概要
サンエックスのキャラクター文房具シリーズ。および、その主人公の名前。
ノートやカンペンケースに漫画を掲載し、消しゴムや鉛筆でミニゲームを進めるというギミックを組み込んだ「遊べる文房具」。
1989年に第1弾が発売。以降、半年に一回のペースで刊行され人気を博したが、1995年の第9弾で唐突に終了した。ストーリーが佳境に入ってきたところでの打ち切りは当時のファンに混乱をもたらしたが、明確な理由は今もって明らかにされていない。
当時ファンクラブ会員に配布されたペーパーには「いろいろな問題のために、なっとくのいく発売のしかたができないことがわかり、終了させることになった」となんとも曖昧な文言が記されている他、復刊ドットコムで復刻した際のオマケの小冊子に「文具メーカー以外にたくさんの会社から話が来るようになってビビった」「人気がなかったから終わったのではなく、いろいろなしがらみの中で止まってしまった」という当時のスタッフの発言が掲載されている。それらから推測するに、メディアミックスが進んで人気が出すぎてしまい、様々な会社から今後の展開に口出しをされるようになることを恐れて打ち切りに至ったのではないか…と言われている。ただ、これも資料から導かれた推測に過ぎず、当事者からはっきり語られたわけではない。
しかし現在でも当時の支持者が多いためか、2016年にTHUNDERBOXとコラボ、同年にLINEスタンプが配信されている。
プロローグ
まだ神すら生まれていない遥か昔
地球は自然の法則によって形成され、本当に自由に、
豊かに生き物が生活していた。
ところが、
暗黒の世界からこの平和な地球を支配して神になろうとした男が
やって来たのである。
その名も『Drガルボリ』という天才科学者で平和を嫌い、
各地に自分が造った怪獣を撒き散らして地球で暮らす生き物達を恐怖に陥れたのである・・・。
だが、
平和なこの世界が破滅へと近づいたとき、
一人の少年と一匹のサルがDrガルボリを倒すために。そして、
平和の石『ニュートロン』を探すために立ち上がったのである。
その少年の名は
『ESPARKS』-〝エスパークス〟という・・・
関連タグ
征矢浩志 - 原作者。通称:ソッピー君。フリー転向後も引き続き本作を担当。
笹木竹丸 - 元アシスタント。後にSan-X退職後ヘリタコぷーちゃんを執筆した
あいみてつろう - アフロ犬の生みの親。part9にてアシスタントをしていたことが謎の店の公式Twitterにて判明した。
山下たかひろ - コロコロコミックにてコミカライズを担当。児童漫画だがその内容はグロいしエグいしえげつない程にシリアス。
冒険時空タイムネット - 征矢氏がフリー転向後に手掛けたコミカライズ作品だが、やはり児童漫画らしからぬ色々とえげつない描写が多い。
因みにサンエックス出身者が描いたサンリオ漫画でもある。
音戯の譜 - おとぎ話や児童文学を題材にした実質後継作。但し此方はオトメをメインターゲットにしている音楽系コンテンツ。
どうあがいても絶望 - 本編含めまさにそれである。