クリスティとは、複数の人物の名前(主に欧州人系の名前)。
本項目では1.について記述する。
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『デッドオアアライブ』シリーズのクリスティ
クリスティ(Christie)とは、テクモ(現・コーエーテクモゲームス)から発売された
3D対戦型格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE』(デッドオアアライブ)
シリーズなどに登場する人物。
「アンタ迷子かい?地獄はこっちだよ」
プロフィール
名前漢字表記 | 克麗絲蒂 |
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国籍 | イギリス(初期の頃は“イングランド”と表記) |
誕生日 | 12月18日 |
性別 | 女 |
年齢 | 24(3-D)26(5-) |
血液型 | B型 |
身長 | 177㎝ |
体重 | 57kg |
スリーサイズ | B93 / W59 / H88 |
流派 | 蛇拳(じゃけん) |
職業 | アサシン |
好物 | トマトジュース |
趣味 | ドライブ |
キャッチコピー | 冷徹なる暗殺者(3)血塗られた蛇形手(4-) |
好きな色 | ブラック |
声優 | 三石琴乃 |
基本概要
『デッドオアアライブ3』でヒトミ、ブラッド・ウォン、ハヤテと共に初登場した。
第1・第2回DOA大会では表舞台ではなくDOATEC側の裏方として出場者をエスコートしつつ(吊り橋の上で、抜け忍となったかすみと、それを追うあやねの前に戦闘機と共に現れ、銃であやねの追撃を阻止し、かすみを第1回DOA大会へ導く)、
バイマンをサポートしてフェイム・ダグラスの暗殺を成し遂げさせた。
だが、用済みとなったバイマンの始末を目論んだ事でドノヴァンともどもバイマンからの遺恨を買い、浅からぬ因縁関係となった。
上記に加え、イプシロンプロジェクトが失敗に終わり、行方をくらませた(ドイツのシュヴァルツバイトに捨てられた)ハヤテの忍びの一族への復帰を危惧するドノヴァンに、Ω計画に利用された幻羅をエサに、第3回DOA大会に再び忍者達をおびき寄せ、お嬢様もまたDOA大会にエントリーさせれば、アルファ2号計画の為にもいい戦術サンプルデータが収集出来ると提案する、リュウ・ハヤブサのパートナー、アイリーン・ルゥを拉致して彼の注目を引き、ハヤテ、あやねVS幻羅の戦いから引き離す陽動作戦を行うなどストーリーの要所要所で重要な働きをしている。
表向きはエレナの従者(バトラー)をしているが、
その正体は敵対する反フェイム・ダグラス派のビクトール・ドノヴァン博士の依頼を受けている、蛇拳を使うアサシン。
ドノヴァン博士の指示によりエレナを監視しているが、時が来れば抹殺しようと企んでいる。
クリスティは従者をしているが、自分とは違った高貴な女性・エレナを理解しがたい感情で見ている。
ただ、エレナを抹殺するのは自身の手によってであり、自分以外の何者もエレナに
手出しされたくない強い執着心を持っている。
『デッドオアアライブ4』では、バイマンを前にして「ドノヴァンはくれてやる」と述べて反ダグラス派を見限った。
そして、大会参加者を装いながらあやね、リュウ・ハヤブサら忍者を足止めし(ファミ通Xbox360において板垣氏は、このシーンについて「すべてが崩落していくなかで本来逃げても何の文句も言われない状況なのにふたりに襲いかかるわけです。もうこれは『機動戦士ガンダム0083』でいうアナベル・ガトーみたいなもんです。正邪の問題ではなく、彼女は信念を持っている。」と解説している)、崩壊が迫るトライタワー内のホールでエレナの前に現れ、
エレナの母であるマリアンヌの命を奪った凶弾のスナイパーが自分であったことを暗に明かし、彼女に直接対決を臨んだ。
後の続編である『デッドオアアライブ5』にも引き続き参戦している。
彼女の過去・生い立ちは、現時点では公式から詳細に描かれておらず謎めいているが、リグと過去のどこかで何らかの接点があったよう。
『デッドオアアライブ6』では、ビクトール・ドノヴァンの下で働く研究員NICOをアサシンのスキルでサポートする工作員として暗躍。ほのかを拉致(DOADのアイリーンに続き、よく女を攫っていくな)したり、ヘリ(戦闘機)を操縦する姿が見られる。
DOAX2、DOAPにおけるアイテム“お絵かきセット”に対するコメントで「できるなら、画家になりたかった…」とあるように、本来は画家になりたかったらしく、実際ストーリー上でもかすみαから「あなただってそれ(ドノヴァンが殺される事)を望んでるんでしょ?クリスティ」とつっこまれたり、ドノヴァンとの通信が切れた後
に椅子を蹴飛ばし「ケッ!エラそうに…!」と悪態をつくなど、“ドノヴァン子飼のアサシン”から解放されたい気持ちが垣間見えるが、表向きには敬語を使い従っている。
格闘ゲームのキャラクターとしての特徴は、「打撃技はスピード・手数があり初心者でもとっつきやすいキャラだが、投げ技・ホールド技の威力は最弱クラス」。
『デッドオアアライブ4』『デッドオアアライブ ディメンションズ』においては、「毒蛇布陣(どくじゃふじん)」という低姿勢の独自の構えとそこから繰り出せる技が存在したが、『デッドオアアライブ5』からは「毒蛇布陣」が削除され、「蛇形歩(じゃけいほ)」という左右へ横移動する特殊行動技に重点が置かれるという大きな変遷のあったキャラクターである(公式スタッフ曰く『蛇らしいクネクネとした動きをさせたかった。』との事)。
DOAX〜DOAPでわかる趣味嗜好・エピソード
・他の女の子にプレゼントを渡す時
「黙って受け取りな」
「ほら」
・他の女の子をペアに誘う時
「お前、なかなか見どころがあるな」
・プレゼント、ペアを断られた時
「なんだと?」
「貴様…」
と、他の女の子はまず言わないだろう個性的な誘い方、リアクションをする。
・好物はプロフィール欄のトマトジュースの他に、「トマト」「ピザ」「(ビター)チョコレート」「チーズケーキ」「りんご」。
・嫌いなものは「杏仁豆腐」「みかん」「アイスティー」(ただし、「みかん」「アイスティー」に対しては「あんまり冷えてなかった…」というコメントなので、冷えていれば好きかもしれない。」
・好きな楽器は「ギター」「ハーモニカ」。
嫌いな楽器は「鼓」。
・例外的な誕生石のトルコ石を除き、宝石全般は嫌い。
・爬虫類の皮を使ったアクセサリー、ナイフやピストル、ステアリングなどどちらかと言えば男趣味のアイテムが好み。キラキラした物、可愛い系の物は低い評価だが、一部例外的に「われながら、乙女チックだなと思った。」と自覚の元、「布製のバッグ」「四つ葉のクローバー」は好み(ゲンを担ぐタイプなのか?)。
・「フリルな日傘」「和風な日傘」「リリカルな詩集」「じょうろ」は「私には似合わない…」と自覚している。
・“ピンクの風ぐるま”に対する印象は「殺しの道具につかえそうだ」。
・“てさげのバスケット”に対する印象は「武器を隠すのにちょうどいい!」。
・“ランタンランプ”に対する印象は「実に中途半端な道具だ…」。
・“天体望遠鏡”に対するコメントは「冥王星をわざわざ外すとは…野暮な連中だ。」。
・「こ…こんなに面白いなんて!?」という感想のお気に入りの小説は“大河小説「青い小鳥」”。
・フライングディスクよりは、ブーメランの方が好き。
・他人を信用しないのか、干渉されるのを嫌がり、1日(朝、昼、夕方フェイズ)の中で2フェイズ以上アプローチ(プレゼントする、ペアに誘う)すると、なかよし度が下がる(ビーチバレー等、アクティビティはカウント外)。
・上記のような性格と、アサシンという職業故「嫌われ者の陰キャ」かと思いきや、意外にも半数以上の女の子からは「普通」以上の印象(初期なかよし度)を得ており、なぜかレイファンからはABCDEの5段階で言えば上から2番目のB(好き)の好印象を得ている(クリスティから見た他の女の子への印象は、お互いに最低のE(大嫌い)の印象のエレナを除き、後は全員D(嫌い)という極端なものであるが)。
・カジノでのポーカーにおける勝利時の台詞で言っているように、負けるのは性に合わないらしい。
・DOAX2とDOAPにおいて、3種類あるホテルの部屋の趣味は“GEMSTONE SUITE”。
・虫と暑さが苦手。
・他の女の子との固有ペアグラビアは、エレナとジャングルの木に腰掛け寛ぐグラビアの他に、ビーチでうつ伏せに寝そべるあやねの身体にサンオイルを塗ってあげるグラビアも存在する(そういえば、2023年もどこかのワンダーランドで中の人が「あやね(娘役の名)」と言っていたような…。DOAとは直接関係ないけど)。
余談
テーマ曲
・monster(DOA3、DOAD)
・Serpent Dance(DOA4)
「くたばりな」
「絶望しな」
「あの世で後悔しな」
「響くのはあんたの悲鳴さ」
「狂いたくなきゃ、ここで死ね!」
「蛇拳の毒は神経毒。効くだろ?」
「アタシは死神。お前の魂を刈り尽くす」
「悔しいのかい?もっと踏み躙ってあげる」
…など、サディスティックな台詞が多い。
同じイギリス国籍のエリオットを「坊や」や「いい男になったね」と評するシーンがある。
ここ数年のタイトルでは「国籍:イギリス」という表記で統一されているが、登場初期の頃は「国籍:イングランド」もしくは「イギリス(イングランド)」という表記がされていた。
DOA3のオープニングでは警官が駆けつけ騒がれ出す夜の街の暗殺現場から車で逃走するシーンが描かれ、エンディングではセクシーなシャワーシーンと部屋が公開されており、豹を飼っている模様。
DOA4のエンディングでは、クラブのショーにボンデージファッションのポールダンサーとして現れ、妖艶なポールダンスを披露し、近寄って来たターゲットの男の延髄を隙を見て取り出した針で一突きして暗殺を成し遂げている(かつてTeamNINJAに在籍していた板垣伴信氏はファミ通Xbox360において、「クリスティはエンディングもすばらしいです。ものすごくカッコイイエンディングです。じつに有害図書チックですがね(笑)。」とコメントしている)。
このエンディングを紹介している“DEAD OR ALIVE 4 OFFICIAL GUIDE -MASTER FILE-”(攻略本)のページでは「クリスティは、決して格闘家ではない。不意打ちこそが、もっとも彼女らしい闘いかたなのだろう。」と解説している。
DOA4のエンディングの影響か、DOAX2とDOAPではカジノのクリスティモチーフのスロット台“Poison Dancer”でクリスティの顔が3つ揃う「大当たり」を出すとポールダンスグラビアが見られる仕様になっている。
初代DOAXにおけるクリスティモチーフのスロット台は“THE TARGET”。ピストルやナイフが描かれたスロット台で後のPoison Dancer同様、大きなマイナス役があるハイリスク・ハイリターンな台である。
DOA3で、今ではすっかりファンの間で固有名詞として定着している「エレナ様」という呼び方を最初にした人物であり、DOAD以降のタイトルではドノヴァン、リサと共にエレナの事を「お嬢様」と呼ぶキャラである。
DOA4のキービジュアルで、厚底ブーツの踵が描き忘れられている。
2006公開の実写映画「D.O.A」では「クリスティ・アロン」の名でホリー・ヴァランス(日本語吹き替え:深見梨加)が演じた。
英語版ボイスはDOAX2、DOAP、DOADではApril Stewart(エイプリル・スチュワート)、DOA5ではLaura Bailey(ローラ・ベイリー)が担当。
DOA5からは新髪型としてボブカット、DOA6ではロングヘアーが選べるようになった。
DOA5LRまでのタッグモード(DOA6にはタッグモードが存在しない)で試合前・勝利時、タッグ協力技で固有演出がある相手はエレナ、バイマン、リグ。
DOA6で試合前・勝利時に固有のセリフをかける相手はエレナ、バイマン、リグ、エリオット、NICO。
DOA6のトリビアでは、「なぜ私があなたと食事を?」と言われながらもNICOとランチをとり、「真面目だねぇ。もっと人生楽しみな。」と言葉をかけるシーンが文章のみで描かれている。
DOA5とDOA6の特典ブックより「開発内ではとても人気」のキャラらしいが、DOAX3の登場権を賭けた総選挙では女性キャラクター15名中14位、最終得票率1.5%で残念ながら落選してしまった。現在もDOAXVVおよびDOAX3には未登場である(ファミ通の『DOAXVV』4周年記念特集、『DOA』シリーズより登場してほしい女の子は?アンケートで、リサと同点第4位26票を得ているが、DOAXVV3周年記念生放送では出演者の1人であるライターの
「いわゆる悪役的な立場のクリスティとか、どうやってこう島に来てオーナーの事を慕うのかって考えただけでも途方もない」
という言葉を、同じく出演者であり昔からDOAシリーズの開発に携わってきた現プロデューサーに
「そうですね」
と肯定されてしまっている(いや、クリスティはDOAX、DOAX2、DOAPと過去のXTREMEシリーズに既に登場していて、ああいうキャラでもそれなりに他の女の子と仲良くしてたんだから、オーナーと仲良くなる仕様だって特に問題ないのですが……)。
公式が意図的にか、たまたまそうなったのか実際のところは定かではないが、DOA6で金髪ツインテールに向かって「お仕置きだよ」とピストル構えて言い放つ中の人の出世作・代表作意識と思しきエレナ様の元サーバントVS現サーバント、サーペントVSサーバントの共演シーンがある。
ブラッド・ウォンの酔拳の動きを監修した龍飛雲氏からテクモ側に「蛇拳のキャラクターも作ってみませんか?」と提案があった事が誕生のキッカケだが、かつてTeamNINJAに在籍していた板垣伴信氏曰く、「蛇拳の製作は(エレナの)劈掛拳と比べると、そこまで苦労はなかった。ゲームモーションとしては派手さが足りなかったので、技をいくつか足した程度。」との事。
書籍“DEAD OR ALIVE HISTORY —Team NINJA FREAKS—”によると、かつては新キャラクターを生み出す際、メジャーな格闘技、マニアックな格闘技からそれぞれ1つずつ採用するという方針があり、DOA2で言えばアインの「空手」がメジャー代表、エレナの「劈掛拳」がマニアック代表、DOA3で言えばブラッド・ウォンの「酔拳」がメジャー代表、クリスティの「蛇拳」がマニアック代表である。
酔拳・蛇拳の権威である龍飛雲氏より、クリスティの動きをモデルに蛇拳を解説する指南書「DEAD OR ALIVE クリスティが教える蛇拳入門」が発売されている。
衣装・コスチューム
通常時はフロントジッパーのボディスーツ、ブラレスのレザー製ジャケットとベルボトムなどを着ている。
『DOA5』ではグラッシーズにアビエイター(ティアドロップ)サングラスをつけている。
追加コスには、従者を装っている時のタキシードなどがあり、ファンによってはタキシード姿のクリスティが印象深い人もいる。
DOAXにおいては、紺色のGストリングビキニ『ラピスラズリ』と、金色に蛇柄のバンドゥビキニ『ターコイズ』で、ネーミングは宝石に由来する。
専用水着は黒ヒョウをモチーフにしたTバックバンドゥワンピースの『パンサー』である。
DOAXではティナでプレイした時に購入出来るバニーガール水着…
「アルネブ(黒)」
「リゲル(白)」
「アンタレス(赤)」
「アトラス(青)」
「アルゴル(金)」
…は、DOAX2においてはクリスティでプレイした時に購入出来る水着として…
「タンザナイト(黒)」
「マラカイト(白)」
「ネフライト(赤)」
「ヴァリサイト(青)」
「ハウライト(金)」
へと変更されている(中の人の出世作を意識したのかな?バニー=うさぎだけに)。
関連タグ
銀髪
アサシン 蛇拳
DOA DOAX デッドオアアライブ
デッドオアアライブエクストリームビーチバレーボール
エレナ(DOA) バイマン
巨乳 乳神様