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DJDの編集履歴

2018/02/16 22:09:30 版

編集内容:ザ・ペットの「More than meets the eye」でのコードネーム、並びに「Lost Light」での姿を加筆。

DJD

でぃせぷてぃこんじゃすてぃすでぃゔぃしょん

DJDは、IDW社から刊行されているトランスフォーマーのアメコミシリーズ「More than meets the eye」に登場するディセプティコンの一部隊である。D.J.Dとも。

概要

正式名称は「Decepticon Justice Division」(直訳すると「ディセプティコン正義執行隊」)。ディセプティコンにおける憲兵のような部隊で、「Find. Kill. Cleanse.(訳:見つけよ。殺せ。清めろ。)」をモットーに、脱走兵や裏切り者を捕縛して惨たらしい拷問を加えた末に処刑するのを任務としている。

メンバーは6体(のちにこの御方も協力者に加入)のみだが、全員が妄信的なまでにメガトロンとディセプティコンに忠誠を誓ったサディストで、どいつもこいつも罪人を楽しんで拷問・処刑する、残忍で残念な変態の集まりである。

しかも処刑対象は負傷してオートボットの衛生兵の施しを受けた者まで含まれるので、ディセプティコンだけでなくオートボットからも凶悪な存在として恐れられている。しかしレッカーズ隊長のスプリンガーによると、『Last stand of the Wreckers』の頃には、「エージェント113」というオートボットのスパイが潜り込んでいた。

メインメンバーの名前は、大戦を通じてディセプティコンが占領したセイバートロン星の主要都市「Fall of the First Five Cities」に因んでおり、本名というわけではない。メンバーの入れ替えがあればコードネームも引き継がれる仕組みになっているらしい。

そんなDJDが使用する宇宙船の名前は「Peaceful Tyranny(「平和的圧政」号)」であるが、これもまたメガトロンのモットー「PEACE THROUGH TYRANNY(圧政による平和を)」に由来する。

この宇宙船のエントランスにはメガトロンの像が飾られており、そこで感謝の祈りを捧げるのがDJDのメンバーの日課となっている。

処刑用BGMは、ディセプティコンだけでなくオートボットの間でも知られる有名な組曲「The empyrean suite」の第四楽章。罪人はDJDによる凄惨な拷問の末にこの曲を聞かされて死を迎えるのがお決まりのコースとなっているとのこと。

メンバー

メガトロン様大好きなデ軍顔の指揮官。詳しくは本人の記事を参照。

ターンとはディセプティコンの主要都市のひとつで、後述のヴォスやオートボットの首都であるアイアコンに隣接している。マーベル時代のTFアメコミから登場している設定の一つで、本シリーズではメガトロンの出生地という設定になっている。

  • ケイオン

『処刑リスト』の名簿管理人で、電気椅子に変形する。目の部分が凹んでおり、塗り潰したかのように真っ黒で瞳のない目をしている。

電気椅子に変形するだけあって、その拷問方法は数千ワットの電流を流すというもの。だがこれは嬲り殺すのを目的としたもので、罪人がギリギリ即死出来ない程度に出力を調整しているとのこと。

他のメンバーについては不明確だが、ケイオンに関しては「constructed cold」である事が明らかになっている。

「ケイオン」とはかつてメガトロンがグラディエーターとして活躍した都市で、ディセプティコンの司令中枢コーキュラー要塞が設置されていた事などから、ディセプティコンの首都として扱われる事が多い。都市としてのケイオンは、『プライム』や『アドベンチャー』など他媒体の作品にも登場している。

  • ヴォス

科学者。スナイパーライフルに変形する。

ターンによると皮肉屋らしいが、文法規範を極端に重視するあまり古代セイバートロン語しか喋れない変人であり、古典語に精通したターンぐらいしかまともにコミュニケーションが取れず、ヴォスが何を言っているのか読者にもわからない。最近は現代語を勉強しており、片言でなら話せるようになった模様。

画像の顔はマスクであるが、その裏側にはアイアンメイデンのような無数の棘とドリルを備えており、このマスクを罪人の顔面に押し付ける事で拷問する。その様が実にグロいと評判。

「ヴォス」とはアイアコン、ターンと隣接している都市で、マーベルUKのアメコミから登場している設定の一つ。

  • テサルス

顔に大きく✕マークが刻まれている四本腕の巨漢。セイバートロン風の装甲車に変形する。

腹部に巨大なミキサーを備えており、生きながら罪人を破砕して拷問するが、気紛れな上に飽きっぽい性格なので中途半端にやめてしまう事が多いらしく、アメコミ本編登場時もスカベンジャーズのフライホイールが下半身だけ残して粉砕された。

こうみえて仲間想いであり、ヴォスとケイオンが生死不明のまま置き去りにされた際は目に見えて凹んでいた。

「テサルス」はディセプティコンに占領された都市の一つであるが、その他の設定は未登場。

  • ヘレックス

『歩く溶鉱炉』とも称されるように、胸部の溶鉱炉で罪人をゆっくり融かしながら拷問する巨漢。巨大なアームを備えたセイバートロン風の装甲車に変形する。

「装甲車に変形し、胴体に特殊な機能を持つ四本腕の巨漢」という特徴は前述のテサルスと共通するが、デザインやカラーリングなどが大きく異なるのでほとんど似ていない。

人間的な顔つきなのでマトモそうに見えるが、実際は意識があるまま罪人のブレインモジュール(脳にあたる部分)だけをえぐり出し、その罪人の口に咥えさせるという某肉食系精神科医に匹敵するおぞましい嗜好を持つ変態。

「ヘレックス」とはケイオンと同じくディセプティコンの主要都市の一つであり、かつてメガトロンの玉座が設置されていた。マーベル時代のアメコミから登場している設定で、当初はオートボットのアイアコンに対するディセプティコンの首都として設定されていたものの定着せず、ディセプティコンの中枢コーキュラー要塞がケイオンに設定された事により、ディセプティコンの首都がケイオンへ設定変更されたという裏話がある。

  • ザ・ペット

ケイオンが飼育する、スパークイーターに取りつかれたターボフォックス。ケイオンに命じられ、罪人に噛み付くのを仕事とする。

その正体は実はスパークイーターではなく、なんと戦前リワインドの親友だったドミナス・アンバスというトランスフォーマー。戦中、オートボットのスパイ「エージェント113」としてDJDに潜入しヴォスの名で工作活動をしており、情報を戦闘時に弾丸として戦ったオートボット兵士に撃ち込むという形で連絡を行っていた。だが、『Last stand of the Wreckers』の後にその正体がばれ、DJDに報復として声とトランスフォームコグを奪われた挙句、飼い慣らされてペットになってしまっていた。

続編の『Lost Light』では潜入していた時の姿が登場。手が鉤状になっている点を除けば後任者に瓜二つというものだった。

  • ニッケル

DJDメンバーの健康管理を担う軍医にして紅一点。

小柄だが肝が据わっており仲間を思いやる気持ちが強く、メンテナンスを怠る他のメンバーたちを臆することなく叱責している。しかし、DJDメンバーが盛大にやらかした罪人の死体を目の当たりにしても平然としているので少々肝が据わりすぎである。

太古のセイバートロン星から旅立ったタイタンの一人プライオンで生まれた移民の末裔であり、ニッケルはその最後の生き残りとのこと。

軍医という性質からか他メンバーと異なり囚人を痛めつける残忍性が明確に描かれた事がなく、ちっこくて丸っこい可愛らしい容姿もあって色々と希望を持つ読者もいるが、所詮DJDなのであまり期待しない方が吉。

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