賈詡
かく
賈詡とは
知謀と処世術に定評があり、ファンの間では「賈詡先生の進言無視は敗北フラグ」と言われるほど。
例えば赤壁の戦いの直前には曹操に対して、まず占領して間もない荊州の足場を固め、孫権に対し万全の体制を築いてから、降伏を勧めるように献策している。また曹丕から蜀漢・呉に対する戦略を問われた時も、性急な侵攻の不可を説いている。曹操・曹丕はいずれも賈詡の献策に従わず兵を進めたが、勝利を収めることができなかった。
また、処世術に関しては張繍に仕えていた際に曹操の息子曹昻と、懐刀である典韋を策を用いて討取り、曹操自身にも命の危険を及ぼしているにも関わらず天寿を全うし、極めつけに後継者問題に決着をつける一言まで発しているあたりにその凄さが垣間見える。
ちなみに、若かりし頃には異民族に捕まったときに、「異民族征伐で有名な将軍の親戚」とハッタリをかまして虎口を脱した、なんてエピソードがあったりする辺り、筋金入りである。(その時、他の同行者は殺されたらしい。)
なお、降将という立場をわきまえて常に謙虚な姿勢を崩さず、プライベートでの人付き合いも控え、息子や娘の結婚相手に貴族を選ばず……と、たいへん細やかな人物だったと推測される。
まぁ、日食を「太陽が隠れたのは賈詡のせいだ!」って言われて殺されそうになったこともあるし…
ちなみに、三国志の注釈で知られる裴松之からは蛇蝎の如く嫌われており、
「こんな奴が荀彧や荀攸と同じ伝に入っているのはおかしい! 一緒に入れるなら程昱や郭嘉だろう!」とまで言われている。
……確かに、そっちの方がしっくりくる気がするのは何故だろう。
各作品における賈詡
真・三國無双
(CV:石川英郎)
真・三國無双6より参戦。
表向きは飄々と振る舞い、「あっはっはぁ!」と笑う癖があるとってもお茶目なオジ様。
根は忠節よりも打算と自身の才のみを信じて乱世を生きる徹底した現実主義者である。
7の将星モードやOROCHI2では生前の典韋との絡みがあるが宛城襲撃の影響か見事に警戒されている。7では条件次第で典韋は生還するがその後はあまり警戒されてない模様。
7では現代において素行が悪いとされる郭嘉との絡みが多い。OROCHI2では同じく素行が悪い軍師とされる竹中半兵衛と声優も同じの毛利元就、現実主義者の黒田官兵衛や謎の立花誾千代と特別友好が組み込まれており、黄蓋との特別会話では赤壁における苦肉の策に気付いてると思われる節がある。
6Empiresでは董卓と共にしてた頃も特に悪さをした訳でもないのに無双武将では董卓を除けば唯一の悪逆名声持ち。謀反等を企てた訳でもないが主君に対する忠義も薄かったからだろうか。
8では荀攸との掛け合いが多く、背後から脅かしてビックリする彼の顔をみてからかう様子が描かれている。
また、曹操と同じく司馬懿の危険性を見抜いており、自らのEDで「曹丕殿が健在の内は妙なマネはするな」と忠告をしている。