概要
1、2世紀頃、ギリシャ文字やローマ字など他の文字を参考にして北イタリアで作られたとされる。
元々は木に刻んで記されていた事から、木目に紛れないように縦線と斜線によって構成される字体となっている。
原カナン文字およびその派生言語であるヘブライ文字のように字体や発音だけでなく、それぞれの文字自体に意味が付されている。
例えば稲妻マークのような、またはSの字をカクカクにしたようなソウェイル(ソエル)には「太陽」という意味がある。
神秘的なイメージの強いルーンだが、ひらがなやカタカナのように日常で用いられる語でもあった。
現在よく見られるラテン文字アルファベットが使われるようになると、古いルーン文字に神秘性がより見出されるようになった。
こうして呪術用の文字として用いられるのが盛んになる。現在でも占いに用いる人がおり、そのための関連書物も出ている。
ファンタジーの分野では、実在のルーン文字ではなく、作品世界における神秘性や魔力を持った文字の名称としても使われている。
尚、現代世界においてもルーン文字は完全に廃れた訳ではなく、アイスランドの公用語であるアイスランド語においては第三ルーンであるソーン(Þ)がラテン文字に取り込まれる形で現在でも用いられている。
関連イラスト
外部リンク
関連タグ
RUNE ルーンクエスト ルーンの子供たち ルーンファクトリー シュガシュガルーン
- オルトヴィーン・グラウツ(レンタルマギカ)・・・ルーン文字を使った魔術を使う。
- 蒼崎橙子(空の境界)・・・同上
- 風雲カブキ伝・・・魔法の名前に個々のルーン文字の呼称が使われている。
- サガフロンティア・・・術の系統の一つに印術というルーン文字を使用するものがある。ダメージを与える術がひとつもないが、反面補助術に特化している系統。初期状態で習得し、資質を持つのはメサルティム。
- ニンジャスレイヤー・・・上述のファンタジー世界における「魔力を持つ古い文字」として、「ルーンカタカナ」と呼ばれ、カタカナを捩ったデザインで表される古代文字が登場する
- ルーンアックス・・・ルーン文字が彫られた斧の一種。
- Fate/GrandOrder・・・キャスターとして召喚されたクー・フーリンは、ルーン文字を使用したルーン魔術使いである。