概説
スーパーファミコンと同時発売のタイトル(ローンチタイトル)であり、ハードの性能が遺憾なく発揮されている。日本国内だけで355万本、世界全体では2000万本以上もの売り上げを達成した超大ヒット作。この作品はややリメイクされてスーパーマリオアドバンス2にも収録されている。
隠しルートを探しだすアドベンチャーゲーム的な要素がかなり強く、新キャラ「ヨッシー」の登場によりマリオの出来る事が多くなった。
ハードはSFCに変わったものの『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの流れを組み、テレビCMやパッケージのタイトルロゴには副題として『スーパーマリオブラザーズ4』と表記されている。ただし、公式のタイトル名は『スーパーマリオワールド』とだけ表記されている。
後にゲームボーイアドバンス(『スーパーマリオアドバンス2』)でリメイクされ、完全な一人用ゲームとなった他、ルイージの性能がマリオと異なるようになった。
アイテム(一部)
スーパーキノコ→スーパーマリオになる
ファイアフラワー→ファイアマリオになれる
羽根マント→マントマリオになれる。本作初出。
コイン→100枚で残り数が1増える
ドラゴンコイン→5枚で1UP。1ステージに必ず5枚隠されている
1UPキノコ→プレイヤーの残り人数を1つ増やす。
3UPムーン→残り人数を3人増やす。滅多に出てこないレアアイテム。
Pスイッチ(青)→踏むとさまざまな仕掛けが作動する
Pスイッチ(銀)→踏むと一定時間敵がシルバーコインに変化、集めれば集めるほど大量に残り数を増やすことが出来る。時間切れになってもシルバーコインは画面内にある限り元にもどらない。
ヨッシー→本作が初登場となった乗り物。敵を食ったり、二段ジャンプの足場にしたり、ダメージの身代わりにしたり大活躍。
カギ→持ったまま「カギ穴」まで運ぶことで、通常とは異なるルートに進むことができる。
各ワールド
- ワールド1 ヨースター島
- ワールド2 ドーナツ平野 ここから隠しゴールや秘密のコースが登場。
- ワールド3 バニラドーム 地底面中心のエリア。地上にはバニラ大地もある。
- ワールド4 せんべい山 途中にチーズブリッジ・バターブリッジ・ソーダの湖などがある。
- ワールド5 迷いの森 隠しゴールを見つけないと先に進めない。
- ワールド6 チョコレー島
- ワールド7 魔王クッパの谷
- ワープゾーン ネイティブスター
- スペシャルコース
圧倒的ボリューム
前作『〜ブラザーズ3』でかなりの容量を誇ったところから、さらに輪を掛けてボリュームアップが図られている。
前述した隠しルートの存在はもちろんだが、通常クリアではお目にかかれない隠しステージ(通称「裏ワールド」)が存在し、しかも表ワールド同様のステージ数を擁するという、SFC本体と同時発売された作品とは思えないほどの特大ボリュームを誇る。
裏ワールドは基本的に、表ワールドのキャラクターを一部差し替えたり、背景の色を変化させたものだが、ノコノコの甲羅の色は総入れ替えされており、基本的には厄介な色が頻繁に登場するようになっている。
余談
ファンによるハックロム(改造ゲーム)の中でも特に数が多く、改造マリオの代表的な作品となっている。中にはただコースを改造しただけでなく、特殊な仕掛けをプログラミングして組み込んだり、新たにBGMを作成して組み込んだもの、他のゲームの素材を使うなどかなり高度な作品も存在する。日本では、2ちゃんねるのニュース速報(VIP)板の住人たちによって作られた『VIPマリオ』や、高度な改造によってもはや別ゲーと化した『鬼畜王マリオ』、ニコニコ動画で爆発的なヒットとなった『友人マリオ』などが有名。
あれこれ
オリジナル版 | バーチャルコンソール | |
---|---|---|
機種 | スーパーファミコン | Wii |
ジャンル | アクション | 同左 |
発売日 | 1990年11月21日(水) | 2006年12月2日(土) |
価格 | 8,000円+税 | 800Wiiポイント |
販売元 | 任天堂 | 同左 |
CERO | A(全年齢対象) |
関連タグ
関連項目
バーコードバトラー - 本作が専用カードゲーム化された事がある。プレイヤーはマリオとルイージのどちらかを主人公として選択し、ヨッシーとペアを組ませた上でクッパ一味に挑む。