概要
「けごん」とは、東武鉄道が運行している特急列車の愛称である。浅草駅から東武伊勢崎線を経由し、東武動物公園駅(※東武動物公園駅は通過)から東武日光線に入り、新栃木駅・東武日光駅までを結んでいる。列車名の由来は栃木県日光市にある「華厳の滝」からで、『けごん』という列車名は1948年(ただし漢字表記の『華厳』)で、翌年から毎日運行となった。
また、早朝深夜には東武伊勢崎線・浅草駅~春日部駅間のみの運行の特急『けごん』も運行されている。この列車は2017年のダイヤ改正で特急『スカイツリーライナー』へ列車名が変更される見込み。
2016年10月現在の定期列車は、浅草方面行きが3本、春日部・新栃木・東武日光方面行きが5本。このほか、日によっては臨時の特急『けごん』が1日当たり1~2往復運行される場合がある。
停車駅
※★印の駅は一部列車が停車。
浅草駅 - ★とうきょうスカイツリー駅 - 北千住駅 - 春日部駅 - ★板倉東洋大前駅 - 栃木駅 - ★新栃木駅 - 新鹿沼駅 - 下今市駅 - 東武日光駅
車両
昭和時代
1951年に5700系が登場。1957年には1700系が登場しグレードアップ化が行われた。
1960年に1720系ことDRC(デラックスロマンスカー)が登場。このころから東武特急の繁栄が始まった。1720系登場時は1700系も併用という形であったが、サービス面の問題から1700系も1971年・1972年にDRCの車体に載せ替えた。
平成時代
時代が平成へ変わると、1990年には100系「スペーシア」が登場しDRCを置き換えた。さらに2017年には500系「リバティ」が登場し、増発の形で特急『けごん』運用にも加わることになった。
現在の列車名は車両愛称を頭に入れた形で、100系を使用する列車には『スペーシアけごん』、500系を使用する列車には『リバティけごん』という名称を使用する。