飛電是之助
ひでんこれのすけ
「さぁ飛び立とう…夢に向かって!」
演:西岡徳馬
概要
飛電インテリジェンスの創業者にして、飛電或人の祖父。
人工知能搭載人型ロボ「ヒューマギア」を開発した。
第1話開始時点で他界している。享年75歳。
その遺言状で「飛電インテリジェンスが派遣する大量のヒューマギアが心なき存在に利用されて人類を襲う」こと、「ゼロワンドライバーとプログライズキーを用いてそれに対抗せよ」と記し、その唯一の使用権限者である飛電インテリジェンス社長に孫の或人を任命した。
何故、孫の或人に社長の座とゼロワンドライバーを託したのかについては不明。会社運営の経験もなければ戦闘経験もない上、或人は祖父とはあまり付き合いがあったわけでもないようなので、現状は謎だらけである。
また、過去作で主人公の親族が黒幕である事が多かった点や、冬映画ではあるヒューマギアの「自分達に報酬はないのか」という趣旨の問いに対し「勉強熱心だねえ」とごまかした点などから、どこか怪しいと見る視聴者もいるが…?
まぁ上記のやり取りは言ってしまえば洗濯機や冷蔵庫が報酬を求めてくるのとほぼ同じな為、発言を濁したのは仕方ないと言える。
ZAIAエンタープライズの天津垓とは親交があり、彼からは尊敬されている様子であった一方、ヒューマギアに傾倒した態勢や或人を社長に任命したことなどを疑問視もされている。
余談
演者の西岡氏は仮面ライダーシリーズ初出演。ウルトラマンシリーズではウルトラの父の声を演じている事でお馴染みである。
奇しくも彼の孫であるタイガも、令和ウルトラマン主役第1号を務めており、令和仮面ライダー・令和ウルトラマン両方の祖父役となっている。但し、西岡氏は『ウルトラマンタイガ』には出演していない為、彼自身をウルトラの祖父と呼ぶのは早計である(最後の出演はウルトラマンジードの劇場版)。
名前の前半の「是之(これの)」は読み方を変えると「ゼノ」になる。
ゼノ(Xeno)は「外来の者」や「異種」を意味する接頭語で、ヒューマギアと言う人類と異なる新種族を産み出し、彼等を外へ導く立場に就く人物には、これ以上はない打ってつけの名前と思われる。