概要
警察や公安調査庁が用いる専門用語であり、日本の新左翼党派を指す(新左翼団体の中には表向きは武力闘争路線を放棄しているものもあるのだが、実際には諦めておらず引き続き警察の監視対象となっている)。1970年代に学生中心の組織から政治組織へと変貌していったことに伴い、従来の『過激学生集団』という呼称から『極左暴力集団』と定義付けられた。
マスコミなどでは主に『過激派』と呼ばれ、彼らと敵対関係にある旧左翼の日本共産党は「ニセ「左翼」暴力集団」と呼称している。
現実離れした革命理論を振りかざし、度重なる暴力事件からとうに民衆の支持を失っているにもかかわらず、いくつかの団体は根強く存続しており、日本共産党などは「公安調査庁の生き残りのためにわざと泳がされているのではないか?」と指摘している。
また、旧第四インターナショナル日本支部の様に、不祥事が全く解決しなかったために本家本元より破門を受け、海外との繋がりを完全に消失した例もあり、世界的に孤立を深めている。
どの組織も共通しているのは、内ゲバと呼ばれる内部抗争や、身内の不祥事で勝手に自滅する例が多く、組織自体が大きく腐敗している事であろう。各組織の人員も高齢化しており、新規加入者も特にいないため、将来的には自然に消滅していくものと思われる。
主な該当・関連団体
該当団体
日本で一番有名な極左団体であり、特に中核派は新左翼セクトが多数参加しているデモや闘争などでは率先して過激ゲリラなどを展開し、敵対する警察や他党派を攻撃した。革マル派は中核派ほど目立った活動は無いが、党派間の内ゲバにおいては残虐の限りを尽くし、中核派の最高指導者を惨殺したことも。
- 革労協主流派(革命的労働者協会社会党社青同解放派)
- 革労協反主流派(革命的労働者協会解放派)
- 旧日本赤軍 ※2001年解散
- 旧連合赤軍 ※連合赤軍事件を起こしたことにより壊滅
- 東アジア反日武装戦線 ※主要メンバーは全員逮捕・指名手配済み
- 日本革命的共産主義者同盟 ※女性の強姦未遂で第四インターナショナル本家より破門