概要
FF5でエクスデスの親衛隊長として登場する、顔に隈取りを施した赤鎧姿の武者。強者の武器をつけ狙う武器コレクターでもあり、戦闘ではこれまでに集めたと思わしき数々の武器を操る。また青魔法などの小技も使いこなす。
実はメイン画の姿は仮の姿で、本気を出すと「ギルガメッシュチェンジ」で多数の腕を持った真の姿を現す。シリーズを通して源氏シリーズの装備と関連が深い。
情けない場面も目立つが実力は確かであり、かつてバル王国軍を単身で壊滅寸前にまで追い込んでいるほか、ゲスト出演である「FF8」でもオーディンを一太刀で切り伏せたサイファーを、逆に一撃で吹き飛ばした。
FF5でのギルガメッシュ
初登場のFF5ではエクスデス城に収監されたバッツ一行の見張り役として初登場。乗り込んできた暁の戦士ガラフに敗れ逃走後、ビッグブリッジやゼザの船団でバッツらと交戦する。やがてエクスデス城上層部でも戦い、その最中に真の姿を現すが、エクスデスがバッツらに罠として仕掛けたエクスカリパー(エクスカリバーの偽物)を使ってしまい、業を煮やしたエクスデスによって次元の狭間に放り出されてしまう。
その後、次元の狭間で単身戦い続けていたところ、エクスデスを止めるべく乗り込んできたバッツと再会、魔物と勘違いして襲いかかるものの、一行だと気付き、一行の目的を知って先に元の世界へと去っていく…が、バッツがネクロフォビアと戦っている最中に「このまま帰ったんじゃ、かっこ悪いまま歴史に残っちまう」と乱入、ネクロフォビアを道連れにして自爆した。
戦闘曲として専用の『ビッグブリッヂの死闘』が用意されており、ビッグブリッジでの戦闘以降、彼が現れる場面で使用される。ちなみに「ブリッジ」の表記が異なっているが、誤字ではなくフォントの都合かと思われる(ゲーム中で「ヂ」という文字を使う場面が無い点から推察)。
FF12では『ビッグブリッジの死闘』表記になっている。
原曲
原曲(作曲:植松伸夫)⇒FF12(編曲:崎元仁)⇒ディシディア(編曲:石元丈晴)⇒FF13-2(編曲:藤後浩之)の順に聞き比べ
他のFFシリーズでのギルガメッシュ
次元の狭間に放り出された後は時空を転移して様々なFF作品の世界に登場しており、
そのほかにも一部のFF関連作品でシドと同じように彼の名前を持つキャラクターが現れる。
FF1
GBA版以降の追加ダンジョン『ソウルオブカオス』のひとつ、いやしの水の洞窟の5Fにいる。
最強の武器を求めてこの世界にやって来た所を光の戦士と遭遇し、戦闘になる。
『ソウルオブカオス』のシステム上、何度も戦うことが可能。
彼との戦闘の時だけ、専用BGMの「ビッグブリッヂの死闘」になるなど、妙に優遇されている。(PSP版以降に設定された為、GBA版はリッチ・クラーケンと同じボス曲)
FF4TA
iOS/Android版以外で、ラストダンジョンの真月深層部に登場。クリスタルの記憶から再生された存在で、厳密には本人ではない。
この作品ではセリフがすべてカタカナ表記となっている。
自分を倒したセシル・ハーヴィ一行をバッツと勘違いしながら消滅した。
FF6
GBA版以降に『エクスカリパー』を竜の首コロシアムで賭けてオニオンダッシュと戦うと、珍しい剣を探してやってきて戦闘となる。倒すと魔石になり、召喚獣として力を貸してくれるようになる。しかし、魔石になると言う事はエピローグで…。
概ねFF8と同じ技を持っている為、何を使うかは運次第。ちなみに大当たりは相棒のエンキドゥを呼び出して共闘する「最終幻想」。
FF8
オーディンを仲間にしている状態でルナティックパンドラにおけるサイファーとの戦いに突入すると、オーディンがサイファーに逆に真っ二つにされてしまう「斬鉄剣返し」が発生。彼の手元から離れた斬鉄剣を拾ったギルガメッシュが乱入してくる。サイファーをバッツと勘違いした彼が一撃でサイファーを吹き飛ばしてしまうシーンは有名。「ぎにゃあああああ!!!!」
以降は乱入型G.F.として仲間になる。
G.F.として登場した際は、エクスカリバー、エクスカリパー、正宗、斬鉄剣のいずれかを振るって攻撃する。
FF9
ゲーム開始直後に「裏通りのジャック」としてアレクサンドリアに登場し、ビビにカードゲーム『クアッドミスト』の手ほどきをする。その後はDisc2で「四本腕の男」としてトレノで再登場し、最終的にはダゲレオに移動。 サブイベントでの存在で、他作品のようにストーリーや戦闘に絡んでくる事はない。
トレノではLTEでガーネットが彼に1000ギルを盗まれるが、後の派生イベントにて、それで買ったというパワーベルトを手に入れることができる。
しかし、パワーベルトを購入するにはその合成費用だけでも2000ギル、素材全てを購入で賄えば合計5650ギルもかかる合成しかなく、しかもトレノではDisc3か4でしか作れない。Disc2時点でのトレノでどうやって購入したのかは謎である。
ダゲレオでは会うたびに「有名な俺様に会いに来たのか?」と言ってくるが、ジタンのトレジャーハンターランクが高くなるにつれてだんだんと態度がおかしくなり、Sランクになると逃げ出す。
その後入り口付近にいる彼に話しかけると彼の本当のランクを告げられるとともに、彼が盗んだという『ランクSのあかし』を手渡され、去り際に本名を教えてもらえる。ちなみに彼の本当のランクはDランク。
FF11
エルシモ島にあるノーグの頭領として登場。
こちらは普通の人間で、ギルガメッシュ本人ではなく名前が同じなだけの別人。
FF12
この作品で始めてボイスを発するようになった。本作ではモブとして討伐対象にされている。ランクはH。「イヴァリース一の剣豪」を名乗っており、依頼を受けたヴァン達と戦う事になる。
一度目の戦闘はさほど苦戦しないが、本人曰く「小手調べ」で二度目の戦闘では段違いの強さとなる。
スクエニ合併後である為か、ドラゴンクエストの「ロトの剣」の偽物<トロの剣>を所持している。 どちらもHPが20%減るごとに武器交換を行う。使用する武器はいずれもレプリカのものばかりだがギルガメッシュの腕前なのか威力は高い。お供のエンキドゥはウルフタイプのモンスターとして登場する。
この縁で後述のDFFシリーズでヴァンとギルガメッシュを対決させるとヴァンが懐かしんでいるようなセリフを放つ(どちらも中の人が変わっているが…)。
データ(括弧内は2回目)
レベル | HP | MP | ちから | 魔力 | 活力 | スピード | 攻撃 | 防御 | 魔法防御 | 回避 |
45(70) | 123103(473246) | 999 | 44(56) | 25(44) | 79(90) | 21(27) | 78(120) | 26(36) | 30(38) | 6(10)※ |
※武器による回避5と盾による回避&魔法回避5も加勢する。
使用技
行けエンキドゥ!/今だエンキドゥ!:エンキドゥに特定の技を出すように命令する。
究極幻想:一度目での戦いで使用。高威力の範囲技。後にDDFFで必殺技として逆輸入される。
レベル魔法:二度目での戦いで使用。レベルを調整するかアクセサリで無効化しよう。
ヒットジエンド:二度目での戦いで使用。 究極幻想の強化版。
絶対防御:一時的に無敵になる。必殺技を2回使うと解除される。
王者の剣:二度目での戦いで伝説の剣に交換した時に使用。7000前後のダメージを与える。
FF13-2
追加DLCにてコロシアムの対戦相手として登場。
最初は「次元の狭間で拾った」らしいマシンガンやロケットランチャーといった近代銃器で攻撃してくるが、ある程度ダメージを与えると剣系の武器に持ち替えて本気の勝負を挑んでくる。
倒すと仲間モンスターとしてパーティーに加える事が可能。
FF14
Ver2.2よりクエストボスとして登場。エオルゼアの武器を求めてさすらっていたところで遭遇し戦闘となる。
FFEX
DLCクエストに登場。様々な武器を持ちかえながら戦う。ドロップする素材からは源氏シリーズが生産できる。
FF零式
本人ではないが、ロリカ同盟の国主であるルシ「ギルガメッシュ・アッシュル」が登場。
ミリテス皇国に玄武クリスタルを奪われた影響で理性を失い暴走しており、戦場で対峙した相手から武器を奪っている。
作中で何度も戦う事になるが、最後に戦う時に彼に負けると本当に武器を奪われてしまう。
また、ストーリー中だけでなく、ED後にも戦える。
彼に勝つと最強の武器(一部特殊補正付き)がてに入るがこれといった特殊能力はないので見返りはない。
チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と5人の勇者
幻想絵本アルヴァニカ第1巻『恋に落ちたオオカミ』にて、バルナド王国に仕える策士として登場する。
FFRK
期間限定のチャレンジダンジョン『ビッグブリッジの攻防』に登場。
このイベントダンジョンの『ノーマル』を全てクリアすると、仲間にすることができる。フォースダンジョンではギルガメッシュの記憶結晶(使用するとLvの上限がアップするアイテム)も獲得可能。
初期固有技の『ギルガメッシュチェンジ』を使用した際、ゲームで使われた二本腕のドット絵から四本腕のドット絵に変わる演出がある。
DFFシリーズ
召喚獣として登場する他、続編のDDFFでは隠しキャラクターとして参戦した。
所属陣営はカオス側だが、神々の闘争に呼ばれた訳でもないのに次元の狭間経由で異世界に現れたらしい(ちなみに公式クエストにて、彼も神に召喚された戦士である事が判明する)。
宿敵バッツとの戦いを夢見て様々な場所に現れ、ついに念願の決闘にまで持ち込もうとするが、次元の狭間の影響で戦いの最中に消えたまま行方不明となってしまった。
戦闘では、物理攻撃の際に様々な効果のある武器をランダムに取り出すという、ややギャンブル性の高いキャラとなっている。それを除けば、カオス側のキャラクターとしては比較的オーソドックスで扱いやすい性能。
オペラオムニアでは、FF5の設定で登場。
他のギルガメッシュが登場したシリーズの登場人物が「会ったことがあるような」や「似たような奴がいたような」などと発言。
当のギルガメッシュ本人は長い間旅をしすぎて会ったかどうか覚えていないと発言。
FF11のライオンは自身の父親と同じ名前ということで驚き、サイファーにいたっては記憶が無い(オペラオムニアの世界に飛ばされた時点で元の世界の記憶が無い=斬鉄剣返しのことが分からない)にもかかわらずギルガメッシュの顔を見て嫌な感じを抱いている。
ギルガメッシュ本人はガラフが死ぬことを知っているような素振りを見せるトークがある=記憶が有ると思われる。
WOFF
FFレジェンドキャラクターの一人として出演。ビッグブリッジにおいて、「バッツ」の名前を呼びながら手当たり次第に通行人を襲っている。いわく、何故か決着をつけなければならない気がするとの事。
「ここで会ったが・・・何年目?」
FFWWW
ステージ1のボスとして登場。
剣ではなく槍を持っている。
FFブレイブエクスヴィアス
レア召喚で登場し仲間にすることができるほか、敵としては降臨クエストで登場する。
刀・剣・大剣装備で攻撃力が上がるパッシブアビリティを持つ。攻撃技も優秀なものがそろっている。
FF以外でのギルガメッシュ(コラボ)
FFシリーズを代表するキャラクターとして、FF以外の作品へも出張している。
パズル&ドラゴンズ
他社作品への初登場。FFコラボダンジョン『無の狭間』の5戦目でネオエクスデスにかわって乱入してくることがある。セリフ回しはFF5のビッグブリッジでの戦いに準拠。倒してタマゴをドロップすると仲間にすることができる。ギルガメッシュ本人のタマゴではなくバッツのブレイブブレイドを落とすことも。スキルは「エクスカリバー」「エクスカリパー」「源氏の盾」「正宗」のいずれかをランダムに使う。火・水属性の攻撃・体力タイプ。
ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト
FFBEコラボで登場。福引きではなく、次元の狭間で登場。倒すと確率で仲間にできる。姿は変身後。???系のSランク。2ターンごとにギルガメッシュチェンジして防御・呪文耐性が上昇する。
星のドラゴンクエスト
メビウスFFコラボのボスとして登場。姿は変身後。こちらは怪人系である。HPが一定の値を切るとギルガメッシュチェンジしてくるほか、HPが少なくなると斬鉄剣をぶっ放してくる。
モンスターストライク
FFコラボの「ビッグブリッジの死闘」で登場。火属性、魔人族。3ターンおきにエクスカリパーかエクスカリバーのどちらかを振るってくる。
KHUχ
本人は直接登場していないが、FFRKとのコラボイベントにて「ウェポンマスター」という彼そっくりなハートレスがボスとして登場した。