うたう!大龍宮城
うたうだいりゅうぐうじょう
「うたう!大龍宮城」は、1992年に放送された東映不思議コメディーシリーズ第13作目である。
東映不思議コメディーシリーズ第13作目。同「美少女シリーズ」第5作目にあたる。
概要
勉強嫌いの人間の男の子『浦島タロー』くんと、海が汚染されて棲むところがなくなった龍宮城の『乙姫』の同棲を描いた、特撮としては珍しいミュージカル仕立ての作品。
サブタイトルはすべて海の生き物の名前であり、登場するゲストもすべて海の生き物の擬人化キャラという設定である。
異世界からやってきたお姉さんと人間の男の子の同棲という設定は『魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』『魔法少女ちゅうかないぱねま!』以来となる。
漫画版
東映不思議コメディ美少女シリーズの慣例を引き継ぎ『ぴょんぴょん』(小学館)および『テレビランド』(徳間書店)にてコミカライズが連載された。
『テレビランド』版は滝沢ひろゆきが担当してつつがなく1年を終えて次の『有言実行三姉妹シュシュトリアン』へと繋げた。
そして一方の『ぴょんぴょん』版は、なんと当時のコロコロギャグの旗手の一人であった玉井たけしが担当。玉井作品お得意のSDデザインキャラクターによる暴走ギャグで見事に魅せたが、翌年に『ぴょんぴょん』は小学館内の雑誌編集部整理であえなく廃刊へと追い込まれる(『ちゃお』への統合)事となり、本作は『ぴょんぴょん』連載最後の不思議コメディーシリーズ作品となった。(不思議コメディーシリーズ次作である『シュシュトリアン』は『ぴょんぴょん』と担当課を同じくしていた『小学四年生』に受け継がれ、同5月号に読切掲載された。担当は『ぱいぱい』『いぱねま』の谷沢直である)