- 「重なり合って寄せてくる波」のこと。次に記す駆逐艦の名の由来となった。
- 大日本帝国海軍の神風型駆逐艦の32番艦。1908年竣工。1924年に掃海艇となり、1928年に第7号級掃海艇第9号と改名。1930年には雑役船となり公称第757号と改名。1933年廃船。
- 大日本帝国海軍の吹雪型駆逐艦の11番艦（II型の1番艦）。1930年竣工。1941年のマレー作戦においてイギリス領マレーの東岸コタバルに陸軍の強襲隊を輸送・護衛した。1942年の第三次ソロモン海戦では、単独行動中にアメリカ第64任務部隊に遭遇。戦艦2隻・駆逐艦4隻の敵艦隊と単艦で交戦し、戦艦1隻損傷（異説あり）、駆逐艦2隻撃沈・1隻損傷の大戦果を挙げる。だが綾波も集中砲火を受けて消火不能の火災となり、総員退艦となる。生存者全員が救助されてまもなく、魚雷に誘爆して沈没した。
- 海上自衛隊のあやなみ型護衛艦1番艦「あやなみ」。1958年竣工。1986年除籍。
- 新世紀エヴァンゲリオンの登場人物→綾波レイ
- 3.を艦隊これくしょんで擬人化したキャラクター→綾波(艦隊これくしょん)
- 3.をアズールレーンで擬人化したキャラクター→綾波(アズールレーン)
- 3.を戦艦少女で擬人化したキャラクター
1.から2.を命名→2.の名を3.と4.が継承→5.が3.にちなみ命名→6.と7.と8．が3.の擬人化として登場と一応全部繋がっている。
3.の概要
マレー作戦においてイギリス領マレーの東岸コタバルに陸軍の強襲隊を護衛・輸送。この戦いにより大東亜戦争(太平洋戦争)が開戦(真珠湾攻撃より2時間早い)。
第三次ソロモン海戦において、主力艦隊相手に1隻で突撃し、駆逐艦2隻を大破、2隻を轟沈させ、更にアメリカ海軍の新造戦艦サウスダコタを小破させるという異例の大戦果を挙げた武闘派中の武闘派。その獅子奮迅ぶりから鬼神や黒豹といった異名を持つ。
これは偵察隊として動いていた川内達が先に敵と相対し、綾波は単艦で迂回路を取っていた（これ自体はちゃんとした命令の元に行われている）ら相手の側背を衝けたという物である。
「阿修羅」、アメリカ側から「悪夢」などとあだ名された夕立と並ぶ武勲艦である。
しかも、資料が限られて実際の活躍が不明瞭な夕立と比べ、綾波は生存者が多い上、アメリカ側にも資料が残っている。
綾波はこの後、戦闘時に受けたダメージにより大爆発を起こして轟沈してしまうものの、かろうじて難を逃れたサウスダコタは、今度は戦艦霧島にタコ殴りにされて戦線を離脱するハメになっている。
なお、轟沈の際は敵艦による攻撃と艦内に発生した大火災で満身創痍の状態であり、更にその炎に炙られた内部機器や魚雷が誘爆する危険性が非常に高く、いつ爆発沈没してもおかしくなかった。だが、綾波は乗組員の脱出完了までその形状を維持し続け、結果として戦闘中に死亡した乗組員を除く全艦員の8割が脱出に成功し、その大半が駆逐艦浦波に救助され、生還した（大規模な海戦で沈没した軍艦乗組員の生存率としては極めて高率）。そして救助が完了した直後、綾波自身は懸念通り大爆発を起こし、沈没している。
なおこの後、日本艦隊は戦艦サウスダコタ、ワシントンへ雷撃を行ったが失敗している。
この理由は日本側が魚雷の信管の調整に失敗し、波浪の衝撃による自爆が多発したのもあるが、魚雷の進路に綾波が沈めたはずの米駆逐艦の残骸が亡霊のように立ちはだかったからである。
7.の概要
「出撃ですか？ 出撃しましょうか！ 今は最適な時間ですよ！」
戦艦少女に登場する艦船。
極序盤の海域からドロップする低レア艦だが、改造後に習得可能なスキル「ソロモンの鬼神」は夜戦時の火力・魚雷・命中・回避を上昇させ、中破しても通常通りの攻撃力を発揮するというもの。元々駆逐艦は夜戦で真価を発揮する艦種だが、夜戦時の綾波は桁外れの活躍を見せる極めて強力な艦で、ゲームを始めたばかりのプレイヤーにとって将来有望株。
姉妹艦の吹雪は特型駆逐艦の能力を底上げするスキルを習得するため、特型駆逐艦で艦隊を組むことで強力な水雷戦隊を結成できる。
性格は真面目な努力家である一方、夜になると血が騒いで出撃したがる血気盛んな所もある。サウスダコタの事は立派な相手だと呼んでおり、機会があればまた戦いたいと思っている。
