※メインイラストは現行デザイン
大日本帝国海軍の長門型戦艦1番艦・長門を艦船擬人化した『アズールレーン』の登場キャラクター。
2018年5月末のイベント「墨染まりし鋼の桜」開催に合わせて登場し、期間限定建造で入手可能。レアリティはSSRで、現行デザインはalisa氏。
CV:久野美咲
概要
重桜所属。紛うことなき幼女戦艦であり、敵艦船として登場していた当初から、ロイヤルのクイーン・エリザベスと互角にわたり合える存在と目されていた。
本作では敵艦船がプレイアブルで追加される時にキャラクターデザインが一新されることが多いが、長門については2番艦の陸奥とは対照的に、mzt氏による旧デザインの「幼女戦艦」と言う基本コンセプトが踏襲されている。登場と同時にケッコン衣装「御狐の白装束」も追加。
「努力、希望と計画」では高雄と愛宕の会話中で名前を挙げられている。愛宕曰く「基地航空隊がロイヤルのレパルスとPoWを大破させる方にビールを賭けた」とのことで、高雄からは「あの子もすっかり大将の風格が付いているようだ」と評されている。
同時にプレイアブルで追加される長門型2番艦の陸奥も当初から敵艦船として登場していたが、長門とは正反対に旧デザインの面影を全く残さないレベルで全面改変されている。日本版でもTwitterアカウントのヘッダーで使用されたことがある旧デザインの2隻が並んだイラストでは陸奥が姉で1番艦(ネームシップ)の長門が妹のようにしか見えなかった。
デザインを改めてプレイアブル化と相成り、長門の境遇も色々と描写されていった。
重桜を代表する巫女としての地位を持っているが、その実は重桜の重鎮たちの言いなりにされている節が強く、赤城や加賀に強く迫られてアズールレーン陣営への襲撃許可を与えてしまった。
望まぬうちに世間知らずにされており一切の実戦経験がない、それどころか砲を撃った事すらない。
威厳のある口調をするが、本当のところはまだ幼い容姿に見合った気弱な内面も持っており、妹と二人きりのときはそれが現れることも。
2018年9月13日の公式生放送で発表された「最もlv120到達数が多い艦」ランキングで1位を獲得。
実装から3ヶ月程であり期間限定キャラにも関わらず、中々の快挙である。
アニメにも登場している。
性能
SSRの戦艦だけあって高い能力を有している。
尊敬する先輩艦三笠と同じく旗艦に配置することによって同艦隊所属の重桜艦に対するバフスキルを所持しているため、旗艦配置、重桜中心艦隊を組むことになるだろう。
「四代目連合艦隊旗艦」
旗艦として出撃時、同艦隊重桜所属の艦の火力が4.0%(最大強化で10.0%)、装填・命中が5.0%(最大強化で20.0%)アップ。重桜所属空母が敵に与えるダメージが5.0%(最大強化で20.0%)アップする。長門の最大の魅力とも言えるスキル。
三笠が火力だけ上昇させていたのに対し、こちらは航空攻撃値も上げることが出来る。但し火力の上昇は三笠に比べて控えめである。
重桜所属空母は一航戦「赤城・加賀」、二航戦「蒼龍・飛龍」、五航戦「翔鶴・瑞鶴」と、ペア運用することによってお互いに効果が発動するスキルを所持しており、これらの空母とは非常に相性がいいと言える。
特に一航戦との組み合わせは非常に強力で、ただでさえスキル先手必勝で一回目の航空攻撃の装填時間が短縮されているのに加えて、このスキルの装填値上昇補正が加わるため、最速で戦闘開始からわずか10秒足らずで一航戦の強力な航空攻撃を放つことができる。そのため現状一航戦+長門の編成は主力艦隊最強との声も多い。
ただし一航戦・二航戦は海域ドロップ限定、五航戦はイベント先行実装(9/28以降、特型建造で入手可能)と入手性に難がある点には注意。
「BIG SEVEN-桜」
主砲発射時20.0%(最大強化で40.0%)の確率でネルソン、ロドニーの所持スキル「BIG SEVEN」に、エレバス、テラーの所持スキル「魂凍ル氷闇ノ深淵」発動による「>」のような形をした特殊弾幕が加わったような砲撃を放つ。
スキルレベルの上昇と共に弾の数が増え、レベル10ともなればほぼ画面全体を埋め尽くす、まるで桜吹雪のような弾幕が張られる。
また、ネルソン・ロドニーのものは通常弾として放たれるが、こちらは榴弾として放たれるため、その後の炎上ダメージにも期待ができる。
ステータスは、火力:A、耐久:BとSSR艦にしてはやや控えめ...
と言いたいところだがはっきり言って全然控えめではない。
現状、火力は全艦中7位タイ。耐久に至っては全艦中4位である。
火力はさておき、耐久がBランクなのが謎であるが(耐久3位でSランク、同艦種のティルピッツと耐久値で大きく差が開いているわけでもない)、とにかく素のステータスも非常に旗艦向きの性能と言えるだろう。
また副砲の補正率は妹と共に驚異の210%を誇る。これにより主力艦隊にとっては天敵とも言える自爆ボートを大抵の場合一撃で仕留めてくれる。
反面、対空性能はとても低くDランクである。彼女を旗艦に配置しつつ両側を空母で挟むなり、前衛に対空値の高い艦を配置するなりして彼女の弱点をカバーしよう。
ギャラリー
※以下のイラストは旧デザインのものである。比較してみると結構な差異がある。
デザイン変更に関する経緯と騒動
日本版のリリース以前に敵艦船として登場していた長門のデザインはmzt(兎爺)氏が担当していたが、プレイアブルでの追加に当たってはalisa氏が新規に描き起こしたデザインが採用されている。
ところが、長門の登場イベントが日中で同時開催される告知があった直後にmzt氏が新浪微博(weibo)で旧デザインを「アズレン風のキャラ」と称して私的に公開する。そのため、一部のプレイヤーには戸惑いの声も挙がっていた。
開発元ではキャラクターデザイン交替の経緯についてアナウンスを行っていないが、一部では「そもそも現行デザインへの刷新の原因はmzt氏の遅筆にある」とも指摘されており、むしろ運営ではなく仕事を完遂できなかったmzt氏に非があるとする見解も出ている。
そしてこの一件の真相が以下の通りである。
・当時の時点から半年ほど前の段階で長門と陸奥のデザインを自社イラストレーター起用で実装という方針を開発側が決定する、これによりmztは「降板」ということになる。
・5月27日、アズールレーン公式生放送で長門のデザインが公開されるタイミングを狙ってmzt当人はTwitterで一連のデザイン変更の経緯を暴露する、また自分が描いたキャラクターを本当の長門と自称し設定画などを多数公開する。
・新デザインの長門に対して、weiboと呼ばれるTwitterのような場所で自身のアカウントから「これがお前らの思う長門か?笑い死ぬわ。新長門より俺の長門の方が良いだろ!」と過激な発言を発信する。
これらの事実が暴かれてmztは炎上と言う事態に陥り、これらを見た人達からは「半年前の事をなぜ今更持ってくるのか」、「mztの言動が明らかにおかしいのが原因」などと批判が相次いだ。