オイラのコスチュームが射撃タイプむけにとうじょうだぜ。
かっこいいだろ? これで「ボーン!」ってこうげきできるってわけだ。ホネだけに。
「MEGALOVANIA」のとくべつアレンジ曲までつくから、かっこよすぎてホネぬきにされるなよ。なーんてな。
概要
2019年9月5日に配信された、『スマブラSP』のMiiファイター(射撃タイプ)用のDLCコスチューム「サンズのぼうし/ふく」として参戦したSansのことである。
インディーズゲームからの登場はアシストフィギュアのショベルナイトに続き2例目ではあるが、Miiコスチュームとしての登場は異例である。
(20:33~)
帽子と服を上下セットで装備することで殆ど原作のSansの姿と同じになるが、オリジナルと異なりMiiファイターの射撃タイプと言う事で右手にしっかりとガスターブラスターを装着。露出している手先や脚部も骨ではなく普通の白肌になっている。(なお『Undertale』公式から発売されている彼のフィギュアも同様)
また、発表の際のPVでは、ミートソーススパゲティやホットドッグが落ちていたり、木の枝を持った村人やキルソードを持った村人、更に黄色いパックンフラワーが登場しており、このPV中彼は一度も攻撃を食らっていないなど、徹底的に原作に準拠している。
彼のコスチュームにはトビー氏によって新たに編曲された『MEGALOVANIA』セルフアレンジ曲が付属しており、その他系のステージで流す事が出来る。
この曲は『Undertale』版がベースだが、裏で他のキャラクターのテーマも混ぜ込まれている。
頭部全体を覆うスキンやMiiの体型が合致していることに加えて丁寧な作り込みが成されており、そのままファイターとして参戦しても違和感がほぼ無いほどの非常に完成度の高い仕上がりとなっている。
ちなみに他のコスチュームと同じで、頭と服、音楽セットで価格は税込80円である。
反応
ファイターとしての参戦の声は国内外問わず大きく要望があったものの、『Sans』本項概要でも触れられてる通りSans自身の戦闘自体が重大なネタバレを孕んでる点や、Undertaleのテーマである"誰も死ななくていい優しいRPG"や設定との兼ね合いへの慎重な意見(※)などの複雑な事情からファンの中でも反対派は少なくなかった。
そのため受け手一人一人の解釈に全てゆだねることのできるMiiファイターとしての参戦は、両方のファンへの最大限の配慮がなされた英断として高い評価を受けている。
なお、「サンズのぼうし」(頭)と「サンズのふく」(体)がそれぞれ分かれているため、頭だけサンズを被って服は別の衣装にしたり、逆にサンズの服を着て頭は別の帽子を被るといったことも可能。
配信直後のSNS上ではデフォルトで所持しているメイド服を着たサンズなどの強烈なインパクトの画像が出回ったりしていた。
初めてその姿が公開された時の世界中のファンの反応はいままで大歓喜だったファイター達と同様に、最大級の歓迎を受け肩を組み合って大はしゃぎ、ぶっちゃけ東京オリンピックが決まった時の日本よりもすごいほどの盛り上がりだったという。あろう事か公開中一部の視聴者が病院送りになる程に発狂したとか・・・。
また、Miiファイターでここまで歓声を受けたのは異例であり、サンズがいかに世界的に人気があり、要望が高かったかがわかる。
では、その発狂ぶりをご覧ください。
そして今参戦を機に、Undertaleの製作者であるトビー・フォックス氏の大きな原点作品の1つである『MOTHER』シリーズとの共演も果たし、擬似的ではあるもののオマージュ元と言われるネスとの共闘や勝負という夢の構図が遂に実現出来るようになった。
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また、Sansのコスチュームの公式紹介画像の背景ステージはなんとマジカントであり、任天堂側からの逆リスペクトと推測される。
同人版の「Halloween Hack」から使用されていた『MEGALOVANIA』と共に、MOTHERの生みの親である糸井重里氏や、スマブラの開発者である桜井政博氏との交流を経て遂に叶った参戦に対して感慨深く感じるファンも多い。
(※)…どうぶつの森が参戦してることやストーリーからも分かる通り、スマブラのバトルは互いを競い高め合うスポーツのようなものであり、決して殺し合いなどではない事は勘違いしないように。また、上記の反対意見があるとはいえ、主人公を上回る人気と個性を持っているのは事実であり、一概に否定はできない。