概要
猫と鼠は天敵同士。会えば結果は火を見るより明らか。
そしてそこに偶々といおうか、必然と言おうかロマンが生まれてくる事もままあるのである(特にアニメシリーズ)。
基本的に猫娘は悪さをするねずみ男のお目付け役でありお仕置き役。化け猫顔で追いかける猫娘と顔に引っかき傷を作り逃げ惑うねずみ男というイメージが、最もこの2人に近いと言える。
ただキタネコと同じく、シリーズごとに容姿、性格、アニメ・実写版ではもちろん声もそれぞれ違うので、多様な関係性がそのシリーズごとに描かれている。
以下、アニメシリーズ中心に簡単な説明をさせて頂く。
なお、シリーズによって「ねずみ男」「ネズミ男」「ねこ娘」「ネコ娘」と表記に違いがあり、それによりタグ名の表記揺れも多い。
アニメ版
1期 (60's)
本作でのねこ娘は『ねずみ男とねこ娘』でのゲスト出演であり、悪さをしたねずみ男を倒す手伝いをした。2期以降の様に化け猫モードをコントロールする事が出来ず、ネズミなどを見たり感じたりすると強制的に化け猫になる。
ねずみ男とは作戦上見合いまでしたが、やはり食う者食われる者同士として落ち着いた。
2期 (70's)
ねずみ男(CV:大塚周夫)/ 猫娘(CV:小串容子)
やはりねこ娘がねずみ男を化け猫モードで脅しつけるものの、お互いは結構仲良し。2人で仕事を始めようとしたり、旅行に行ったりしており、トラブルメーカーよろしく2人で事件を起こしてしまった事も。
他にもねずみ男が「俺が皇太子になったらお前を皇太子妃にしてやるよ」とおふざけでプロポーズまがいの告白をしたり、ねずみ男が死んだ時にねこ娘が泣き叫んで悲しむ場面もあったりした。
3期(80's)
想う相手は別々なれど、いいツンデレカップルコンビ。
恐怖にかられてお互い抱き合い、ネコ娘が我にかえってねずみ男の頬をひっぱたくなんてのは当たり前。同様にねずみ男が恐怖のあまり無意識にしがみ付いて胸を触ったりしてしまい、ネコ娘から「エッチ!」などと引っ掛かれたりも。好きな人の事を思い浮かべたねずみ男が思わず傍にいたネコ娘を抱きしめ、「うわーっ!おたふく猫に触っちまった!」と叫びネコ娘にお約束通りひっかれたり。結婚を勧められてお互い本気で嫌がったりと、ツンデレの見本市の様な2人である。
しかし、劇場版ではネコ娘がねずみ男にキスしたりとほんのりいい場面もあったり。
4期(90's)
基本的に仲が悪く、相手の悪口を言いまくる、やたら相手につっかかる、ねこ娘は脅す、ひっかくなどお互いツンツン。
だがねずみ男が居ない時に「あれ、ねずみ男は?」と気にしたり、『ギターの旋律!夜叉』では誰も悲しまなかったねずみ男の死に1人悲しみ化け猫モードで脅かして何とか生き返らそうとしたり、『風雲!妖怪城』の終盤では妖怪城が崩壊していく中で身動きの取れないねずみ男を救出している。それ以外にもねずみ男に差し入れを施したり、危険な妖怪との戦いでは安全な場所へ連れて行ったりと、何だかんだ言いながらも気にかけている。
対するねずみ男も『化けネズミ!妖怪旧鼠』にて、自分のせいで旧鼠の配下となってしまったねこ娘を自分の命をかけて助けようとしている。
5期(00's)
当初はネコ娘がねずみ男を一方的に嫌っており、鬼太郎と仲のいいねずみ男をライバル視と全くいい感情を持っていなかった。が、第47話を見ると……?
ねずみ男とネコ娘の関係を一から作るという、鬼太郎シリーズでは初の試みと言える。
後半では妖怪四十七士を探すという大任を任せられたりと、従来通り絡みも多い。
6期 (10's)
従来と比べるとねずみ男が悪さをしてねこ娘に制裁される描写は減っているが、仲の良さは健在。一部では姉弟の様な関係とも言われていたりする。お互い意見が一致する事もちょくちょくあり、OPでは二人三脚でペアを組んでいる。ねこ娘は4期の様にキツイ態度を見せつつ、ねずみ男を密かに心配する描写が多い。
第24話では石妖の結婚詐欺に騙されたねずみ男の為に奮闘するねこ娘が、46話では漫才の様な2人のやり取りが見られる。
なお2019年に発売されたビジュアルブック『ゲゲゲ ヒロインの森』では、「ねこ娘がねずみ男に対して監視の目を尖らせるのは、同じゲゲゲの森の仲間として、いつの日かまっとうな妖怪に更正してくれる日を願っているからかもしれない(意訳)」という記述がある。
実写映画版
第1作目では絡みは少なく、第2作目『千年呪い歌』の方で多く見られる。
関連タグ
1期鬼太郎 2期鬼太郎 3期鬼太郎 4期鬼太郎 5期鬼太郎 6期鬼太郎 ゲゲゲの鬼太郎(実写映画) 千年呪い歌