プロフィール
- 種族:妖魔(下級妖魔)
- 性別:女性
オウミの近海に住んでいた水妖。漁師の網にかかっていたところをオウミの領主に助けられ、領主の館で保護されている。しかしながら領主に一目ぼれされてしまったことで、彼女との別離を拒む領主により半ば軟禁に近い状態に置かれてしまった。
助けられたことには感謝しているが、人間の匂いに馴染めず苦しんでおり、仲間の所へ帰りたがっている。
アセルス編では、他者の身勝手な感情により不自由を強いられたその境遇に、自身を重ねて同情したアセルスの手によって館の地下にある海に通じる場所から逃がされ、自由を得た。
このことからアセルスに対しては、上級妖魔としての敬意以上に大きな恩義を感じている。
容姿
担当イラストレーターの小林智美によると、元々男の人魚としてアセルス編のイメージイラストに描いていた物を会社から「メサルティムの公式イラストに使わせてください」と言われ、男だという事は黙っていた。そのため、公式イラストでは(元々は男性を想定していたため)胸が描かれていない。⇒そのイラスト(画像はエンペラーズサガのもの)
〈サガフロンティア裏解体真書、巻末の小林智美イラストレーションの中のメサルティムのイラスト説明より〉
この一件の影響でしばしば『メサルティムは実は男』と言われることがあるが、元のイラストが描かれた時の想定が男性だったというだけで、ゲーム中のメサルティムは正真正銘の女性である。
胸元に星型のニプレスをしているが、リマスター版では修正された。
ちなみに妖魔の具足で攻撃を行う時は尾びれで突っ込む。痛そう。
作中の性能
ゲーム的な能力としては、上級妖魔が身に着けている固定装備「妖魔の鎧」がなく、代わりに水属性の攻撃を無効化する「メロウリング」を身に着けており、固有技「生命の雨(LP1を消費して味方全体を回復)」「メイルシュトローム(妖魔の具足が必要、気属性の全体攻撃)」を使用できる。
全体回復や全体攻撃の手段が限られる本作において、加入させるだけでその両方を有するメンバーと言うのは貴重。また、前述の通り性能が中の下である「妖魔の鎧」を持たないので、防御力の高い全身鎧や状態異常耐性の優秀な鎧を装備させる事ができ、最終的には同じ条件のヌサカーン同様、妖魔としては珍しく防御面ではタフになれる。
下記の加入条件にさえ気を付ければ、使いやすい仲間のひとりである。
一方で短所としては、下級妖魔であるため、「プレイヤー側なら敵の下級妖魔から受けるダメージを1/4にする」という上級妖魔特性が働かない。また「妖魔の鎧」が持つ精神的バッドステータス耐性を持っていない。特に気を付けなければならないのは魅了であり、うっかり魅了されてメイルシュトロームが味方に飛んでくると目も当てられない。
ただし、リマスター版ではNEW GAME+の周回によって精神耐性を持つ強力なアクセサリー「トウテツパターン」や「天使のブローチ」を引き継げるため、弱点をカバーすることも可能。
また、仲間にする難易度が微妙に高いのが、最大のネックかもしれない。
仲間になる条件
オウミの領主の館の地下で仲間になる(アセルスの場合は後半で再加入)。ただし、彼女の所へ行くには「デビルテンタクラー」という巨大イカを乗り越える必要がある。こいつも「メイルシュトローム」を使ってくるため、そのままだと大きな被害を受けるので、「パールハート」や「玄武の盾」などの水耐性防具をしっかり用意しておこう。
他の妖魔がメンバーにいると仲間にでき、その優先順位は『アセルス⇒サイレンス⇒他の妖魔』。しかしサイレンスに反応した場合、何も喋らない彼に対し「怒らせてしまった」と誤解して逃げ出してしまい、恐れのあまり「ヒー」と色気の欠片もない悲鳴を発し、仲間にする機会を逸してしまう。
これの何が問題かというと、アセルスの加入条件は厳しく、サイレンスの加入条件は甘く、他の妖魔の加入条件はまちまちだが全体的に甘くはない、ということ。必然的に無策で彼女に出会えば高い確率でサイレンスに反応することが予想される。
具体的には、アセルスを連れてこられるのはアセルス編(本人)・エミリア編・リマスター版のヒューズ編だけで、しかもアセルス編の場合は金獅子姫との初戦に勝つ必要があるし、エミリア編でもアセルスが仲間になるのは後半である。リマスター版のヒューズ編だけは、アセルス本人のシナリオを除いてネルソンで話しかけるだけで簡単にアセルスを加入可能。
ヌサカーンに関しては、ブルー編とクーン編では必須であり、ブルー編では保護のルーンを取る前に病院へ寄ることさえ意識すればあまり問題ないが、クーン編ではヌサカーンの加入条件自体がやや面倒、かつメサルティムのいる領主の館に入れる機会が特定のイベント中限定の1回限りなので段取りを間違えた時点で終了。
時の君に関しては、レッド編とリュート編では必須であり、これが資質イベントをかなり進めないと仲間にならないため、メサルティムの加入も必然的にかなり遅れがち。
なお、T260G編については元々妖魔全員が一切仲間にならない。
リマスター版のアセルスシナリオでは唯一、序盤に自動加入するゾズマを条件にしても加入させることができる。
(※同時に零姫も仲間になるが、ゾズマの方が優先される)
ヒューズ編の他シナリオでは普通に仲間になるアセルスが、このシナリオではラスボス直前まで仲間にならないという違いがある。……が、アセルスシナリオのサイレンスも潜入捜査の影響で同様にラスボス直前まで仲間にならないため、メサルティムの加入フラグが折られることはないため安心。
一方、ヒューズ編の他のシナリオではサイレンスの加入条件が話しかけるだけとかなり緩いため、必ずアセルスもセットで加入させておこう。