概要
特撮作品「仮面ライダー」シリーズの平成ライダー作品の一つ・「仮面ライダー剣」における怪人「アンデッド」の一部のこと。オンドゥル語で言うと、ニゴリエース(第12話でのダディの発言より)。
カテゴリーAの特徴として、「同スートのカテゴリーKと近しい種の始祖」であるという点が挙げられる。
(例:ダイヤのA(ノコギリクワガタ)とダイヤのK(ギラファノコギリクワガタ))
また、下級アンデットの一部とはいえ、その戦闘能力は他の下級アンデッドよりも一線を画す程の実力を持つとされている。
事実、カテゴリーAの一体であるスパイダーアンデッドは、他の下級アンデッドとは異なって、完全に封印されない状態を維持したまま暗躍し、自らの能力を反映させたライダーシステムであるレンゲルを製作させ、更にはそれを手にした人間達も操り人形にする等、高い戦闘能力や狡猾な知略を張り巡らせており、2体の上級アンデッドの犠牲によりようやく完全な封印に成功している。
アンデッドはトランプのカテゴリー(数字)とスート(マーク)に分けられており、そのうち「エース」に当てはまるアンデッドにタグとして使われている。
エースのアンデッド一覧
スート・スペード:ビートルアンデッド
ヘラクレスオオカブトムシの祖たる不死生物。
非常な剛力の持ち主で「オールオーバー」と呼ばれる破壊剣は、敵を一刀の元に両断する。
また左手の盾は150tもの衝撃に耐えうる防御力を備え、如何なる攻撃も受け付けない。
本編中には登場しなかったが、劇場版にてコーカサスビートルアンデッドの色変えとして登場している。
スート・ハート:マンティスアンデッド
ヒョウモンカマキリの祖たる不死生物。
「伝説のアンデッド」の異名を持つアンデッド。「カリス」と呼ばれている。
本編中では既にジョーカーに封印されており、その姿をジョーカーに使われていたため、本編中でのアンデッドとしての登場シーンは極めて少ない。
スート・ダイヤ:スタッグビートルアンデッド
ノコギリクワガタの祖たる不死生物。作中では唯一姿を見せなかったカテゴリーA。
仮面ライダー剣においてクリーチャーデザインを担当した韮沢靖氏は、仮面ライダー剣のアンデッドワークスのギラファアンデッドのページにて、
「私的には、Aカテゴリーの方が黒くて角が同じ者と考えています」
と言及しており、作中に登場したならば、ビートルアンデッドと同じくカテゴリーKの色変えであった可能性が高い。
スート・クラブ:スパイダーアンデッド
蜘蛛の祖たる不死生物。口から強粘性の糸を吐き、消化酵素を含む牙で獲物を捕食する。
普段は樹上に巣を張って自身と適合資質のある人間を窺っているが、時には金色の子蜘蛛を空中に散らして情報の収集にいそしむ。
鉤爪付きワイヤーを自在に操り、その精度はライダー達の使うラウズカードさえ簡単に捕獲するほどである。
劇中、封印されていながらレンゲルの変身者である睦月を苦しめ続けた。
5枚目のA:ケルベロスアンデッド
天王路によって全てのアンデッドの細胞を組み合わせて生み出された人造アンデッド。
本来存在するはずのなかったアンデッドだからか、スートは存在しない(ワイルドベスタと同じマーク)。
他のアンデッドを封印吸収する能力を持ち、封印されてなお天王路の野望に利用された。
また、劇場版のライダーもケルベロスのカードを用い変身している。