「黒十字ハリケーン、黒い十字架~!」
「カ、カラス! よくも偽のエンドボールをつかませてくれたな、この」
「失敗は成功のもと、必要は発明の母。七転び八起き…この不屈の精神、分っかるかなぁ~」
概要
第61話「桃色のKOパンチ!エンドボール勝負」に登場する仮面怪人。自らを「黒十字軍のエース」「キックの鬼」と自称している。
牛の頭部と革靴を模した巨大な頭部が特徴で、その外見から新命明からはボロ靴呼ばわりされてしまった。一応悪役らしい行動もしてはいたが、ゾルダーに顔を磨かせたり、誤爆に巻き込まれてザ・ドリフターズのコントにおける爆発オチの様にボロボロになったり、水落ち時に顔を絞ったりとコミカルな一面の方が多かった。
活躍
ゴレンジャーとの初戦でゴレンジャーハリケーンに対抗して編み出された必殺技・「黒十字ハリケーン」をゾルダーと共に披露するが、変形した黒い十字架の効き目が短く失敗、前話で紛失したエンドボールを回収して研究することで技の完成を目指すべく四国松山へ飛んだ。ペギー松山・明日香健二との争奪戦の末何とか完成に至るが、回収したエンドボールはペギーがすり替えた偽物だった。そうと知らずに総統の前で実験と称し技を披露するが、黒い十字架になるはずが黒いカラスに変形して口の中に入ったためにまた失敗。総統が気分を害して途中退席し、見かねたゴールデン仮面大将軍を怒らせてしまう。
その後の分析でパーツを1個付け忘れていたことが判明し、改良を加えた「黒十字ハリケーン・パイナップル」でゴレンジャーを撃退した。勢いに乗って進撃を開始するも、バリタンクに取り付けた装置によって「黒十字ハリケーン・パイナップル」は黒い鉄球に変化し、ゾルダーが倒されるはめに。
最期はお互いの必殺技の打ち合いとなり、ゴレンジャーハリケーン・クワガタムシを黒十字ハリケーン・カブトムシと共に文字通り喰らってしまい爆死。爆炎の中で「俺は、ダメだなぁ~!」と自嘲と悔恨が混じった断末魔の叫びを残した。ちなみにこれはフィクション作品のなかでもクワガタムシがカブトムシに勝つ珍しいケースの一つである。
関連タグ
機関車仮面、野球仮面:同じくギャグ要素が強い仮面怪人達で、VHS版では各々のエピソードが一括りにされて収録された。フィギュアも同じ弾で出ている。
サルガミ:敵対するスーパー戦隊の必殺技をコピーした怪人繋がり。こちらは、一度撃退した実績を持つ。
ステイシーザー:初変身したエピソードにおける彼がダークセンタイギアで召喚されたゴレンジャーのフェイクと、センタイギアでゴレンジャーの力を身に纏ったゼンカイジャーとの「ゴレンジャーハリケーン」勝負は牛靴仮面の登場エピソードのゴレンジャーハリケーンと黒十字ハリケーンの勝負を連想させる。