ローリングサンダー
ろーりんぐさんだー
1986年にナムコが販売した、スパイ映画のテイストのある業務用アクションシューティングゲーム。1989年にはファミリーコンピュータにも移植された。
2020年8月から配信予定の『NAMCOT COLLECTION』の第二弾配信タイトルに本作が含まれている。⇒公式サイト内タイトル一覧
舞台は1960年代のアメリカ。プレイヤーは主人公「アルバトロス(コードネーム)」を操作し、秘密組織「ゲルドラ」の地下施設に囚われた同僚「レイラ・ブリッツ」を救出、および組織のボス「マブー」を倒すのが目的。
リアルタッチな作風ではあるが、敵は特撮ヒーローに出てきそうな怪人や戦闘員で構成された悪の組織、主人公は外見やモーションからモンキー・パンチ作品の影響が見られる。
ステージクリアごとにレイラが酷い目に合っているシーンが敵司令部のスクリーンに大きく映し出されるのも見どころで、ファミコン版でもわざわざ描き直されており、ファミコンにしては結構扇情的。
この演出のため後年のアーケード移植版はCERO:B(12才以上対象)となっている。
アクションゲームとして
操作は4方向レバー、銃撃ボタン、ジャンプボタン。
ジャンプは敵を飛び越せるほどの高さではなく、空中制御、空中射撃も不可。
レバーを上に向けてジャンプすると、真上に大きく飛び上がって上の段に飛び移る。
上の段にいる時に下にレバーを入れてジャンプすると下の段に飛び降りる。
武器はハンドガン一丁、銃撃の射角は左右のみで、弾数制限があり使い切ると連射が出来なくなる。
弾丸は特定の扉に入ると補充可能。マシンガンを入手できる扉もある。
時間制限あり、ライフ&残機制。
ライフメーターは8つあるように見えるが、敵のパンチや体当たりなどの弱めの攻撃を一発食らえば半分の4つ減少、銃弾や爆発などに当たれば満タンからでも一発で即死。
ゲーム史上に残る詐欺ライフメーターとして語り草になっている。
ファミコン移植版ではちゃんと2つになっている。
全体的な難易度は高め。