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CV:和久井節緒

「黒十字軍のアバラ仮面だ!お前達を始末するため、地獄からやって来たのよ!」


概要編集

アフリカ軍団に所属する仮面怪人で肋骨がモチーフで各節ごとに骨髄を模した赤い目がある。この骨一本一本を分割して自由自在に操る。この骨で相手を拘束する「アバラ締め」、対象を爆破する「アバラミサイル」(ミサイ…ル…?爆弾じゃなくて?)が必殺技。接近戦では巨大な刺股が武器とする。

おまけに自身の再生力が高いだけでなく、「アバラ妖術」なる魔術で死者を蘇らせる他、壁を透視できる強力な怪人である。性格も自白剤「スコパラミン」使用を辞さない残忍な人物だ。


ゴレンジャーの全滅を目論見、イーグルが開発した新兵器「SX2000」(その爆発力はなんとニトログリセリンの2万倍!)を運搬中のアカレンジャーを負傷させ、予め、復活させておいた美女に彼を介抱させ、油断したところに毒を盛って海城と彼を助けに現れた明日香ペギーも捕らえる。明日香が「SX2000」の存在を口滑らせたことでそれを強奪、ロケットに詰めて東京の大破壊を目論むが、遅れて来た新命熊野が現れてゴレンジャーが集結し、ロケットは寸前で止められてしまう。


最後はゴレンジャーハリケーン「骨ガラスープ」を飲み、


「これは美味そうなスープだわ!」

(ゴクゴク)

「おいs、ややっ!ややっ!苦しいやぁぁ!!(※)


と、何故か苦しみながら爆死するという間抜けな最期を遂げ、奪還したSX2000は無事にゴレンジャーの手で輸送された。

※トリビアの泉で紹介された内容が収録されてる公式ブックでは「苦しいや~」と記述されているが、『怒り新党』では「厳しいや~」とテロップ表示されている。台本上の表記は不明。


余談編集

骨ガラスープを飲んで死ぬという怪人は戦隊の歴史でもコイツだけであり、『マツコ&有吉の怒り新党』や『トリビアの泉』といった様々な番組に取り上げられた程に人々の印象に残った怪人であった。

トリビアの泉「秘密戦隊ゴレンジャーは鶏がらスープで敵を倒したことがある」


この回を担当した上原正三氏はトリビアの泉を家族で視聴していた際にこの件を取り上げられ「こんなアホな話書いたのは曽田博久か?」と思ったら、自分の名前がクレジットされていたので気恥ずかしかったとか(「東映ヒーローMAX」でのインタビューより。しかしこの雑誌内でフォローされていたようにこのばかばかしさがゴレンジャーの魅力の一つなのである)。


声を担当した和久井氏は1981年1月に急逝しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は今回が最初で最後になった。


関連タグ編集

秘密戦隊ゴレンジャー アフリカ軍団 仮面怪人


白骨ムササビ中の人が同じ白骨の怪人。こちらも肋骨が飛び道具になっている。

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