ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

アマビエの編集履歴

2020-04-10 14:29:57 バージョン

アマビエ

あまびえ

「アマビエ」とは、熊本県に伝わる半人半魚の妖怪。豊漁や疫病の予言をすると言われている。

概要

雨の日のアマビエ Amabie on a rainy day

年賀状2011年版

江戸時代末期(弘化3年・1846年)に肥後の国(現・熊本県)にて現れたとされる妖怪。

毎晩のように海中に光るところがあり、役人が赴いたところ出没した。その姿は人魚に似ていたが、嘴がついており、首から下は鱗で足は3本あったという。「この先6年間は豊作が続くが、もし疫病が流行することがあれば、私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と伝えて海中へ消えた。

結局この事件が真実なのか全くの創作なのかは不明ではあるものの、この話やアマビエの絵は当時の瓦版で人々に伝わった。


似たような妖怪として流行り病を予言する白沢に似るクタベ、災厄を予言するが知られている。


目撃記録が一つしかないことや、「アマビエ」という名前の意味が不明なことから謎の多い妖怪であったが、同時代の瓦版や史料で「アマビコ(尼彦、あま彦、天彦、天日子、海彦)」と書かれたものが複数発見されており、たまたま「アマビエ」と書かれたものが一般化したものであるといわれている。


現代のアマビエ信仰

2020年初頭に新型コロナウイルスCOVID-19)が流行した際は、各自が描いたアマビエの絵をSNSにアップするネットミームが起きた。

アマビエチャレンジ


この現象を受けるように、厚生労働省も同年4月9日、アマビエを啓発アイコンとして起用。さらに大分の運送会社が、アマビエチャレンジとして投稿された、イラストレーター東京モノノケの作品をラッピングしたトラックを走らせる(本人許可済み)など、人々が病に立ち向かい、勇気づけあうための象徴としてアマビエ信仰が注目されることとなった。



創作での登場

アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」での活躍

アマビエ

CV:池澤春菜

5期26話から初登場し、以後準レギュラーとなる。マスコットキャラのような親しみやすく可愛らしいデザインが特徴。

アニメでも「あたいの顔を書くと健康になるよ!」という元々の伝説を踏まえた発言がある。


第5シリーズに出てくる「アマビエ」は鳥の嘴と魚の尻尾を持った人魚っぽい少女の妖怪。本人は自らを「人魚」だと豪語しているが、顔だけ見た相手に「ひよこ」と勘違いされる事もしばしば。

我がままで相手を振り回す事も多く、気も強い。初めはその性格のおかげで妖怪横丁の住人と中々打ち解けられなかった。


伝承どおり予言が出来るキャラで、近い内に起こる出来事を予言できる。「はうっ閃いた!」が口癖。しかしその予言の内容は本人にも選別できない自動的に閃くものが大半らしく、ほとんどは対応出来ないほど近い悪い事や、どうでもいいような内容の予言である。他の特技として、かわうその水鉄砲と似た形で塩水を口から出す事が出来る。


最初鬼太郎が好きと言っていたが、アニメの中では話が進むに連れ言及されなくなりその描写自体もほとんど無い。しかし、2009年に発売されたカレンダーでダウンロードできる日替わりボイスにてその設定が活かされ、鬼太郎に好意を持つアマビエの声がアニメ以外の公式物としていわゆる外伝のような形で披露された。

他の対人関係は、面倒見が良いカワウソと一緒にいることが多く、ワガママな妹とそれに振り回される兄の様な関係。砂かけお婆は母のように慕っている。


我がままなキャラではあるが、ずっと一人で暮らしてきた過去と比べ色んな妖怪と接する事で精神的に成長したのか、62話では自分の憧れるアイドルの為に奔走し、彼女の心の支えとして活躍した。

戦闘キャラでは無かったため、最初は戦いの場においても逃げる事しか出来なかったが、82話にて妖怪四十七士に選ばれた事をきっかけとして、鬼太郎に、この場は任せて鬼太郎は妖怪城の方へ行ってくれ、などと言える位勇ましく且つ的確な判断が出来るようになってきている。


ちなみに「アマビエ」は原作者水木しげるにより妖怪画として描かれたものがある。

https://twitter.com/mizukipro/status/1239818518536704001

江戸期の瓦版のものをベースとしたペン画作品であり、これを原型のひとつとして5期アニメ版のアマビエがデザインされている。


地獄先生ぬ~べ~NEO

自分の姿を絵に描けと迫る妖怪。しかしその姿は余りに恐ろしく、見た者は恐怖で全身が氷漬けになってしまう。絵を完成させれば、追い払うことができる。

海岸の祠に封印されていたが、茉莉が祠を壊してしまい、封印が解けた。

茉莉、衛、勇輝を凍り付かせたが、稲葉郷子が描いた絵を見て退散し、ぬ~べ~によって再び封印された。



余談

上述にもある通り、本来はかなり謎が多くマイナーな妖怪だったが、ゲゲゲの鬼太郎に登場したことで知名度を上げることとなった。その後、2020年の新型コロナウイルス流行において、疫病退散に御利益のある妖怪として再び注目を浴びている。


鳥顔のせいか、「頭にカツラか海藻を被ったガッツ星人に見える」という人が結構いるらしい…。

アマビエのコスプレするガッツ星人


他にもペストマスクを連想する人もいるとか。このマスクはペストの治療をしていた医者が身につけていたものであり、「疫病」に関する共通点がある。

アマビエ様(創作)



関連タグ

妖怪 人面獣 アマビエチャレンジ

かわビエ キタアマ

アマビコ:似ている妖怪。特にアマビコは、ここからの誤記による表記ゆれの可能性が指摘されている。

人魚 河童 半魚人:見た目が微妙に似ている妖怪。

白沢 クタベ :予言する能力が似ている妖怪。



ゲゲゲの鬼太郎:関連タグ

まーちゃん(ゲゲゲの鬼太郎):恋敵?

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました