概要
TVアニメ『ドラゴンボール超』に登場する架空の宇宙。
通称『マッチョな宇宙』。全王による格付けは第8位。対となるのは第3宇宙。
DBの世界は全部で12の宇宙に分かれており、この『第10宇宙』はその中の一つにあたる。
この宇宙を管理するのは温和で博識な界王神ゴワスと象の様な姿をした熱血的な破壊神ラムーシ、幼い少女の様な姿をした天使クスの三人。
またかつて界王神ゴワスの元で東西南北の界王の一人、北の界王ザマスが界王神見習いとして修行を積んでいた。
格付けは12位中8位で少し低め。ラムーシは怠惰な破壊神で中々問題ありな性格、ゴワスも人間の成長は人間に任せ自分たちはただ見守るという方針であるため、上位宇宙に比べると評価はされにくい様子である。
二つ名のマッチョはラムーシの方針であり、ザマスの一件は「ゴワスの考えすぎ」が原因であるとしたラムーシが今度は肉体を信じるべきとの持論を展開。ゴワスもそれを了承し、筋肉を重んじる方針となった。
この第10宇宙と対になるのはロボット関連に重点を置く第3宇宙。前述のとおり筋肉など肉体重視である第10宇宙とは正反対のタイプの宇宙となっている。
力の大会では筋肉を重視し10人の猛者を選考。見た目は完全に色物枠だが、トッポとも張り合うムリチム、空を飛べるリリベウや相撲によるリングアウト戦を得意とする力士ナパパなど、意外にも単にパワーだけではなく力の大会のルールに即した人選となっている。
神々
- 界王神ゴワス
老齢の男性風な外見をした界王神。温和な性格で人間界については「見守る」というスタンスを徹底している。「“未来”トランクス編」にて弟子のザマスが悪事を働いていたのがきっかけで第7宇宙の悟空達と出会う。神チューブを見ることが趣味で最近では動画投稿も行っている様子。
- 破壊神ラムーシ
ピンク色の像の様な姿をした破壊神。破壊神ということで自分をちやほやしてくれる連中を気に入っている。割と怠惰な性格で、星を壊したりするのは大変なのであまりしたがらない。感情が高ぶると大声で叫ぶ癖がある。
- 天使クス
幼い少女の様な姿をした天使。明るく元気な性格。正義と悪の区別をつけたがるゴワスとラムーシにはよく忠告をしているが、自身は正義と悪のぶつかり合いには、思わず血湧き肉踊ってしまう。最近ではゴワスの手によって第10宇宙の戦士達と共に踊っている姿を神チューブに投稿された。
- 界王ザマス
第10宇宙の北の界王。界王でありながら卓越した戦闘能力を持ち、その実力を買われ見習い界王神としてゴワスの下で修行を積んでいる。極度に潔癖な性格の持主で、潔癖すぎるがゆえに人間不信に陥っており、遂には全人類を滅ぼす為ゴクウブラック及び人間0計画を執行する。
住人
ごく最近ババリ星に誕生した人類。朱色の肌をした屈強な体格をし恐竜のような頭部を持つ。性格は非常に凶暴かつ好戦的。ゴワス達が時の指輪で訪れた1000年後の世界では集落のようなものや村長らしき人物が現れると争いをやめひれ伏すといった文化や秩序が生まれつつあったが、その凶暴性にほとんど変化は見られなかった。
- ムリチム
「力の大会」第10宇宙チームの一人。修行僧のような風貌で、筋骨隆々の体格をしている。彼を始めとする第10宇宙の戦士たちは全員マッスルボディを作るため、必ず決められた時間にプロテインを摂取する習慣を遵守している。その筋肉は見せかけではなく、体当たりは超サイヤ人ブルーと互角のトッポも吹き飛ばす。
- リリベウ
「力の大会」第10宇宙チームの一人。蝶のような触角と羽を持つ女戦士。第9宇宙のバジルと交戦したが彼のエネルギー弾で吹き飛ばされ、さらに羽で空を飛ぶのを忘れ場外負け。最初の脱落者となった。その後は、ラムーシに叱咤されるがゴワスからは落ちてしまった者は仕方ないとして他の戦士を応援することを薦められ、大声で他の選手を応援した。
- ナパパ
「力の大会」第10宇宙チームの一人。「土俵際の魔術師」の異名を持つ第10宇宙の格闘技「ドヒョードル」の横綱。リリベウの次にバジルに狙われ気弾に押されるがこれを弾き飛ばし場外を免れる。しかし、その後フリーザに狙われ苦戦を強いられる。