ラプトール
しょうとうきへいだん
スペック
概要
歩兵的役割を持つヴェロキラプトル種の小型ゾイド。1体1体の力は強くないが、集団での戦闘を得意とし、本能解放すると背中の大爪ドスクローを展開する。発掘時に同じ場所から一度に数十匹のラプトールが発見されたことから群れをなして活動することが判明している。本能解放技はドスクローで敵に切り掛かる『リッパーエッジ』。アニメでは、49話にてワイルドブラストのエネルギーを飛ばした遠距離攻撃を行っていた。
通常時は噛み付きや爪で攻撃を行い、脚のかかと部分のダンパーにより、走行時の衝撃を吸収したり、より高いジャンプ力を生み出すことができる。ギャラガーが過去にムシ仙人の下から盗み出した個体は、単独でガブリゲーターを倒した程の強さがあった(ベーコン曰く、「強いゾイドだからギャラガーが選んだ」とのこと)。
瀕死状態になると腹部のオーバルボムで敵ゾイドもろとも自爆することもあるという。
デスメタル帝国の尖兵として多数配備されているが、解放されると途端に大人しくなる。所謂ザコ敵ポジションではあるが、使い手によってはコンビネーションでフリーダム団を翻弄する力を発揮する事もある。また、デスメタルキーの量産に成功し、デスブラストが使用可能となってからは、ワイルドブラスト状態の相手さえも手こずらせるようになった。
他にも、盗賊団や賞金稼ぎ、街の自警団に一般人が運用する事があり、緑色や茶色の装甲を持つ個体も登場するなど今作のゾイドではもっとも登場数が多いゾイドでもある。
キットについて
キットはゼンマイの竜頭が着脱式となっており、ディスプレイ時は腹部にオーバルボムとして装着する。オーバルボムを紛失してもプラスドライバーで代用可能な点は同シリーズのゼンマイ駆動ゾイドと同じ。本能解放ギミックとしてドスクローを引き出すと首から上が連動、頭を下げ口を開き、トサカを逆立てる。ゼンマイを回すと斬りかかるように身体を前後に揺らしながら歩行する。
余談
ヴェロキラプトル種とされているが、頭が大きい・前足が小さく指が2本・尻尾が短い・後足に鉤爪がないという特徴からモチーフとなったヴェロキラプトルにはあまり似ておらず、むしろラプトレックスに近い。