概要
「────────私の戦場に、男はいらない。」
CV:佐久間未帆
麻帆良女子中等部に在籍する中学生の女の子。
中学生らしからぬ大人びた雰囲気とナイスバディのクールビューティー。褐色肌とストレートロングの黒髪、三白眼が特徴。身長はクラスの中で最も高く、クラスNo.3の巨乳でもある。
一部のクラスメートからは“たつみー”というあだ名で親しまれる。
普段は神社の巫女として働いているらしく(生徒名簿の欄外に『龍宮神社』とメモあり。)、学園祭編の麻帆良武道会ではその開催会場ともなった当神社の一人娘であると紹介されている。 こんなでかい巫女がいたら経営に響きそうな気がする・・・・。
作者曰く、3-A最強のイロモノキャラ。
プロフィール
人物
裏の世界ではかなり名の知られた人物であるらしく、あるいは殺し屋とも噂されている実力者。常にどこかに銃を持ってるおっかない子。怒らせるとヤバそうなミステリアス褐色美女。
学園内では魔法関係者として学園長にも認知されているが、魔法生徒として組織に身を置いている訳ではなくあくまで協力関係として仕事を請け負うなどしている。
性格
育った環境(後述)のためか不意をつかれると反射的に銃に手が伸びてしまうという、プロフェッショナルとしての片鱗を見せる。
報酬さえ受ければどんな仕事でも請け負うタイプで、その仕事のためには己の感情をも冷徹に切り捨てる一面がある。それを垣間見たネギからは「仕事人」や「鬼軍曹」のイメージで認識されてしまったらしく、“龍宮隊長”と呼ばれ敬われるようになった。
任務遂行のためには手段を選ばない(学園祭で楓を相手に1枚80万円の「転移魔法符」を使用したり、麻帆良武道会で古菲を相手に大量の五百円硬貨を武器としてマシンガンの如く放つなど)反面、日常生活ではやたらとお金に細かいところがあり、その外見故に映画館入場の際などに中学生と信じてもらえず大人料金を請求されてしまうのが悩み(183時間目では年齢詐称薬で幼い外見に化けて小学生料金で入場するも、薬代で結局損したという失策を犯している)。
能力
恐ろしいほどの射撃技術と実戦経験を誇り、戦闘スタイルとしてはライフルによる長距離狙撃から拳銃による近接格闘(ガン=カタ?)までこなす。
跳弾を利用して遮蔽に隠れた標的を狙撃するといった絶技や近接格闘では剣を装備した妖怪のグループの包囲をいなすほどのレベル。更に、戦闘能力を有する魔法先生であるシスターシャークティを軽くあしらってもおり、その実力の高さが窺える。
得物の銃はただのエアガンであるなどと本人は嘯いているが、真名の狙撃時の到達距離や跳弾狙撃はもはやエアガンのそれではなく、発砲時に排莢やブローバックもあり、挙げ句に「ただの麻酔弾だ」と言った時にネギに見せていた弾の形状は明らかに7.62mmNATO弾だった。
彼女の使用する弾丸は着弾時に神秘的な光を発するのが特徴で、何らかの超常的な力や技術をエネルギーの素にしているか、超常的な力に対抗するために何らかの特殊な加工をしていると思われる。
これまでにレミントンM700、IMIデザートイーグル、PGMウルティマ・ラティオ、FN P90、H&K PSG-1、バレットM82(の形をしたエアガン?)の使用が確認されているが、いずれもどんなルートで調達したのかは不明。
また、学園祭編では超鈴音製の強制時間跳躍弾=B・C・T・Lという特殊な銃弾を使用している。
「麻帆良武道会」に出場した際は火器銃器の使用が禁止されたため、上述の五百円硬貨を連続して親指で弾き飛ばす技を見せた。豪徳寺薫は「羅漢銭」、「銭形平次の投げ銭」などと呼んでいたが、これらは手首のスナップで投げるものであり、彼女のはむしろ指弾に近い。
他にも相坂さよ事件の際に串状の投擲武器を使用したケースもあり、彼女が飛び道具全般のエキスパートであることを窺わせる。これらの投擲術も銃器同様、何らかの超常的な体術を伴うものと思われる。
本人によると左眼に「魔眼」を宿しており、これを用いて幽体を可視化したりしている(他にも魔眼を使用していると思われるシーンがいくつかある)。
普段は使用していないことから気、若しくは魔力を消耗する物と考えられる。ただし、具体的にどのような能力かは明らかにされていない。
刹那によれば敵の攻撃を察知する能力が非常に高いらしい(高畑の無音拳に反応するレベル)。その他にも、魔物の正体を見破ったり超長距離狙撃の役に立ったりしている。
アーティファクト
パクティオーカードを所持しており、幼い頃にミニステル・マギであった事が判明している。アーティファクトは二挺拳銃(能力等、詳細は不明)。
しかしながら彼女のパートナーであった青年(龍宮の持つペンダントの写真に写っている『KOUKI .T』なる人物)が2年前に死亡しているため、今は「記念のカード」と化し、当時の名残として所有するに留まっている。そのため、ネギのパートナーが持つ「生きている」パクティオーカードには存在する紋様や表記の一部が失われている。また、本編中で「死んでいる」パクティオーカードを見せた最初のキャラクターでもある。
生い立ち
本人曰く、かつてあるマギステル・マギの魔法使いの従者(ミニステル・マギ)として、魔法使いによるNGO団体「四音階の組み鈴(カンパヌラエ・テトラコルドネス)」に所属しており、世界中の紛争地帯を渡り歩いていた経歴を持つという(ただし、その説明を真に受けると、真名は年齢不詳の人物である)。そのころに契約したと見られるパクティオカードには"MANA ARCANA"(マナ・アルカナ)という名が書かれており、これが本名と見られる。
人間関係
桜咲刹那とは寮のルームメイトであり、たまに魔物退治の仕事を一緒にする仲。また長瀬楓ともプロとして実力を認め合う仲である。
基本的にネギに対しては理解者としてその努力と成長を見守るスタンスではあるが、プロとして「仕事」を請ければ敵対することも厭わない姿勢。学園祭編における超鈴音一味とネギ・パーティとの対決では、パートナーを亡くしている経験からか報酬のみならず超の計画に賛同して彼女の側についたもので、ネギに対し何ら恥じるところはないと語っている。
その他
・初期設定では日本人とプエルトリコ人のハーフだった。
・キャラクターポスターではパフェを食べる姿が描かれており、あんみつだけでなく甘い食べ物は色々好きなようである。
関連イラスト
関連項目
以下、ネタばれ注意!
作中終盤における決戦において、クラスメートであるザジ・レイニーデイの姉(?)と思われる人物“ポヨ・レイニーデイ”と交戦。魔族の中でもかなり上位の存在であるという彼女に対し、魔眼など自身の持つ能力を全力解放する。
左眼の魔眼は妖しげな光を放ち、黒髪も耀きと共に変色。加えて腰からは異様な翼が姿を現し、その正体が明らかとなる。
「──────────ああ。半魔族さ」
彼女は純粋な人間ではなく、魔族の血を持った混血(ハーフ)だったのである。
作中でハーフに分類される登場人物としては、他には刹那や小太郎などがいる。
UQ_HOLDER!において
続編UQ_HOLDER!では旧麻帆良学園こと天之御柱学園の学園長代行として再登場。
魔族のハーフということもあって不死ではないにせよ老化が遅い為、前作とほとんど変わらない容姿をしている。