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ガンダムバエルの編集履歴

2018-09-30 14:38:28 バージョン

ガンダムバエル

がんだむばえる

ガンダム・バエルとは、TVアニメ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」に登場するモビルスーツである。

概要

ソロモン72柱序列第一位の悪魔の名を冠するガンダム・フレームの初号機。

ギャラルホルンの創設者アグニカ・カイエル厄祭戦時の乗機であり、機体には彼の魂が宿り、その魂に認められた者(=機体を起動する事が出来る者)は文字通りの「主(バアル)」として組織を統べる事が出来ると伝えられている。


ギャラルホルンでは単純な戦力以上に権力の象徴としての意味合いが強く、ラスタル・エリオンはこれを「錦の御旗」と表現していた。

マクギリス・ファリドは幼少期からこの機体の事を熟知しており、過去にラスタルから欲しいものはないかと聞かれた際に「バエル」と答えたことがある。


操縦には阿頼耶識システムによる交感を必要とし、加えて人体の機械化を禁忌とするギャラルホルンが長い歴史の中でその起動条件を忘却していった事もあり、これを操る事が出来る者は300年間存在しなかった。(幹部クラスの話では過去に何度か起動が試みられたが失敗しているとのこと。バエルの阿頼耶識のコネクタ形状やパイロット側の埋め込み位置が従来の阿頼耶識とは異なるのが特徴ではあるが、これが起動失敗の原因かは不明。)

その為、長らくギャラルホルン地球本部「ヴィーンゴールヴ」の地下層「バエルの祭壇」にセブンスターズ各家のガンダム・フレームと共に安置されていた。


厄祭戦から300年が経過した鉄血のオルフェンズ世界で、組織の全権を掌握する為にクーデターを起こしたマクギリスはアイン・ダルトングレイズ・アインによって得られたデータを使用して厄祭戦当時のオリジナルの阿頼耶識システムを復活させ自身に施術、300年の時を越えてバエルの起動を果たした。


ほとんどオカルトと化していたバエル信仰だったが、マクギリスへの明確な敵対を躊躇した、セブンスターズの面々の反応を見るに、ギャラルホルンの象徴としての影響力はある程度残されていたようである。

しかしそれも、ガエリオ・ボードウィンを陥れたという現実を覆すまでには至らず、セブンスターズは中立の立場を表明。ラスタル率いるアリアンロッド艦隊との、泥沼の戦いへともつれ込む結果となった。

その後の戦闘に於いてマクギリスは敗走を続け、次善策を用意していなかったこともあり最終的にマクギリスは戦死。

戦後、バエルはギャラルホルンの手に戻り、二度と再起動できぬようにコックピットブロックを取り除いた状態で修復された上で再びバエルの祭壇に封印された。


機体データ

型式番号ASW-G-01
全高18.0m
本体重量30.0t
動力源エイハブ・リアクター×2
使用フレームガンダム・フレーム
武装
  • バエル・ソード×2
  • 電磁砲×2
パイロットアグニカ・カイエル→マクギリス・ファリド

機体性能

この世界のガンダムとして原初の機体らしく、白銀に輝く細身の体躯を持つシンプルなスタイルでまとめられた機体で、バックパックには大型のスラスターウィングを有しており、光の翼と見紛うほどの巨大な噴射光を伴う推力を活かした高機動戦を得意とする。

そして現存するガンダム・フレームで唯一、厄祭戦当時のコックピットブロックを持ち、バルバトスやグシオン・リベイクと同じ垂直スティック型の操縦桿を備える。


純粋な機体性能は他のガンダム・フレーム機と同水準であり、機体特性面では対モビルスーツ戦を想定して現代改修を続け仕様変更を施されたガンダム・バルバトスルプスレクスガンダム・キマリスヴィダールに比べれば、厄祭戦当時の状態で動態保存されていたバエルは装備面で劣る部分があると言えよう。

しかし、過去現在の二人のパイロットの操縦技術・センスの高さによって単純ゆえに極めれば至高を体現するかのように高い戦闘力を発揮した。

事実、ガンダム・キマリスヴィダールとの決戦では「阿頼耶識システムtype-E」を使用したキマリスを前半は(バエルはリミッターを解除した様子が無いにも関わらず)圧倒していた(とはいえ中盤でtype-Eの出力を上げて以降は戦艦に押しやられるなど互角以上に持ち込まれたが。)


武装

バエル・ソード

腰部ブレードホルダーにマウントされる二振りの近接格闘武器。

グリムゲルデに採用されているヴァルキュリアブレードと同様の特殊超硬合金製の刀身を持つ。そのため頑強なモビルスーツを(手足に限るが)フレームごと切断するほどの切れ味を誇る。

特殊合金は硬度に優れるが素材の希少価値が高く加工も難しい為、メイスやランスのような大型武装には使いづらく、これを使用した武器は総じて刀剣など小柄な物に限られる。

バエルはこれ以外目立った携行武装を持たないが、これはアグニカが他の武装を必要としていなかった事に起因しており、彼の強さの象徴としての意味合いが強い。所謂アグニカ専用装備である。

ブレードホルダーはアームによってフレキシブルに可動し、スムーズな抜刀が可能。

作中では二本ともガンダム・キマリスヴィダール戦で折れているが、ファンの間では300年前の装備であるがゆえに、内部が経年劣化で脆くなっていたせいではないかと言われている。


デザイナーは当初「グリムゲルデの剣を仕立て直した」という設定でデザインを進めていたため、ヴァルキュリアブレードとほぼ同型の外見となっている。


電磁砲

スラスターウィングに1門ずつ内蔵されている小口径レールガン。

ウィング自体が持つ高い可動性により広い射角を誇る。

ダインスレイヴ用の弾頭は運用出来ない為、モビルスーツの装甲は貫通できない補助兵装。

主に装甲の隙間に打ち込んだり、牽制に使用する。


立体物

1/144スケールのHGIBO版と1/100版がラインナップ。

バエルソードが2振付属し、背中のバーニアがフレキシブルに可動する。


外部作品への出演

ガンダムVS.シリーズ

機動戦士ガンダムエクストリームバーサス マキシブーストON』にて2018年6月26日参戦。前回のガンダム・グシオンリベイクフルシティに続いて2連続の鉄血枠からのプレイアブル機である。

鉄血初のコスト3000機( 未稼働の続編を含めればルプスレクスだが…)であり、雑誌等々ではメイン射撃の電磁砲とサブ射撃の突進、特殊移動を駆使してバエルソードを叩きこむ機体と紹介されており、事実、電磁砲はダウンを取りにくいものの相手をよろけ易く格闘を叩き込む布石にしやすい。

それ以外だと、特殊格闘でバエル・ソードの突き刺しからレバー入力から様々な派生技を繰り出す。


耐久力は720とエピオン並に高いが、それに負けず劣らずなガチ格闘特化機体。サブ射撃の突進はスーパーアーマー付き、さらにDB格闘の出だしには格闘カウンター効果があり、その為かち合いにも強い。

特殊射撃は超高速で左右に移動しながら急接近、バエルソード突きを仕掛ける。見ていれば迎撃等対処できるのだが、見てないと一瞬で間合いをつめてくるので相手からすれば目を離せない。それらに加えて後格闘でのピョン格もあわせて立ち回れば3次元的な高速戦闘で敵を攻め立てる高機動格闘機。


近距離の読み合いでよろけやすいメインとねじ込めるサブを使い分け相手を切り崩し、様々な派生を持つ格闘や特殊格闘につなげてコンボを繰り出せば、マクギリスが欲するのも納得の大ダメージを叩き出す。特に特殊格闘関係のコンボでは覚醒を使わずに300ダメージを出せたとの報告もあり、各地で対戦研究を行うプレーヤーらを驚かせた。


弱点はエピオンを引き合いに出しことでお察しの通り、射撃戦が不得手…というより出来ない。電磁砲は射程限界があり遠くまで飛ばず、射撃CSで行う武器投擲ぐらいしかまともな飛び道具がない。この間合いだと特殊射撃の急接近が活きそうに思えるが実際は『ステップなどで誘導を切るとその場で突き刺しに移行する』という性質があるので、バックステップで攻撃をずらされて迎撃、といった見られている状態だと対策されやすい。

やはり近距離の押し付け武装が届かない距離を保たれると辛いところ。射撃を如何に掻い潜る腕が問われる機体である。


関連イラスト

ガンダムバエルガンダムバエル(再設定バージョン)


関連項目

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

ギャラルホルン ガンダム・フレーム

マクギリス・ファリド

鷲尾直広

ガンダム・フラウロス:パーソナルカラーに塗装される前のカラーリングが同一、これは元々はフラウロスのほうがバエルとして設定されていた名残。


オカダ・カズチカ:レインメーカーポーズで有名なプロレスラー。初登場時の象徴的なポーズは、大張正己氏が彼を模して作画したもの。

すしざんまい:よってこちらのポーズではない。余談だがオカダ氏は後にリングで、このポーズもパフォーマンスとして行うようになった。


ランスロット・アルビオン:「コードギアス反逆のルルーシュ」より。搭乗者中の人が同じ、白を基調としたカラーリング、二刀流、光の翼など、共通点が多い。

レイファルクス:ほぼ同時期に発表があったフレームアームズ発のそっくりさん。カラーリング・大型翼の共通点を持つ他、原理不明ながらこれ1機で全世界を掌握できる(誇張なしで)チートじみた能力を持つ。「劇中のバエルにもこれぐらいの能力があれば・・・」と思った人は少なくないだろう。

エグゼブ…彼のセリフに「もうこの玩具もお払い箱だ」というセリフがこの機体の立ち位置を的確に表しているともいえる。

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