最終盤まで行ってから特定条件を満たすことでようやく使えるようになる。
容姿
やや長い黒髪を首の後ろのあたりでくくっている。着物を着崩したような恰好をしており、着流しに袴・足袋・草履とシリーズでは珍しく「和」のイメージが強い。胸部には胸当、右腕には戦国武将の甲冑のような巨大な肩当をつけている。
右目の周辺と首の右側は黒く染まっており、彼が業魔である事を感じさせる。
余談
彼の苗字「ランゲツ」と武器の二刀短剣からある人物が連想される。