ギガントマキア(僕のヒーローアカデミア)
ぎがんとまきあ
「王とは 畏怖され 求められる者 強い者だ」
プロフィール
その歩み止める者なし! 災いをもたらす巨人
全てをなぎ倒す圧倒的なフィジカルパワー
―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより
容姿
3mはある筋骨隆々の巨体に、岩石のように刺々しい顎部と背面、鬣のような雄々しい茶髪を持つ屈強な人物。その風貌から「野人」として噂が立っていたらしい。
その巨体故か、衣服の類は一切身に着けていない。しかし首からラジオを下げており、これだけは肌身離さず持ち歩いている。
人物像
AFOに絶対の忠誠を誓っており、彼が捕えられた後もその意思が揺らぐことはない。例え興奮状態にあっても、彼の録音された声を聴くだけで即座に大人しくなり、まるで子犬のようにラジオにすり寄るほど。
しかしそのあまりの忠誠心ゆえに、言動が暴走気味なこともしばしば。特にAFOの後継として存在を知った死柄木に対しては、主と比べてはるかに脆弱な彼に失望、更に失意のあまり泣きながら暴れまわるなど、対話の余地すら皆無である。
一応本人は死柄木を受け入れようとする気持ちはあるにはあるらしいが、かつての主があまりに強大であったため、忠誠心の高さも相まってそれは難しい模様。
動向
死柄木がAFOに拾われた数年後、オールマイトに力を削がれ敗北を予感したAFOにより、その存在を隠蔽される。AFOが動けない間は、全国各地でヒーローを攫い個性を集めていたらしい。
そして時は流れ、死穢八斎會が捜索された同時期、とある山間部で黒霧を追って捕えたグラントリノ・塚内警部ら警察の前に姿を現す。山一つ削り崩すほどの力を振るい、彼らを負傷させる。警察側が増員を増やし戻った際にはその場から去っていた。後にグラントリノから「歩く災害」と称された。
その後死柄木たち敵連合の前に姿を現す。しかしその忠誠心により死柄木を後継とは認められず、彼らを攻撃する。
ドクターの助言もあり、後継として自身を屈服させようとする死柄木たち。そんな彼らに対し「王とは何か」を語り、容赦なく攻撃を再開するのであった。
その後睡眠状態に入り、その間死柄木の作戦により異能解放軍との戦いで居なくなったため、活動再開後は嗅覚を頼りに地中を潜りながら向かい、戦いの場である泥花市へ襲来する。
強力な氷の個性を持つ外典の追撃にも物怖じせずに暴れ、死柄木の下へ到着する。
既に死柄木はリ・デストロとの決着を着け、その「覚醒した」姿を見たギガントマキアは遂に死柄木を「真の後継者」として認め、感涙を流すのだった。
超常解放戦線結成後はズボンや肘サポーターを身に着けるようになった。
個性
詳細は不明だが、複数の個性を所有し、肉体改造なしで適応する忍耐力を持つ。
AFO直属のドクターによると、「尋常ならざる耐久力」を持つらしい。複数"個性"所持に無改造で適応しているというから驚きである。これまでに登場した脳無たちを振り返ってみても、彼の存在がいかに異常であるかがわかるだろう。
素の耐久力に加え、戦闘時の巨大化・鋭い五感・圧倒的なパワーなどを活かし暴れまわる様子はまさに「災害」。しかも48時間44分の戦闘続行と3時間の睡眠、それを1ヵ月半継続する途方もない体力の持ち主でもある。荼毘の爆炎に一切怯まないなど、防御力も折り紙付き。
僅かな動作で地形を変え、指を弾くだけで爆風を引き起こす。その常識外れのパワーはワン・フォー・オールにも通じるものがある。
余談
- 名前の由来はそのままギリシャ神話における神と巨人の大戦・『ギガントマキア』から。
- 名前が判明したのはNo.162だが、実はステイン戦直後のNo.57に2コマほど登場している。
- 一部の読者からは特徴から、No.144の1年前の回想に出てきた全身を布で覆った大男に似ているという意見もあったが、アニメの字幕で同一人物だと確定した。ちなみにその時はスプリンガーというヒーローの事務所へ行こうとしていたが…?近くにいた女子中学生らに道を教えてもらおうと(本人的には意識していないが)脅迫に近いやり方をしたため、駆けつけた別の女子生徒の判断でテキトーな場所(アニメでは警察署のある方)へ向かわされたため事務所へ辿り着くのは失敗したと思われる。