曖昧さ回避
- 日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークスおよび前身の南海ホークス→福岡ダイエーホークス。
- NBAのアトランタ・ホークス。
- 堀越耕平の漫画『僕のヒーローアカデミア』のウィングヒーロー《ホークス》。本記事に記載。
『“節目”のこの日に俺より成果の出てない人たちがなァにを安パイ切ってンですか!』
『もっとヒーローらしいこと言ってくださいよ』
概要
漫画『僕のヒーローアカデミア』の登場人物。
背中に大きな翼を生やしたヒーローでビルボードチャートJPでは3位→2位(下半期)の上位陣。
九州の地方ヒーローだが出張や調査で全国的に活動する。常闇踏陰の職場体験兼インターン先。
カラー不明のため投稿されるイラストに差異が多かったが、週刊少年ジャンプ35号192話の巻頭カラーにて一部判明。
輝度の高い黄土色の髪、それに合わせたジャケット。黒のインナーと手袋。ゴーグルは薄く水色がかっている。羽根の色は紅。
プロフィール
人物
『俺は楽したいんですよ』
『適当にダラダラパトロールして今日も何もなかったと管を巻いて床に就く!これ最高の生活!』
オールマイトが引退して初のヒーロービルボードチャートJP下半期発表の際に登場した新No.2。
支持率だけ見ても2位だが、応援ブーストが掛かってる1位のベストジーニストを除くならトップである。
鶏肉が好きで、打ち合わせに使う場所に鶏料理店をやたらとエンデヴァーに推す。
我慢が苦手で慇懃無礼。よく和を乱しては顰蹙を買ってる様子。
「ヒーローが暇を持て余す世の中にしたいんです」とマイペースに活動中。本人としてはそこまでの上昇志向はなく、20〜30位くらいで自由にやりたいのが本音らしい。
上のセリフと合わせるとまるで仕事をサボってるかのようだが、パトロール中はその自由で便利な個性を活用して個性犯罪の阻止から市民へのサポートまで、細やかかつ多方面に対応、速攻で解決していく。ファンサービスも気軽にやってくれる有能ぶり。
常闇曰く、彼のサイドキックたちはほぼ後処理係になっているらしい。
今は新No.1をプロデュースして社会に安心を与えることを目標に動き、自分が集めた世間で噂される改人脳無の情報をエンデヴァーに渡す。
常闇踏陰の職場体験とヒーローインターン先。ちなみにホークス自身は雄英出身ではない。
欲しいと思ったら我慢できない性分らしく、職場体験の指名の時はNo.2の息子という肩書きに魅かれて轟焦凍にも指名を入れていたらしい。しかし、今となっては仮免試験に落ちてブランドに傷が付いたショートよりツクヨミ(常闇のヒーロー名)に来てもらってよかったと話す。しかし本人に後輩指導をする気はないらしい。
経歴
18歳でデビューしてその年の下半期にはビルボードチャートのトップ10入りを果たし、10代でトップ10に食い込んだ唯一のヒーローとして知られ、世間からは「速すぎる男」と言われている。
下半期のオールマイトがいないチャート発表を節目と捉えていたが、一緒に舞台に上がった下の順位のヒーローたちが無難なことしか言わないため、それに呆れてか挑発的な態度でスピーチを行い、そのままエンデヴァーにつなげた。
発表後のエンデヴァーの楽屋で面会、発表での態度を怒られるが、怒られたこと自体はどこ吹く風といった風体。
以上に加えてあまり上昇志向がないところもエンデヴァーからは嫌われたが、その場でホークスからチームアップ要請・脳無の情報があると言い、それは無視できなかったエンデヴァーと福岡で話し合うこととなった。
焼き鳥屋の個室でエンデヴァーに脳無の情報を話すが、実際のところ目撃情報の“噂”があるくらいのことで具体的な被害などは無いらしい。しかし、ホークスが調査した結果、全国的にそういう脳無の目撃情報らしき噂が出ており、作為的に誰かが社会不安を煽っていると推測。
そこでホークスとしてはエンデヴァーにその噂を調査してもらい、何もないなら何もないとエンデヴァーがそう発表して社会不安を取っ払い、頼れるリーダーになってくれ、というのが今回の依頼らしい。
そんな話をしているとそこに何故か黒い脳無《ハイエンド》が突っ込んできて………!
個性
『剛翼』
固くしなやかな羽!その一枚一枚を思いのままに操れる!
深紅の翼は骨格の無い無数の羽の集合体であり、翼によって空を飛び、一枚一枚の羽を自在に操ることができる。基本的に外側の大きな羽ほど力が強いらしく、背中の羽が減ると自身の飛行能力が低下する。作中では羽を弾丸のように発射する攻撃の他に、風切羽を二刀流のように操って敵と戦う姿を見せている。
「体の一部を切り離して利用する」タイプの個性は作品内でも少なからず登場しているが、彼の翼はその中でも飛び抜けて高性能であり、具体的には
▫️ 背中の翼により空を自由自在に飛び回る『飛行能力』。
▫️ 緑谷、爆豪、轟の3人を一瞬で置き去りにする『スピード』。
▫️ 一枚で人間一人を持ち運ぶことができる『パワー』。
▫️ 数百数千の羽を操り複数の作業を平行処理する『物量』。
▫️ 崩壊するビルの瓦礫の中から、76名もの人間を瞬時に無傷で救出する『精密性』。
▫️ 羽の周囲の僅かな振動で音や空間を正確に把握する『感知能力』。
▫️ ほぼ全ての羽を失っても数日で元通りに生え変わる『回復力』。
など、それら全てを兼ね備えており、これほど高い汎用性を持った個性は他に類を見ない。
まさに若くしてNo.2ヒーローという肩書を持つに相応しい実力者だが、本人は「俺の背中では人々を安心させられない」と呟いており、自分の実力については何か思うところがあるらしい。
彼の個性は限りなく万能に近いが、オールマイトやエンデヴァーのように、規格外のパワーとタフネスを持った敵に正面から対抗するような力は無い。
彼がアイコニックなNo.1ヒーローを目指さないことには、そういった理由もあるのだろうか。
余談
作者の補足によると元々は鳥の頭をした鳥人間で、過去作の漫画「逢魔ヶ刻動物園」のキャラクター・タカヒロを流用する予定であったが、劇場版「2人の英雄」の製作中の時にアニメ側からタカヒロの登場を要望。それを作者が快諾したことにより翼の生えた人間に変えたとのこと。
劇場版第2作「HEROES:RISING」のキービジュアルより、TVアニメより先駆けて登場することが判明している。まさしく速すぎる男の名に相応しい。12月5日に行われた完成披露イベントと同時に担当声優も発表された。