概要
全てのクリスタルの欠片を集め、ミラクルマターを倒す事で現れる真のラスボス。
リップルスター女王に憑依していたのだが、完成したクリスタルの光で正体が発覚したことで、ファイナルスターを作り出し、そこでカービィとリボンの2人に最後の戦いを挑まれる。
絆創膏が貼られた真っ白で巨大な球体で、周囲に赤い板状の集合体で形成される翼と天使の輪を浮かべている。
登場時はニッコリと笑ったような顔をしているが、目のように見えていた2つの点は麻呂眉的な何かであり、カービィが近付くと口のように見えていた、真っ赤に染まった単眼を見開いて破裂する弾を放ってくる。
この真の目を攻撃すると赤い血のようなものが飛び散るという、『星のカービィ』シリーズでは珍しいグロテスクな表現が演出されている。構わず攻撃し続けると怯み、その隙に更に幾段階かの手順を踏むと棘の生えた緑色の尻尾を露にする。この尻尾を攻撃して初めてダメージが通る事になる。
前作のラスボスで見られた物理攻撃や分裂は行わないため、それと比べると色々な意味でマイルドになってはいる。バグスレスレの行為になるが、カメラ操作を利用する事で射撃の精度を大幅に下げる方法まであり、ラスボスとしての戦闘能力では下から数えた方が早い部類とさえ言えてしまう。
それでも0²の存在が今日まで語り継がれているのは、本体のみならずバトルフィールド全体に渡って圧倒的な雰囲気を漂わせているからであろう。特に専用戦闘曲である「0²戦」は非常に評価が高く、「妖晶零弐」を始めとした数多くのアレンジ曲が製作されている。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』では初めて公式にアレンジされ、葉山宏治による『超兄貴』のような曲として収録されている。
・通常版
・スマブラXアレンジ版
・スマブラ3DS/WiiU収録版
余談
名称や攻撃方法、絆創膏に天使の輪と前作のラスボスを示唆する点は数多いが、同一の生命体かはどうかは不明。そもそもダークマター族に含まれるかどうかも分かっていなかったりする。
この点は公式のガイドブックでもぼかされている。
表記について
正式表記は「0²」だが、環境によっては表示・記述が不可能な場合があるため「ゼロツー」の表記がなされる事も多い(また、「0²」表記で検索しても「02」が含まれたタグが一緒に検索結果に出てくるため、有用とは言いがたい)。
「ゼロツー カービィ」などの複数ワードで検索したほうがよいだろう。
pixivにおいては、ダーリン・イン・ザ・フランキスで同名人物が出てきた影響で検索には注意が必要であるほか、イラストの投稿率も逆転現象が発生している。
二次創作における扱い
正式表記「0²」が酸素分子の化学式「0₂」に似るため、そのように呼ばれる事がある。また、尻尾の形状がサボテンやワサビ等と例えられる事もある。
球状生命体の宿命か、それらを差し引いてもネタに走ったイラストは多く、ゆるキャラのような扱われ方になっているものも少なくない。