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ブロッカー軍団IVマシーンブラスター

ぶろっかーぐんだんふぉーましーんぶらすたー

1976~'77年に放送された、葦プロダクション(現プロダクション・リード)が製作した記念すべきテレビアニメ第1作。

キミもこの概要にエレパスしてくれ。

葦プロ初のテレビアニメだが、日本アニメーション預かりとなっているため版権は日アニ持ちである。

日アニにとっても初のロボットアニメとなる。

監督は後にあの忍者戦士飛影も手がける安納正美氏。

70年代当時としては新しい試みがいくつも盛り込まれており、挙句にはロボットアニメなのにロボットが一切登場しない回を放送したこともある伝説的な作品である。

その一方タツノコプロから独立したばかりのためか、敵幹部がモロにあいつらっぽいなどタツノコの影もまだまだ色濃く見えている。

放送期間2クール(半年)を予定していたところを延長され3クールまで放送されており、当時もそれなりに好評を得たようである。

2014年には先行して配信していた『ギンガイザー』に続いてニコニコ動画で配信が開始され、現代において再び知られる機会を得られた。

あらすじ

かつて太陽系にあった母星が爆発し、地球に逃げ延びた異星人モグール。

2億年もの間、海底基地に潜っていた彼等は海底帝国モグールと名乗り、海底から地上に侵略を開始した。

その侵略を予知していた親友の北条博士から託された資料を元に、由利元来博士はモグールに対抗しうる戦闘兵器・マシーンブラスターを完成させるもパイロットに「エレパス」なる機械を操る超能力を持った者が必要とされ、相応しいエレパス能力者の捜索が始められた。

少年院に入っていた天涯孤独の少年・飛鳥天平もまた、そのエレパス能力者として見初められるが、彼はモグールからの亡命者ノストラーの末裔、モグールの子孫だった。

登場人物

本作の主人公。マシーンブラスターのIV号機・ボスパルダーを操縦する、強いエレパス能力者。

モグールの侵略にも我関せずの態度をとっていたが、少年院での恩師の死や自身の出自の秘密を知るに至り、モグールとの戦いに使命感を持ってゆく。

ヴィクトールタウンを守って戦っている某人に似ている気もするが、多分に気のせい

本作のエンディングテーマは、彼の心意気を渋く歌い上げる演歌である。

ブロッカー軍団のリーダー。マシーンブラスターのI号機・ロボクレスのパイロット。

モグールに殺された北条博士の元助手であり、打倒モグールに燃える。斜に構えた天平とはなにかと衝突しがち。

なおOPの最後のカットで見切れており、ニコニコでも視聴者から早速ネタにされた。

II号機ブルシーザーのパイロットとしてスカウトされた金髪碧眼のハーフの青年。元レーサーの経歴持ち。

石田と天平の衝突を一歩引いた立場から諌めるブロッカー軍団の良心的存在。地味とか言わない。

なお津嘉山氏は本作がアニメデビュー作となる。

少年院からの天平の子分。天平と共に連れてこられ、III号機サンダイオーのパイロットとなる。

ヤクザ映画にでも影響されたのか、常に着流し姿で渡世人のような言動も見せる。

マシーンブラスターの建造を指揮した科学者であり、自らもアストロ母艦で戦闘指揮を務める。

名前はユリ・ゲラーから取られているが、本人はいたって普通人である。

2クール目終盤のモグールとの決戦での負傷で下半身不随になり、以降は車椅子姿になる。

モグールの存在と侵略を察知した宇宙考古学者・北条博士の娘。

両親を殺したモグールに対する憎しみは強く、エレパス能力がないにもかかわらずマシーンブラスターに乗ろうとしたり、モグールの攻撃に知らぬ素振りをする天平を痛烈に窘める。

アストロ基地内で活動する少年型ロボット。マスコット的存在と思いきや、自ら改造したマシンに乗ってモグールと戦ったりとなかなかどうしてやるときはやる子。

足の裏からジェット噴射して飛んだりとどこかで見た感じというか、実際劇中で「十万馬力」と言われたことも。いいのかよそれ。

4つ目の青い仮面に素顔を隠したモグール帝国の女王。マスク大尉? 誰だそれは。

部下の失態にもお叱りだけで済ましたりなど慈悲深い(悪く言えば甘い)ところがあり、マシーンブラスターとの決戦ではゴロスキーらを逃がし犠牲となった。

  • ヘルサンドラ(声:弥永和子)

ヘルクイーンの妹君。姉の後を継いでモグールを指揮する。

姉に比べてかなりおてんばで、自ら白兵戦に打って出るなど血の気も多い。

モグールの戦闘指揮官。特別有能ともいえないが部下からの信頼は厚い。

モグールの戦闘兵器・カイブッダーの開発者。どっかの海賊戦隊が戦ってる宇宙帝国とは無関係。

一応肩書きは戦闘参謀らしく、ゴロスキーにも結構口出ししてくる。

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