オニバンバ
おにばんば
「タロウめ~、人間の味方をしおってー!生意気ーっ!」
概要
きさらぎ星に住む宇宙人で地球上では性悪な老婆の姿で様々な悪事を働いているが、その本性は悪鬼の如く不気味な亡霊を思い起こされるような顔をした怪人。
妖怪の鬼とは仲間(あるいは同族のことかも知られない)で、節分の日だけとはいえ仲間である鬼たちが虐められることに不快感を覚えており、同じ宇宙人でありながら地球人を助け、尚且つ彼らと共に豆まきをして楽しむタロウに憎しみを覚えている。
オニバンバとしての姿は鬼を仲間と思っているだけは在り、白髪の鬼そっくりの姿をした怪獣そのものといった姿で、金棒を武器としている。口から少く縮小液が含まれた白い糸を吐き出し、人間を閉じ込めて、こね回すことで小さくし、豆状の粒へと閉じ込めてしまう事が可能。
また、両方の姿の共通の攻撃手段として口から高熱の火炎を吐き出す。
しかし、戦闘形体とされるオニバンバの姿や名前からも分かる通り、両方とも豆を苦手としている弱点を持っており、これに打たれると大幅に弱体化してしまう。
劇中、巨大化し、オニバンバの姿へ変身すると、タロウ=光太郎を上記の縮小液が含まれた白い糸で一郎少年共々包み込みこんで豆粒大に縮小し、それを一郎少年の弟である二郎少年の持つ豆袋に紛れ込ませ、じわじわと恐怖を与えながら彼に食べさせて亡き者にしようとするが(タロウの世界なのであまり気が付かないが、結構グロイ)、その様子を陰から観察していた際、興奮のあまり思わず大きい声を出して彼に気が付かれて失敗してしまう。
さらにZATがやって来たため、オニバンバの姿となって応戦するが、その際、二郎少年に光太郎たちが閉じ込められた豆を投げつけられたため、思わず金棒で叩き割ってしまいタロウが復活。
タロウに応戦するが、金棒を奪われて滅多打ちにされた挙句、大嫌いな豆を投げつけられ、取り戻した金棒で弾き返そうとするも矢も盾もたまらず散々浴びせられ続けられたため戦意を消失。最後はケツバットをもろに喰らって吹っ飛ばされ、宇宙へと退散していった。「来年の今日また来るからな~!」との捨てゼリフと共に…(その後、タロウが「忘れ物だぞー!」と投げつけた金棒が頭にクリーンヒットした…なんか可哀そう…)。
余談
体色の赤い部分は、ZATのイメージカラーである青との対比を意図している。