示申ぴのベールに つつまれた せいめいのたんじょう。
一つぶの いのちが そうだいな あいをいだいて うぶごえをあげる。
あらたなるたびだちが はじまるしゅんかん。
わすれさられた しんじつのとびらが ときはなたれようとしている。
それは・・・ たましいにきざまれた ひとすじの みちしるべだった・・・
概要
1989年12月1日に発売されたファミコン専用アドベンチャー+ロールプレイングゲーム。
正式名称は『究極の世紀末ロープレTAO-道-』で発売元は『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』のバップ。
当時話題になっていたノストラダムスの大予言を元にした、1999年8月18日のグランドクロスに降臨した魔王により荒廃してしまったという世紀末の世界を舞台にした、オカルト色が強い独特なストーリーのゲームである。
独特なのはストーリー展開だけではなく
- まるでガロ系のような独特のキャラクターデザイン(主人公の母親に妙なベクトルで力が入っている どうしてこうなったのか不明のデザイン)
- 電波がかったお使いイベントが多いシナリオ(独特のセリフ回し 既存宗教に喧嘩を売っているような描写)
- 漢字一文字で表現されたコマンド(「言」が会話 「観」が調べる 「闘」が戦闘など)
- 恐竜に乗って街から街へ移動(有料 地上と空中の翼竜によるものがある)
- 戦闘は連打して敵の体力を削るという形式(Aで連射 Bでアイテム使用)
- 敵味方とも口上をあげての戦闘(主人公は装備武器によって変わる)
- 戦闘で負けてしまってもチャンスがあればコンテニュー可能(回数制でお金で増やすことができる なくなっても所持金半分でスタート地点から再開可)
など突っ込みどころが多いゲームである。
しかし
- 敵がアニメーションするなど、何気にレベルが高いグラフィック
- 電波曲もあるものの、良曲ぞろいのミュージック(一番聴くフィールド曲 勇ましいラストダンジョン曲等)
- ラストバトルでの普通に燃える演出(良デザインの四天王との連戦 3段階に変身するラスボス等)
など評価すべき部分もある怪作である。
関連タグ
いっしかんてーん!!
ラスボスを倒したあと「天道」という中国で清朝の時代生まれた実在の新興宗教の教えを元にしたテキストが表示される布教ゲームであった。