概要
演:曽我町子
ジュウレンジャーと敵対するバンドーラ一味を束ねる史上最大の魔女。
悪役ではあるがかなり人気が高い。
配下であるドーラモンスターを巨大化させる際に月から地球まで杖を投げるなど遠投能力はこいつらといい勝負。
子供が大嫌いで子供を狙った卑劣な作戦を実行する一方、子分達には慕われており、機嫌のいい時には子分達と一緒に歌って踊る事もあった。
元はジュウレンジャー同様古代人で、ダル族の女王だったが、息子カイが恐竜に殺された(実は恐竜の卵に悪戯をした所為で追いかけられ、崖から転落死したのが真相)所為で大サタンに魂を売って魔女となり、地球を死の星に変えようと企んだのであった。
最終決戦で、大サタンの力で復活したカイがジュウレンジャーとの戦いに敗れて消滅した際に涙を流した所為で魔力を失ったところを大獣神によって再び壺に封印された。
壺の中で諦めずに魔力を取り戻す事を誓っていたが、子分のラミィが夫グリフォーザーとの間に出来た赤ちゃんを見せると最初は拗ねていたが次第に目を細め、笑顔で赤ちゃんを抱っこしていた。
この事から推測すると、先述の歌でも明言していた子供嫌いは生来の物ではなく、息子を失った悲しみによる反動であったと思われる。
余談
ジュウレンジャーがパワーレンジャーとしてリメイクされた際、バンドーラを基にしたキャラである魔女リタは「その存在感や雰囲気を出せる役者がいない」という理由で、オリジナルを演じた曽我町子氏にお願いしたという逸話が残っている(ただし、声は吹き替え。また、後に代役が見つかり配役は変更された)。
また、パワーレンジャーにおいてリタ・レパルサとして登場した際には長期にわたって活躍し、パワーレンジャー勢に加勢したこともある。『電磁戦隊メガレンジャー』をベースとした『パワーレンジャー・イン・スペース』においてはついに人間となり、『魔法戦隊マジレンジャー』をベースとした『パワーレンジャー・ミスティックフォース』では善の魔法使いの長ミスティック・マザーとしてパワーレンジャーと共に戦うという波乱万丈の経歴を持つ。
劇中では子供が嫌いと言っているが、皮肉にも(いい意味で)当時の子供からは人気が出ていた。
ちなみに、ミスティック・マザーの基となったキャラクターである天空大聖者マジエルを演じたのも曽我町子氏。
この『マジレンジャー』がテレビ番組における曽我氏の遺作となったため、パワレンスタッフは亡き彼女への感謝と賛辞、そしてパワレンファン達へのイースターエッグとして、原典では別人扱いだったマジエルをリタと同一人物の善玉キャラクターとしてストーリーに組み込んだとのこと。
このためミスティック・マザーの映像はパワレンのリタとしては久しぶりに曽我氏が演じた日本版の映像の流用となっている。
関連タグ
プロフェッサーk…同じく子供嫌いの悪役、ただしこちらはアレルギー体質である。