概要
任天堂各種ゲーム機内蔵の『似顔絵チャンネル』『Miiスタジオ』、そして『トモダチコレクション』などで作成できるゲームキャラクター。
顔のパーツなどを組み合わせて似顔絵を作成することができる。
作成したMiiは、対応するソフトにてプレイヤーとして使用することもできる。
改変の可能/不可能の設定もできるようになっており、不可能にすると他のユーザーはそのMiiの顔パーツをいじる事ができない。
名前の由来は、英単語で自身を表す「me」と「Wii」を合わせたものだが、もともとは『トモダチコレクション』の前身にあたるゲームのために作られたもの。
そのため、『トモダチコレクション』にもMii作成機能があり、互いにデータのやり取りが可能。
のちにニンテンドー3DSとWiiUにも実装され、その際使用可能なパーツが増えたり、顔パーツの縦横比を変えることができるようになった。
そのため、3DS/WiiUのMiiはWii/DSに対して下位互換性を持つが、その逆は上位互換性を持たない。
QRコード
3DS/WiiUからはMiiの配布用途としてQRコードの出力ができるようになった。これによりネット上での公開がやりやすくなっている。
公式で配布されたQRコードの特別なMiiには下半身が金色のものとなっているが、これは一部ソフトでは使えないMiiとなっている事がある。
注意しないといけないのが『トモダチコレクション新生活』であるが、こちらで作成したMiiのQRコードはトモダチコレクション新生活専用となるのでMiiスタジオでは読み込めない。
ちなみにMiiは本体に記録されるので、本体故障での消滅などの万が一の場合のバックアップ用途で出力するといった使い方もできる。
アバターか?
Miiは他社ハードのアバターに相当するが、それらが「自分の分身(avatar)」なのに対して、Miiは自分や友達、芸能人など、様々な人に似せたMiiを作ることが想定されている。従って、保存可能なMii数も100~3000と桁違いに多い。
ゲーム中で使われるシチュエーションも、自分の分身としてだけではなく、観客席にいたり街中の通行人であったり、マンションの住民であったり看板の顔であったりと様々なシチュエーションで登場する。
よって、アバターというよりは自分で作れるゲームキャラのようなノリで使用されている。
使えるタイトルによってはアクションで表情が変わるので作成する場合はなるべくニュートラルな表情で作るとよい。
利用制限
ゲーム中の様々なキャラクターとしてMiiは登場するが、友達のMiiが使われることを考慮し、敵キャラとしての登場には一定の自主規制が存在するようである。
例えば『WiiSports』では、CPU戦の相手は必ずソフト側で用意されたMiiであり、似顔絵チャンネルのMiiは対人戦でしか登場しない。
これは、「嫌いな人のMiiを作り、ボクシングのCPUにして叩きのめす」ような遊び方を制限するためと見られ、スマブラへの参戦がスマブラXの時点で見送られていたのもこれが理由と思われる。
後述のスマブラ4作目では、初めて「倒され役」のMiiである「謎のMii軍団」が登場するが、ゲームの性質上一瞬でふっとばされる上、フィギュアの説明文にもある通り全員笑顔になっているなど、痛々しくならないように配慮されている。
スマブラ参戦
2014年発売のシリーズ最新作『3DS/WiiU』にてMiiファイターとして参戦することが決定。
Miiスタジオで作ったMiiをファイターとして参戦させることができる。
また同作では謎のザコ敵軍団役にも抜擢され、「謎のMii軍団」として本体に登録されたMiiが出現する。
これとは別に、原作でMiiが登場するステージの背景や約物としても登場する。
- トモダチコレクション(3DS)…マンションの住人
- すれちがい伝説(3DS)…プレイヤーMiiが王子の格好をして囚われている
- パイロットウイングス(WiiU)…ロケットベルトで飛んでいる
- ウーフーアイランド(WiiU)…スポーツを楽しんでいたり観客だったり
pixivにおいて
Pixiv内では、有名人や漫画やゲームのキャラクターなどをMiiで再現したスナップ画像が多くみられる。
緑髪やピンク髪など、ヘアカラーの対応していないアニメ・ゲームキャラに対しては作成が困難であったが、「トモダチコレクション新生活」では“毛染めスプレー”を使うことで、(そのゲームのみだが)再現度を高められるようになっている。
ただし“お風呂セット”を使用したり、編集で髪の色を変えると解除されるので注意しよう。
これを受けたのかMiitopiaにおいては、デフォルトで“毛染めスプレー”と同様の髪色に加えて多彩な目の色も設定できるようになった。
後に「Nintendo Switch」のMii作成機能で肌と髪の色、眼鏡が増え、更に目の色も増えた為、更に再現度が高まった。それにより、Miitomoでもその新機能が加わる。
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