演:眞鍋かをり
概要
宇宙考古学者であり、カツミ曰く「綾香市ではちょっとした有名人」だったらしい。またアイゼンテックの愛染マコトとも面識があった模様で、ウシオ曰く「随分とお世話になった」らしい。
しかし本編開始の15年前、「夕飯のすき焼きの豆腐を買いに行く」と言って家を出たっきり、その消息を絶っている。家族は今でもミオの生存を信じ続けており、彼女の誕生日にはすき焼きを作ってお祝いをする等、彼女の帰りを待ち続けている。
なお、イサミが宇宙考古学の道を志したのは母親の影響によるもの。
また、カツミによると、イサミは「母さんのすごい部分とヘンテコな部分を受け継いでいる」とのこと。
夫のウシオとは過去(恐らく結婚前?)に交換日記をしており、「ミーしゃん」「ウーたん」と呼び合う程ラブラブだった模様。
しかしその日記の中にはなぜかルーブクリスタルが描かれていた。
第3話では、マコトと共にクリスタルや妖奇星について研究していたことが判明。
第8話では、マコトとの研究の最中に、二つのルーブジャイロを持って彼の前から姿を消していたことが発覚した。しかし、その理由は不明。最も考えられるのは彼の正体に気付いたからであると思われるが……?
長らく顔が映らなかったが、第22話にて遂に本格登場。同時にOPでもメインキャラクターの一人として専用クレジットが追加されている。
これまで具体的な人物像は語られてこなかったが、演じる眞鍋曰く「とてもパワフルな女性で、時にはまわりを振り回しながら、目的に向かって一直線に突き進む芯の強さを持っています」とのこと。
真相
第21話にて失踪の真相が明らかとなり、アイゼンテックがルーブジャイロを発掘した噂を聞きつけた美剣サキが奪い返そうと彼女に接触したことにより、それを守ろうとして逃走の末に起こった事故で次元の彼方に飛ばされた(第22話のミオの会話によれば、ルーブジャイロが起動したことにより起こったもので事故ではないらしい)。
この為、マコト=チェレーザが失踪の原因だったのは兄弟の推測の域だとも思われたが、続く第22話では、彼の行おうとしていた「AZ計画」がサキのルーゴサイト迎撃の地球爆破とほぼ同一のものであると踏んでいたことが判明。ミオがジャイロを持ち出してアイゼンテックから逃亡し、上記の流れに至ったようだ。
第22話で、元の世界に帰還し、家族と再会。それと同時に失踪の経緯やルーゴサイトの正体についてを語った。なお、失踪していた際の湊家の15年間については次元の彼方で全て見ていたとのことで、息子2人がウルトラマンになったことも知っていた。
しかしアサヒに関しては、ミオ自身家族としては認識できているようだが、正体にも心当たりがない。
ミオはそれらをアサヒ本人に直接話した上で彼女を受け入れる姿勢を見せており、「正体に関する3つの推論」を挙げている。(ミオ曰く「『アサヒ』は湊家に女の子が生まれたら付けたかった名前」らしい)
「湊家の子供達のうち、アサヒだけ過去の思い出の品が何一つ残っていない(=過去に存在していた証拠がない)」という謎はミオに解明できないままであった。
なお、ミオの設定上の年齢は50歳になるが、容姿は失踪当時から変わっていない。同級生であったはずの夫ウシオとは明らかに外見年齢が違っているし、推定23歳のカツミ、大学生及び兄の年齢から19~22歳であるイサミと親子関係にしてはあまりにも若すぎるが(ミオ役の眞鍋は放送当時38歳であるため、役者同士でもウシオ役の山崎銀之丞とは20歳差、カツミ役の平田雄也とは13歳差、イサミ役の小池亮介とは15歳差)、これは異次元と元の世界で時間の流れが異なるためであることが「HYPER HOBBY」 VOL. 12にて明言されている。
余談
湊家の面々の大半は海に関連あるものから名前が取られている為、ミオの由来は航路の指標として使われた澪標(みおつくし)からだと思われる。大阪市の市章に使われるアレの事である。(単純に澪だけならば、航路を意味する)
また、和歌においては「身を尽くし」との掛詞で使用されるフレーズであるが…。