スペック
機体名 | ライガーゼロシュナイダー |
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番号 | RZ-041 |
所属 | ヘリック共和国 |
分類 | ライオン型 |
全長 | 24.1m |
全高 | 10.1m |
重量 | 135t |
最高速度 | 310km/h |
乗員人数 | 1名 |
武装 |
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概要
ライガーゼロは戦況に応じて装甲や武装を換装可能なCAS(チェンジ・アーマー・システム)を採用しており、幅広い戦い方を行う事ができる。シュナイダーはガイロス帝国から鹵獲したライガーゼロを基にヘリック共和国が独自に考案した換装形態の一つで、レーザーブレードを用いた接近戦に特化した形態である。
シュナイダー
ライガーゼロの格闘戦用形態にして、ブレードライガーの戦法を継承した後継機に当たる。7本のレーザーブレードと5基のEシールドジェネレーターにより絶大な近接戦闘能力と防御力を実現。様々な装備を搭載した事で重量は増加しているが、全身にスラスターを追加して速度の低下を無理矢理カバーし、タイプ0よりも最高速度が上昇している。しかし、膨大なエネルギーを消費する為、その代償として稼働時間は短くなってしまった。5本のブレードを全て前方に展開し、全速力での突撃を行う必殺技はファイブレード・ストームと呼ばれ、その威力はデスザウラーの超重装甲ですら貫くほど。
バトルストーリーでの活躍
『機獣新世紀ゾイド 公式ファンブック3』内のバトルストーリーでは、タイプ0を含んだ3機のライガーゼロと共に量産型デススティンガー・KFD(キラー・フロム・ザ・ダーク)の部隊を迎撃。恐るべき戦闘力を見せつけた真オーガノイドから大幅に弱体化した量産型のデススティンガーとはいえ、ファイブレード・ストームによる突撃はKFDの超重装甲を容易く貫くほどであった。
しかしながら鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)との交戦時にはグランチャーのジャミングによって動きを封じられたところをバーサークフューラーに撃破され、ニクス大陸・セスリムニルの市街戦ではデスザウラーの超重装甲にダメージを与えるも背後から迫った他のデスザウラーから荷電粒子砲を浴び、蒸発してしまった。
アニメでの活躍
『ゾイド新世紀/ゼロ』では第2のCASとして登場。
エレファンダーやアイアンコングPK等の重装甲のゾイドに対して使用されたが、必殺技のファイブレード・ストームはバスタースラッシュという名前に変更され、終盤での戦いでは側面のレーザーブレードを前方に向け、計7つものレーザーブレードで相手を切り刻むセブンブレードアタックを繰り出し、レオン・トロスの駆るブレードライガーを打ち負かした。
なお、覚醒以前はしょっちゅうフリーズする欠陥品扱いであり、頭部や背中のブレードではなく側頭部のブレードを使用していた。セブンブレードアタックを使用する時以外はブレードライガーのレーザーブレードのようにエネルギーを纏う描写がないので、エネルギーの注入がなくてもそれなりの威力を発揮すると思われるが、それ故に刃への負担も大きくエレファンダーとの再戦ではなんとブレードそのものが折れてしまった。
トミー(現:タカラトミー)より発売されたキットでは側面のレーザーブレードを前に向けられないので、手を加えない限りはセブンブレードアタックを再現できないが、コトブキヤより発売されたHMMシリーズ版ライガーゼロ用のシュナイダーユニットでは問題なくレーザーブレードを前方に向ける事が可能。また、劇中ではキットにはない小型ブースターがタテガミに装備されていて、それを使用している描写もあった。
また、コトブキヤのHMM版シリーズの取扱説明書ではこの設定が整理され、
- バスタースラッシュ:5本のブレードのみを使った攻撃
- ファイブレードストーム:5本のブレードと5基のEシールドを使った攻撃
となっている。見ての通りバトルストーリーとアニメの技が混同している為、いずれの媒体にも適用されないHMMシリーズ独自の設定となる。
漫画での活躍
『コロコロコミック』で連載されていた『機獣新世紀ゾイド』では海洋虹団(マーレ・アルコバレーノ)のロッソ・レオーネの乗機として登場、相方のヴィオーラの搭乗するイェーガーと共にバンのライガーゼロに攻撃を仕掛けるが、急所の顎を攻撃され、戦闘不能に陥った。