概要
目岩夫婦とは、『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズのキャラである鬼太郎の父親こと目玉おやじと、その妻である岩子の二人を指し示すタグ。目岩タグの方が多く使われている。
元々包帯巻き状態のおやじの時代から関連作品が幾つか投稿されていたものの、アニメ第6期で目玉おやじの若い頃の姿が新デザインで披露された事で更に投稿数が増えた。
その後、新デザイン版の鬼太郎の父(目玉おやじ)が主人公を務める映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が発表・劇場公開された事も更なる追い風になっている。
尚、二人の馴れ染めは詳細不明だが『ゲゲゲの謎』では、ある事件に巻き込まれて行方不明となった岩子をゲゲ郎(映画内で呼ばれていた目玉おやじの呼び名。)は何年もの間捜し回っており、ゲゲ郎が彼女の手掛かりを見付けた際は普段の物静かな態度を一変させ、激情に流されるままに激昂など、二人が深く愛し合っていたことが窺い知れる。
本作ではこの夫婦がいかにして原作で描かれたような病に蝕まれた姿に変わり果ててしまったのかが明かされており、そのあまりにも悲劇的な顛末は多くの鑑賞者に悲痛を与えた。そのため当PixivをはじめとするSNS上では公開以降から、まるで二人を供養・慰撫するかのように幸せで仲睦まじい夫婦の姿や、無事に生まれた息子鬼太郎と暮らす姿、さらには恩人にして友人である水木と交友する姿を描いたファンメイド作品が投稿されており、日増しに増えている。
なお、原作漫画ではあるが自分を空の彼方まで飛ばした後に『最愛の妻の姿を借りて息子の鬼太郎を殺そうとする』という地雷原で寝た状態で転げ回った死神に対して目玉おやじは(当たり前だが)ブチ切れて風呂敷に変身して窒息死させている。
備考
目玉おやじは目玉だけの姿になった後の呼び名で、ゲゲ郎は劇中で水木に付けられたあだ名である。
また岩子も「鬼太郎の母」という名称が不便である事から過去のシリーズで何度か言及された名前をファンが便宜的に使用し始めて浸透したもので劇中その名で呼ばれている訳ではない。
互いの再会時もそれぞれを「おまえ」「あなた」としか呼んでいない。つまりは二人とも物語上非常に重要なキャラクターであるにもかかわらず、夫婦揃って本名不明という珍しいカップルという事である。
共に人間社会に紛れて暮らす上で何らかの名を使っていた事は確実ではあるものの、幽霊族という種族に個人名を有する文化があるのかどうかは不明。