曖昧さ回避
- 「行き詰まり」を意味する英単語(Deadlock)。
- 『トランスフォーマー』シリーズに登場するキャラクター。
- 小説『新約とある魔術の禁書目録』に登場する組織。
トランスフォーマー
アメリカのIDWパブリッシングから出版されたコミック『All hail Megatron』に登場するドリフトの過去の姿。現在(最新刊)に至るまでの経歴は彼の記事を参照してもらうとして、ここではデッドロック単体でのみ登場する『クラウド』と『レジェンズ』について解説。
クラウド
時空界のディセプティコンの若き兵士で、本家IDW版とは異なる世界の別人。オートボットを殺すことだけを望む狂戦士であり、ディセプティコンに所属しているのもその目的のために過ぎず,
拾い上げてくれたメガトロンに恩義は感じているものの仲間意識は皆無。詳しくは語られなかったが、ただの快楽殺人鬼ではなく、過去に深い憎悪と怨嗟を抱くことになるきっかけがあったことが示唆されている。
アイアンハイドと何度も交戦して、手荒ながらも自らに真っ直ぐ向き合おうとする彼の態度に苛立ちを覚えながらも心を揺さぶられていく。その後はメガトロンの無差別攻撃から自らを庇ったアイアンハイドにとどめを刺さず、仲間を気にかける等心境に変化が見え始めたところで物語は終わった。
レジェンズ
2016年に受注限定品として通販サイトe-HOBBYにて発売された。かつて『ユナイテッド』で発売されたドリフトをベースに、同シリーズのブラーに付属したライフルとハンドガンを加え、黒と紫のダークなカラーリングに変更されている。また、コミックは『レジェンズ』EX話(つまるところゲスト回・特別編)と、『クラウド』に準拠したものの2つが付属する。
『レジェンズ』EX話では、重要人物を誘拐してレジェンズ世界に迷い込んだところから始まる。言動からして『クラウド』版本人らしい。その世界ではトランスフォーマー全作品の情報が手に入ると知るや否や、嬉々として調べ始めた。
姿、行動、台詞が自分の知る人々に瓜二つなことに驚く中、自分はIDW版に似せて作られたことを知り、やがて敵に寝返る(=ドリフトに変わる)可能性に勘付く。しかし自分の人生は自分が決めると主張。
多次元捜査官スキッズの協力で元の世界に戻り、「オレはオレだぜ」との言葉を残した。
『レジェンズ』版に付属のもう片方のコミックも『クラウド』に準拠したもので、アメコミでは敵対関係にあったロックダウンは彼のパートナーという思い切ったアレンジがなされている。ディセプティコンの猟兵としてオートボットを血祭りに上げていく中、ふと迷い込んだ異世界でグランドスカージにロックダウンを殺され、復讐を誓う。
サイバーバース
サイバトロン星における戦争中の回想パートで登場。
ディセプティコンを抜けたがっており、バンブルビーにオートボット入りの仲介を依頼して中立地帯扱いとなっていたマカダムのオイルハウスを訪れる。追ってきたメガトロンに粛清されかけるが、店で諍いを起こすことを許さないマカダムが異様な姿にトランスフォームして制止したことで助かった。その後は無事オートボット入りを果たし、ドリフトに改名している。
他作品のデッドロックとは異なり、気弱な性格らしいことが描かれている。
新約とある魔術の禁書目録
我らから、全てを奪った超能力者(レベル5)に死を‼
武装無能力集団(スキルアウト)と同じく、学園都市の不良たちによって構成されるグループの1つである武装集団。
武装無能力集団のメンバーがレベル0のメンバーで構成されていたのに対し、ことらは何かしらの理由で能力開発が頭打ちになった(要は切り捨てられた)学生達によって構成されており、メンバーは生粋のお嬢様から不良少年まで、出自・出身・性別・年齢・所属は全てバラバラであるが、みな共通して超能力者=レベル5への怨嗟で結束している。
過去、食蜂操祈を自分たちが切り捨てられた元凶だとして襲撃、殺害を試みるが、上条当麻が介入したことにより阻まれ、失敗。
その後の動向は不明であるがおそらく壊滅したものと思われる。
なお、ただの不良グループにしてはトップシークレットである『素養格付』や『AIM拡散力場』の事についてやたらと詳しかったり『心理掌握』に対抗する為に調整された兵器である『簒奪の槍』などの超兵器を所持しているなどの不審な点がいくつも存在していたが、実は『心理掌握』を求める蠢動俊三が裏で糸を引いており、彼らが食蜂操祈を襲撃するまで追い詰められたのも全て彼がそうなるように仕向けたためであり情報や武装を提供したのも彼の差し金である。
ちなみに彼らはその事に気づいてもいないし彼が背後で糸を引いていることすら把握していない。
結局、彼らも世の中の不条理を垣間見て過激な行動に打って出たが、それすらも全ては仕組まれ、悪い大人たちの手の上で踊っていたに過ぎなかったという哀しき現実であった…。