概要
「鬼太郎を絶対アタイの虜にしてみせるよ!」
全ては第26話でのアマビエの初登場から始まった。ネコ娘に続き、鬼太郎への片想い設定が付けられたアマビエだったがアニメでは……
アマビエの鬼太郎へのアプローチがきちんと描かれていたのは第27話までで、それ以後は特に言及した描写も、鬼太郎とアマビエの絡み自体も特に描かれなくなる。
『オベベ沼の妖怪かわうそ!』では、ねずみ男と出かけた鬼太郎にネコ娘と一緒に焼きもちを焼くわけでもなく、アマビエの方は行方不明になったかわうその方を心配して悶々としていた。
『命カラカラ!赤舌温泉』でもそれなりに鬼太郎とアマビエのいいシーンの描写があったものの、特に鬼太郎←アマビエの描写は無く、アニメではこの設定は忘れられてしまったかに思えた。
ところが。
ところがである。
アニメ終了後に思わぬ展開がやってきた。
『2009年 ゲゲゲの鬼太郎カレンダー』のおまけに『日替わりカレンダーボイス画なるものが追加。カレンダーに付いたバーコードを携帯で読ませる事で、妖怪横丁のキャラ達の日替わりボイスが聞けるというものである。キタアマ伝説の始まりである。
その中で、アマビエのターンで「アタイ、鬼太郎の横顔が好きなんだ」や「鬼太郎の写真大事にしてるんだよ」等々、キュートな声で鬼太郎へのラブコールを歌うアマビエの日常が頻繁に描かれるのである。
正にアニメでは入れられなかった設定を別の形で補完という夢のサービスに魅了されたファンも少なからずいた様で、少ないながらもpixivで作品が投稿されている模様。
ある意味5期のスタッフの自分の作品への愛が溢れた結果作られたタグ、作品であると言えるだろう。