概要
アニメ『ドラゴンボール超』「“未来”トランクス編」の登場するキャラクター。
ごく最近第10宇宙のババリ星に誕生した人類(知的生命体)。屈強な体格をし恐竜のような頭部を持つ。
名前の由来は英語で蛮族を意味するバーバリアンと元素のバリウムだと思われる。
性格は非常に凶暴かつ好戦的。ほぼ四六時中乱闘をしている野蛮な宇宙人。
人類(知的生命体)としてはまだ誕生したばかりなため知性は低く、言語ではなくただの唸り声を発する。
どこからか持ってきた材木を棍棒状に加工し武器として使用している。
当初は単体での活動であったが、1000年後は群体として集団活動・生活を営んでいる。
作中ではゴワスが人間不信が進むザマスに「人間達を見守る」大事さを説く為に彼らを紹介。現代世界では凶暴なババリ星人達が1000年後にはどうなっているのかを観察した。
ゴワス達が時の指輪で1000年後に訪れると、そこには相も変わらず凶暴なババリ星人の姿があった。それを見てザマスはさらに人間への不信感を募らせていくが、ゴワスは1000年の間に出来た集落のようなものに衣服を着用する習慣、楽器の様な道具に加え、村長らしき人物(と、側近らしき従者二人)が現れると争いをやめひれ伏す(ただし後者が確認できるのは漫画版のみ)といった文化や秩序が誕生・発展しつつあるのを発見。争いが簡単には消えずとも成長しているのだとザマスに人間の可能性について説こうとする。
しかし、ザマスにそれを見せようとした瞬間、背後から傷を負ったババリ星人の一人が彼らに襲い掛かり、ザマスはそれを見る機会を失ってしまう。そしてさらに襲ってきたババリ星人を斬撃で縦に両断する形で殺害。結果としてザマスを改心させるための1000年の旅は、逆にザマスの人間不信を加速させるきっかけとなってしまった(ゴワスは殺したその一人が種族を進歩させるきっかけを作る可能性もあったと咎めていた。更に言えば彼らからすればババリ星に来た二人は余所者以外の何者でもないので侵入者を迎撃しようとしたにすぎなかった可能性は十分ある)。
その後、ババリ星は作中には出てこない為悟空達のいる時間軸ではおそらく健在だが、ゴクウブラックが誕生した時間軸ではブラックの台詞から他の星々と共に破壊・滅殺されてしまったものと思われる。
なお、1000年という時間は現代の2000年代と1000年代(平安時代中期)であれば雲泥の差であるが、ババリ星人のような文化の生まれ始めた時期、つまり紀元前14000年前後から紀元前1000年前後までの縄文時代であれば誤差の範囲である。ゴワスは桁をひとつ間違えたと言わざるを得ない。
ゲーム「ドラゴンボールヒーローズ」では脇役にもかかわらず何故か参戦。
参戦が発表された時期はまだ本編に未登場だった為、一部で謎の恐竜キャラとして話題となった。
必殺技は手に持った材木で相手を殴る「全力ぶっ叩き」。
派生作品「ワールドミッション」ではストーリーにも登場。シーラスが起こした異変の影響によりヒーロータウンにて集団で姿を現し、散らばって破壊活動を行ったため主人公たちに各個撃破されていった。そのためババリ星人たちは団結して立ち向かうが、叶わずすべて倒された。
いざという時は団結して戦えることを知ったノートは、「ちゃんと文明があるのね」と感心していた。
ちなみにこの「異変」というのは、別の歴史のドラゴンボール世界から現代にやって来てしまったことを指す。倒されたババリ星人も現代ではなく別の歴史に生きる存在である。
元居た場所から無理やり連れて来られたことを考えると不憫であり、今度は自分たちが上記のゴワスとザマスの立場になってしまったのは皮肉である。