「分かった。死ぬ程の金だな。」
詳細
ミュージシャンを目指していた男・山越佑と契約した敵イマジン。身長192㎝、体重119㎏。
山越の「死ぬ程の金があれば」という望みを叶える為、能力を駆使してあらゆる場所から現金の強奪を繰り返した。
身体の透明化能力を持ち、手に持った鞭による打撃と、ビルをも焼き尽くす口からの火炎放射で攻撃する。
外見
劇中では言及されていないが、契約者のイメージ(グリム童話「カエルの王子様」のカエル)と全く違う姿で実体化している。
頭部の角は死神カメレオンを連想させる。
余談
同時期に放送されていた獣拳戦隊ゲキレンジャーの敵幹部・獣人メレとモチーフが同じ(風貌も酷似)であり、序盤でカメレオンの怪人が登場して2話で敗北した事でゲキレンジャーのスタッフは怒っていたらしい。
契約者の山越を演じた波岡一喜氏は、その後平成ライダーシリーズ第15作にてレギュラー出演している。
なお、柳田理科雄氏によれば、この時カメレオンイマジンが集めた金は336億円、重量にして6700㎏にも及ぶとのこと。(空想科学のメルマガ2014年6月8日号より)
また、頭に疣がある事から、一応カエルのイメージ自体は反映されている事がわかる。
ちなみにカメレオンが登場する物語は別に実在しており、ケニアのキクユ族の間では「人間に死んでも生き返る事を伝える為に神がカメレオンを使いに出したものの、歩みが遅かった為にツグミを使いに出した結果、人間は生き返る事ができなくなった」と言う民話や、ザンジバルでは毒を持ち食べた鳥を殺してしまう話などが伝わっている。
また、ヨーロッパの民話にカメレオンは一切登場しないが、ディズニー版のラプンツェルにはカメレオンが登場しているし、南欧にはチチュウカイカメレオンという種が生息している為、これらのイメージが混ざった結果カメレオンイマジンが誕生した可能性も考えられる。(ただし、塔の上のラプンツェル公開は電王の後なので、後者の可能性が高いか。)