曖昧さ回避
ナムコのローリングサンダー
1986年にナムコが販売した、スパイ映画のテイストのある業務用アクションシューティングゲーム。1989年にはファミリーコンピュータにも移植された。
舞台は1960年代のアメリカ。プレイヤーは主人公「アルバトロス(コードネーム)」を操作し、秘密組織「ゲルドラ」の地下施設に囚われた同僚「レイラ・ブリッツ」を救出、および組織のボス「マブー」を倒すのが目的。
リアルタッチな作風ではあるが、敵は特撮ヒーローに出てきそうな怪人や戦闘員で構成された悪の組織、主人公は外見やモーションからモンキー・パンチ作品の影響が見られる。
ステージクリアごとにレイラが酷い目に合っているシーンが敵司令部のスクリーンに大きく映し出されるのも見どころで、ファミコン版でもわざわざ描き直されており、ファミコンにしては結構扇情的。
操作は4方向レバー、銃撃ボタン、ジャンプボタン。
ジャンプは敵を飛び越せるほどの高さではなく、空中制御、空中射撃も不可。
レバーを上に向けてジャンプすると、真上に大きく飛び上がって上の段に飛び移る。
上の段にいる時に下にレバーを入れてジャンプすると下の段に飛び降りる。
武器はハンドガン一丁、銃撃の射角は左右のみで、弾数制限があり使い切ると連射が出来なくなる。
弾丸は特定の扉に入ると補充可能。マシンガンを入手できる扉もある。
時間制限あり、ライフ&残機制。
ライフメーターは8つあるように見えるが、敵のパンチや体当たりなどの弱めの攻撃を一発食らえば半分の4つ減少、銃弾や爆発などに当たれば満タンからでも一発で即死。
ゲーム史上に残る詐欺ライフメーターとして語り草になっている。
ファミコン移植版ではちゃんと2つになっている。
全体的な難易度は高め。
ローリングサンダー2
1991年に業務用で販売された上記ゲームの続編。
同年、メガドライブに移植されている。
ローリングサンダー3
日本未発売。北米でのみ1993年5月19日にセガジェネシス(海外版メガドライブ)用として発売された作品。
新キャラクターである「ジェイ(コードネーム)」が主人公。
空中射撃と斜め射撃、ライフ最大値アップ、ラウンドスタート時に9種類あるサブウェポンから一つを選択してスタート、メインとサブの撃ち分け、バイクステージ、大型ボスの追加など、基本的な部分こそ踏襲しているが変更点を挙げればキリがない。
派手さは増した反面、従来のストイックさは失われた感がある。