概要
DOAシリーズ初の派生タイトルで、女性キャラクターだけを集めたバカンスゲームである。
ただし恋愛アドベンチャーのような主人公=プレイヤーでヒロインを攻略していくような内容ではなく、「プレイヤー=DOA女性キャラの誰か」であり、パートナーを選んでビーチバレーやミニゲームで遊んだり、水着やアクセサリーをプレゼントしてドレスアップさせていくものが、主な基本プレイである。
水着は約300種類が用意され、その中でも「ヴィーナス」の過激さが話題となった(どう考えてもエロ過ぎるのだが、全世界の男性ファンにとっては至高の水着である)。
ちなみに、某エロゲーとは多分関係ない。
なお、DOAX3では「招待できるのは9人まで」と言う突然のナレーションと共に人気投票で島に行ける女の子達を選出と言う形でふるいにかけた為、続投した女の子達が選考から何名かが漏れると言う事態が発生。選考から漏れた女の子のファンは怒りに燃える結果となった(PS4・PSVitaで発売され、バージョンの僅かな差異はあるが登場キャラに違いはなく、DLCでのキャラ追加予定もないという公式のナレーションも怒りに拍車を掛ける要因となった)。
噂の水着『ヴィーナス』。どう考えても水着ってレベルじゃねーぞ!?(良い意味で)
また、『DOA3』のサバイバルでトロフィーランク入りしていたり、何度も女性キャラ同士でタッグバトルをプレイしたセーブデータがあると、スタート時点の所持金(ザック島の独自通貨・ザック)が3~10万ザックに増えたり、そのペアのなかよし度が高い状態で始められる。
なお、互換性サービスには対応していないため、Xbox 360本体からのプレイは不可能となっている。
ちなみに、この作品で『リサ・ハミルトン』がDOAシリーズに初登場を果たした。
リサ・ハミルトン↓
『DOAX2』では、鑑賞する事で楽しむ「ポールダンス」などが話題となった。(これも下手なエロゲなんかよ
りエロいダンスシーンが魅力的であるが、水着によってはマジで過激すぎるダンスとなったので、世の男性紳士諸君は大いに興奮したであろう)
ちなみに、この作品が今までDOAシリーズを支えてきた板垣伴信氏の手掛けた最後のDOAタイトルとなった。
『DOAP』では、早矢仕洋介氏が手掛けるようになった初のタイトルであり、『DOAX2』を携帯機向けにダウングレードさせたような内容のゲームとなった。
『美人時計』とのタイアップと、ゲーム本品のジャケット、後述特典グッズ中のいくつかには、本作以前のシリーズからの流用ではない新規モデリングによる顔立ちとヘアカラーの「かすみ」と、それらに加え初出となるアンダーウェア(白いキャミソール)を着たVer.も含まれた「ヒトミ」が出演(という名の採用)していた。
また、この作品の目玉の一つとして、『Rioシリーズ』からRio(リオ・ロリンズ・タチバナ)がゲストキャラクターとして特別出演していた。
Rioことリオ・ロリンズ・タチバナ↓
ただし、パートナーの1人として水着の着せ替えなどは楽しめるが、プレイヤーキャラとしては使用出来ない仕様となっている。
ちなみに、その時のプロフィールは以下の通り↓。
DOAPでのRioのプロフィール
国籍 | アメリカ |
---|---|
誕生日 | 10月11日 |
性別 | 女 |
年齢 | 21 |
血液型 | B型 |
身長 | 164㎝ |
体重 | ?kg |
スリーサイズ | B91 / W59 / H88 |
流派 | - |
職業 | ディーラー |
好物 | ジンジャークッキー ヴィヴィッドピンク |
趣味 | ピンボール お菓子作り |
声優 | 井上麻里奈 |
……なんというか、DOAの女性キャラ達に匹敵するスリーサイズは流石と言えよう。
Rioの関連イラスト
基本プレイ内容
まず女性キャラクターの中から1人をプレイアブルとして選び、残りの誰かを誘って2人1組のペアで行動し、売られている様々な水着をプレゼントし、ドレスアップを楽しむのが基本内容。
そのためには架空の通貨単位(ポイント)=ザックが必要なため、カジノにあるスロットマシンなどのギャンブルや、プールサイドでのぴょんぴょんゲーム、ビーチでの水上オートバイレースやビーチ・フラッグスといった多様なミニゲームのほか、キーコンセプトかつ純粋な対戦型スポーツゲームとしてもやり込める「ビーチバレー」で対戦して稼いでゆく。
一方、プレイヤーキャラを除いた全員には「やる気」と「なかよし度」というパラメータが存在するため、アイコンの表情によってバレー対戦時の強弱が変動したり、プレゼントした水着の受け取りの成否が分かれたり、一日の始まりを寝坊して待たせたりすると機嫌を損ね、最悪の場合はペアを解消されたりしてしまうため、島にある雑貨屋などで各キャラが好みそうなアイテムを買って贈る事を繰り返し、交友関係を広げていく事も重要になっている。
ストーリー・設定について
そもそもなんでかすみ達、つまりDOAシリーズの女性キャラ達が南国の島でビーチバレーなどをしたりしてバカンスを満喫しているかというと、それは同じDOAシリーズの男性キャラにして同シリーズ一のムードメーカーであるザックが関わっている。
第3回DOA大会で優勝したザックが、賞金を持ってラスベガスのカジノに挑み、それが大当たりして、さらなる大金を手にした。
そこでザックは、その大金を基にして、なんと南の島を買ってしまう。
その名もザック島(アイランド)。
そして、その島で第4回DOA大会を行うという偽の招待状を出したのである。
招待状の送り先は、第3回大会出場者……の女性だけという、なんとも男の欲望をむき出しにした展開である。
もちろんDOA大会なんてやっていないので、いざ島に来た女性陣は拍子抜けしてしまうが、せっかくの南の島、楽しまなければ損とばかりに思い思いでバカンスを楽しんでいった。
ちなみに、他の女性陣に島を案内していく役割をリサが担った。
だが、ザック島は火山の噴火で沈んでしまい、ザックの楽園は文字通り水泡となり消えていった。
しかし、天はザックを見捨ててはいなかった。
DOA4のザックEDにおいて、ガールフレンドのニキと共にピラミッドで財宝を発見したのだ。
ザックは再び億万長者となり、その後、正体不明の “偉大なる者”(宇宙人のUFO? )と契約を結んだ。
そして、 “すごいエネルギー” で浮上に成功したザック島を「ニューザック島」と改名して復活させた。
そして今度は、自らが宇宙平和のためにDOATECを再興すると宣言し、さらに第5回DOA大会の招待状を送り付ける。
だが送り先は第4回大会出場者の……やっぱり女性達だけだった。
もう羨ましいという以外に言葉は見つからないが、ここでも女性陣はバカンスを満喫しており、特にあやねがかすみと一緒に浜辺でマッサージをし合うほど、人間関係が修復しだしている点においては、DOAX2におけるザックの行動は評価できるといえよう。
主な登場キャラクター
DOAXシリーズ全作品に出演。
本作では全キャラ中No.1のコントロールとジャンプ力を持つが逆にパワーがほとんど無いため、万能型キャラがパートナーだと相性が良い。
兄であるハヤテが島に来ているかも……、という思いで来たが、当然ながらハヤテはザック島には来ていなかった。だが、せっかくの南の楽園のバカンスであるため、闘いの日々を今だけは忘れようと思いっきり羽を伸ばしてバカンスを楽しんでいる。
イメージアニマルは白ウサギ。
DOAXシリーズ全作品に出演。
本作ではかすみとほぼ同一のテクニカルキャラであり、若干高いパワーを活かしたバックアタックなどが得意。
また、『DOA2』以来憎悪しつづけていたかすみとの関係も、第4回DOA大会が終焉を迎える頃に起こった心情の変化により、ほどなくして開催(招待)されたDOAX2のバカンスでは、かすみと一緒に浜辺でマッサージをし合うほど関係が修復しだしていた。
イメージアニマルはアライグマ。
DOAX1・DOAX2に出演。
本作では最強のディフェンス力に加え平均以上のテクニックとジャンプ力を有しており、非力なスパイクを除いてあらゆるポジションで活躍出来る優秀キャラとなっている。
イメージアニマルはパンダ。
DOAX1・DOAX2に出演。
本作では最強のパワーによるサーブやスパイクが別格の威力を誇るが、それ以外はどれも最低レベルなのでレシーブなどのバックポジションは大の苦手である。リサなどをパートナーにすればいくらか苦手部分は補強できる。
イメージアニマルは黒ネコ。
DOAXシリーズ全作品に出演。
本作ではこれといった長所は無いが短所も無い、どんなパートナーとも組めるバランスタイプ。DOATEC云々の事は置いといて、のんびりバカンスを楽しんでいる。
イメージアニマルは白ネコ。
DOAX1・DOAX2に出演。
本作ではレイファンにパワーが付いたような能力を持つため、同様にプレイヤーとしてもパートナーとしても優れたキャラとなっている。
イメージアニマルは黒ヒョウ。
DOAXシリーズ全作品に出演。
本作ではティナに次ぐパワーを持つがコントロールとジャンプ力がほとんど無いため、欠点のディフェンス面をカバーしてくれるパートナーと組むのが望ましい。
イメージアニマルはクマ。
DOAX2から登場。ビーチバレーでは全キャラ中No.1のすばやさとTOP3に入るパワーを有しながらティナやヒトミよりもジャンプ力で勝るため、広い範囲のレシーブと速攻のアタッカーを兼務できる。
イメージアニマルは柴犬。
DOAX1・DOAX2に出演。
DOAXにて初登場。学生時代にバレーボールの選手だったおかげか、ビーチバレーではエレナとクリスティを足して2で割ったような能力となっている。
なので、一芸が秀でた個性派キャラと組ませても問題なく立ち回れる。
イメージアニマルはヒョウ。
DOAX3出演。
DOAX3出演。
DOAX3出演。
DOAX3出演。
DOAXシリーズでの出演はデモの範囲内でプレイキャラではない。
北米版DOAXではデニス・ロッドマンがアフレコを担当しており、モデルも彼本人がやっている。
それにしても、カジノやピラミッドで大金をゲット出来たザックの金銭運の強さはまさに驚異的と言えよう。
『DOA3』のエンディングに登場したのが初出であるザックのガールフレンド。
リサとクリスティを足して2で割ったような容姿で、スタイルはDOAシリーズヒロインにも負けず劣らずグラマー。
『DOAX』の続編である『DOAX2』や、『DOA4』などのザック関連のデモに限って彼女は出演している。
なんだかんだでザックと行動を共にしているシーンを見ていて、ファンの中にはこう思った人も少なくないであろう。
「もうお前ら結婚しろ」と……。(笑)
なお、DOAX3ではどういう訳か影も形も見当たらない。