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地の底より這い上がりし種族の編集履歴

2020-01-20 09:35:30 バージョン

地の底より這い上がりし種族

ちのそこよりはいあがりししゅぞく

「地の底より這い上がりし種族」とは『新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION』に登場する敵対勢力「キトラルザス」の別呼称。

概要

 その名の通り地底世界(より細かく言うと桜島の地底よりも更に奥深い場所)を拠点としている者達。体格は人間と差程変わらないが、平均身長は2mを越え、長命種で血色が悪く、黒曜石に侵蝕された体、口が無い等、細部は人間離れしている(但し、スザクだけは殆ど人間と遜色無い姿をしているが、それでも出水よりも高身長で、隠れている部分は侵蝕されている)。右胸にある赤い六角形は心臓部に相当。また、遠方からの相互思念、普通のヒトよりも聴覚が鋭く、付近に同族が居る場合は感知可能で、鉱物や金属に対して敏感に反応する視覚から光学迷彩で不可視された捕縛フィールド(及び東京駅中央迎撃システム)の状況を観察。その内部を自由に往来出来るが、元々暗がりの場所に生息していた為に基本的には夜行性で、アプローチを続けていく内に昼間でも行動する様になる(その為に彼らは寝不足に陥っているらしい)。食に関しても地底の過酷な環境から食料自体極端に乏しく、体内で栄養素を生成出来る構造に進化しているが、地上の大気汚染によって寿命が短くなってしまっている。

 漆黒の新幹線を在来線から疾走させて発生する黒い粒子により巨大怪物体を生み出し、それらを操ってはヒトを試す。


 その真意は明言されていなかったが、自分達を「滅びゆく種族」と称し、今迄の挿話(とアニメディアアニメージュのインタビュー記事、シンカリオントークショーの内容)から断片的に語ったのを加味すると、人類有史よりも昔から既に存在し、その当時は殆ど同じ肉体だったが、高温高圧の環境に耐える肉体と地底世界でも活かせるルクスヴェテや鉱物を利用しながら単独で生活出来る未来的な水準に達したものの、肉体を極限に進化させ粒子を使い続けていく内に、数万年前に種としての「進化の頂点」に到達したが、恐竜絶滅の要因になった隕石落下や、地殻変動等による内部環境の変化で激変して繁栄にも衰えが見せはじめ、1部が新天地を求め宇宙へ進出、環境の悪化で粒子量も低下。キリンの提唱した安定した地上世界での再繁栄の為に先に地上に住み着いたヒトと文明を排除し、自分達に適した環境へ『創世』させるのが目的である(カイレンの場合は唯一感情のある審神者として選定する側に立つ結論に達しているが、例え達成させたとしても、都合よくテラフォーミングで変革させようが自らが体験した事が無い自然災害や疫病の猛威、別の知性体の出現と脅威が次々と起こりうる可能性からは逃れられない)。


 ヒトよりも遥かに発達した身体能力と技術力を有しながら、それらを乗り越えてくる「ヒトの進化」の力に目を付けており、エージェント達はその詳細を解明しようとするが、指導者的な立場にいるイザは既に「他者と関わりあいながら共に成長して力を合わせる事を我ら種族は捨て去った」からと理由も認知しており、理解した彼らにはこれからの行動を個々人に見つけ出し委ねようとしている。


 だが、10年前に現れた原初の怪物体ファーストエネミーを操った者達は宣戦布告の狼煙を上げる攻撃を図るも、地上の環境に適さないまま攻めた為に僅か1分程度で1部を壊滅させただけで撤退し、以降は慎重に成らざるを得ず、劇中5年前よりイザが唱えた三つの選択の内、「移民する」方法を選び宇宙へと進出する。適応可能な惑星探しに奔走したものの、地球以外の環境には適さずと結論付けて出戻って来た一世代前の組である。ゲンブ達は『変革させる』方法を選んだが、最後に残されたヒトと『戦う』方法を選び徹底抗戦の末による共倒れや、不協和音で内部崩壊する可能性をも危惧しており、自身らが滅ぶ種族のまま終焉を迎えるか、成長して延命するか最後の審判が近い事も悟っている。


 その操縦者であるトラメから種族の名キトラルザスが呼称され、超進化研究所の面々もハヤトとビャッコとの対話で漸く認知したが、呼び名自体は嘗ては頻繁に言われ続けていたものの、近年に於いては殆ど使われなくなった。それ以上に時代錯誤とも摂れる古い掟に束縛され、ヒトの感情や性質も一面しか見ないでおり、敗北や裏切り(ソウギョク曰く「ヒトに屈する」)は死に値する。これも衰退を助長し加速させる要因の一つなのだが、それですら分かっていない様子である。



 が、彼らにとっての『死』とは石化であり、体内から黒曜石が無数に発生、侵食速度が急速に早まり、生命機能が停止した状態の事を指しているが、ルクスヴェテが劣化した黒い粒子による蘇生は可能である。現に60話ではトラメがソウギョクの手により復活している(おしえて!シャショット 検索参照)。


 ハヤトは上述の事情を聞き「それが戦う理由にはならない」と反論したが、ビャッコは「同じ種族とさえ争っている者達に異形の者である我々が受け入れられるとは思えない」と更なる反論で返したが、それらを含めて時間を掛けてでもハヤトはセイリュウと共に導き出そうとしている。


 食に関しては上記の様に体内生成で栄養は確保出来ているが、ヒトが摂取できる物ではケーキ等スイーツをゲンブとセイリュウの2人は受け入れている。彼らにとって脂質や糖分の塊にしか見えないが、絶賛の声を挙げており、それだけ乏しい環境下で育ったと言える。


 最終決戦で巨大カイレンは地底世界のルクスヴェテの殆どを地上へ放出、自身の戦力として利用してしまい、その反動で本拠地を崩壊させた挙句破滅してしまう。


 だが、先行偵察を行っていたキリンはソウギョクと通じてブラックシンカリオンオーガを用いて試し暗躍を続けた。


 『劇場版』に登場する『ヴァルハラン』は種の起源を同じにする組織である。


構成員



エージェント


帰還者


先行偵察



保有戦力

 地底世界に於ける生活の供給源とも言うべき未知の物質。本拠地では人工太陽と居住維持に使われ、地上では何故か黒光りする粒子状のもの(核は十字状に輝いている)だが、有機物と無機物両方の特性を持っており、それらを問わず、付着した物の構造を変異させ、巨大怪物体に変えてしまう。更には、微細な一欠片だけでも別の物体へ変位することも可能であり、ワイルドボアにはガトリングのような装備を追加した。このような効力以外にも、付着した物を地下世界へ瞬時に転送、シンカリオンのエネルギーを吸収する、生前の記憶を集約、忘却した記憶すら蘇らせ、傷を癒し、巨大戦闘形態を執る効力も持つ。AIが消去、初期状態になったシャショットの記憶が蘇ったのもこの作用によるもの。これとは別に種族同士での協力、シンカリオン同士での連携を行うと今迄不可能だった怪物体の強化や、平均数値を大幅に上回る事が判明している。


 黒い粒子やナノマシンというのは新幹線超進化研究所巨大怪物体進化行動研究チームが便宜上つけた名前であり、正式名称は63話でイザが出水に語ったのが最初である。


 その正体は闇の力で地上に放出されて水準よりも劣化した成れの果てであるが、この粒子の減少も地上侵攻要因のひとつと数えられている。扱う者の個人差で粒子量が異なる。


 本拠地で用いられていたものは全て使い果たされたが、『劇場版』では最終決戦で残された一欠片を協力によって増幅させたものをビャッコとスザクが十分な量を貯めており、勝利の鍵のひとつとして貢献している。


 ヴァルハランは劣化も不純物も無い対極に位置する光の粒子を用いて宇宙進出するも、制御が安定しないまま用いられたが、保有量が減少しつつも侵攻に使われるが、北海道のトンネル建設中に偶発的にキトラルザスの先人が使わなかった大量の粒子が発見され今回の件で利用した。



  • 漆黒の貨物列車

 漆黒の新幹線に代わる新たな戦力。貨物コンテナ部分にクレアツルスを運搬するので複数体積み込める。


関連タグ

新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION  地底人


ヴェイガン 木蓮…明確な組織名(前者はUE、後者は木星蜥蜴)が発覚する前に別の名前で呼ばれていた敵組織繋がり

恐竜帝国:太古に地球を支配してた先住民族で、現代にて人類と敵対した地底文明勢力繋がり。

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