ゲーム中の用途
ゲーム画面の地図上に配置された施設。
公民館などの公共施設、教会などの宗教施設、観光名所、史跡、公園、マクドナルド等の一部提携企業などに配置されている傾向がある。
現実世界でその地点に歩いて近づき、画面上のポケストップをタッチし、横にスワイプするとポケストップのシンボルが回転し、モンスターボール等のアイテムが飛び出す。稀にポケモンのタマゴや進化アイテムが手に入ることもあるため、見つけたら積極的に利用したい。
また、スワイプすると50XPと細やかながら経験値も入手できる。
取得できるアイテムは1度に3~4個程度だが、30分以内に別々のポケストップを10か所めぐるとアイテムを多くもらえるボーナスが発生する。
また、アイテム「ルアーモジュール」をポケストップに使用すると、30分の間ここにポケモンが集まってくるようになる。
2016年11月から実装されたデイリーボーナスシステムでは、その日一番最初に利用したポケストップからデイリーボーナスとしてアイテムが追加補充されるというシステムが新たに実装された。なお、補充されるアイテムはデイリーボーナスを連続して獲得した日が多くなるほど豪華になってゆく。7日目のボーナスでは貴重な進化アイテムを確定で1つ入手できる(ただし種類の指定はできない)ので、こちらも積極的に狙っていきたい。
2017年6月19日からは、未踏破(これより前に一度足を運んでいたとしても反映されない)のポケストップの周囲にリングが表示される仕様が追加。さらに、これら未踏破のポケストップをスワイプすると、通常の5倍に当たる250XPを獲得できるようになった。
また、ジムにもポケストップが併設されるようになったが、こちらはジムのランクが上がる(+ジムが自分と同じチームであるかどうか)ごとに獲得できるアイテムの量やXPの量が増加していくというシステムが取られている。
2018年3月末から開始されたフィールドリサーチでは、ポケストップを回してタスクを入手するというシステムが取られている。
2019年7月にGOロケット団がゲーム内に登場すると、彼らから侵略用の足掛かりとして狙われることになってしまった。
後にウィロー博士とその弟子たちの調査の結果、彼らは何かしら特殊な機材を使ってポケストップに強引にアクセスし、アイテム等を強奪していることが明らかとなった(したっぱとの戦闘に勝つと、その特殊な機材の一部を「ふしぎなパーツ」というアイテムとして入手できる)。そして、この機材を分析して得られた情報を元に「ロケットレーダー」という装置が開発され、GOロケット団のアジトを暴くために一役買うことになる。
問題点
ポケストップの位置は『ポケモンGO』製作元Nianticの前作『Ingress』においてプレイヤーから申請された「ポータル」の位置に準じている。
このため『Ingress』のヘビープレイヤーが多い都市部のほうがポケストップが多く、逆に地方はポケストップの数が少ないという不公平な事態を生み出してしまっており、いわゆる“地域格差”が生じる一因になっているとプレイヤーからは批判されている。
『Ingress』におけるポータル申請の受け付けは一部を除き中止されていたいが、2017年9月に再開された。再開された申請方法ではユーザ(エージェント)が審査を行なうが、承認されたからと言ってポケモンGOにすぐに反映されるわけではない。現時点では『ポケモンGO』でのポケストップ受け付けも一部のパートナー企業を除きなされていない。ただし、開発側は上記の地域格差の問題も踏まえて、今後は自治体と連携しながら地方にもポケストップを随時設置していく予定であるとしている(実際には上記の審査の厳しさ故中々増えていないのが実情ではあるが)。
注意
ポケストップに指定されている場所の中には、当初はどういうわけか私有地や軍事施設などの一般人が立ち入れない場所も多数存在していた(現在はこうした場所のポケストップは概ね削除されている)。当然、許可なくそのような場所に入るのは、不法侵入となり犯罪である。
また、安全の観点・神聖な場所である等の理由から、ポケストップであるにもかかわらずポケモンGOのプレイが禁止されている場所も多数存在する(伊勢神宮、広島・長崎の平和公園、不忍池弁天堂、靖国神社など)。
このような注意書きがあるような場所ではポケモンGOに限らず、スマホゲーはプレイしないように(どんなゲームをしているか施設側は知った事ではない)。ルールを守らない場合、自治体・施設単位でのさらなる規制強化に繋がり、ポケモンGOが外出先でプレイできないポケモンNOになってしまう可能性がある。