概要
師匠はのむらしんぼ。
昭和62年に樋川博一名義で『快晴!!青空教室』で第14回藤子不二雄賞佳作を受賞。同期受賞者は同じく佳作のむぎわらしんたろうと、同賞入選の谷沢直。
代表作は『星のカービィ デデデでプププなものがたり』(以下デデププ)。
「デデププ」の連載末期から、突然別人が描いたような絵になる。
真っ白な背景、ギャグの切れが無い、キャラの瞳の描写の劣化、スクリーントーンの貼り忘れなどが目立つようになり、単行本23巻以降の表紙絵からも著しい劣化が伺える。
周囲からは「やる気が無くなった」と言われており、連載終了も既に噂になっていた。その原因と言われるのがうつ病説である。
しかし、この説に関しては某掲示板にて書かれたことであり、本当かどうかは定かではない。
この他にも、元アシスタントを名乗る人物が「株でもうかってやる気が無くなった」という発言をブログで行った事からこちらの説も噂として広まっていた。
2017年夏、漫画家のカメントツ氏が小学館の雑誌「ゲッサン」で連載しているルポ漫画「カメントツの漫画ならず道」において、ひかわ氏本人へのインタビューを元にしたエピソードが掲載され、一連の噂の真相が明らかとなった。
本人の発言のため信憑性は高いと思われる。
語られる事の多い「編集の横暴による鬱」という説はきっぱりと否定された(むしろ小学館のサポートなくしてカービィは描けなかった、と語っている)ものの、明かされた真相はやはりというべきか非常に重苦しい物であった。
ある意味では、漫画家など「創作物を作る職業」の現実の一端が現れてるとも言える。
特にひかわ氏や彼の作品のファンにとっては非常に衝撃的、かつ陰鬱な内容であるため、このエピソードを閲覧する際には十分に覚悟を決めてからにする事を推奨する。
なお、上記の元アシスタントを名乗る人物がブログに書き込んだ内容と一致する点が少なからず存在するため、少なくともこの人物が当時の制作内情を知る立場に居た可能性は高いと思われる。
2017年冬、コロコロアニキで星のカービィ デデデでプププなものがたりの新作が掲載。
これに伴い師匠・のむらしんぼとの対談ならびにコロコロ創刊伝説における、「デデププ」打ち切りの顛末が語られた。なお、ここで描かれているひかわの発言も、先述の「カメントツの~」とほぼ同一であり、読む際には注意が必要。
そして2018年夏、正式に連載となった。
その後発売された「傑作選 デデデ編」にて好きな番組は吉本新喜劇(旧吉本興業)の主演のバラエティー、ザ・ドリフターズの主演のバラエティーで好きなアニメはトムとジェリーとコメントしている。
そのためか、作中それらへの愛ゆえのパロディー、小ネタが多い。
作品
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ(原作:セガゲームス)
- エスパークス(原作:征矢浩志)
- がおがおおれゴジラ(原作:東宝)
- とんでもとんでモスラ(原作:東宝)
- PC原人くん(原作:ハドソン)
- 星のカービィデデデでプププなものがたり(原作:任天堂)
- SUPER桃太郎電鉄DX(原作:ハドソン)
- 大乱闘スマッシュブラザーズ(原作:任天堂)
- ポケットモンスター(原作:任天堂)