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ソギザライの編集履歴

2020-04-16 23:19:54 バージョン

ソギザライ

そぎざらい

ソギザライとは『侍戦隊シンケンジャー』に登場するアヤカシの1体である。

「ハッ!何でもシャカシャカの粉々にしてやるぜ!シャカシャカ!」

CV:岩田光央


データ

【身長】一の目・192㎝→二の目・48.0m

【体重】一の目・88㎏→二の目・22.0t


概要

トゲや牙の様な、固い毛の様な姿を持つアヤカシで、アクマロの加入以来、久々に出て来たドウコクの配下。『山颪』と言う妖怪の伝承のルーツとされている。

上記の姿をより詳細に説明すると、先ず全身が赤くて固い体毛に覆われた外見をしており、両肩から両腕にかけてと両大腿部、そして背中には先端が青くなった鋭い牙か棘の様な突起が生えている。頭部には赤い体毛こそ生えていない物の、代わりに先の鋭い突起が頭に生えており、目元や口元も同じ材質で出来た外骨格に覆われている。頭部の周囲を上と下で囲む様に形成されたの顎状の輪の装飾も見逃せない。普段から騒がしく、矢鱈テンションが高い性格で、「シャカシャカ」が口癖。


専用の使用武器は持たないが、代わりに全身が鋭い棘や針の様な体毛に覆われており、そんな自身の肉体をさながら独楽の様に高速回転させて突撃する事で、触れる物全てを跡形も無く塵に変える技を持つ。その威力は凄まじく、自身より巨大な建物ですら粉砕する程であり、削る時には歓喜と共に上記の「シャカシャカ~~ッ!!」と言う口癖を叫ぶ様だ。

先のヒャクヤッパ同様、全身凶器を地で行く能力も然る事ながら、破壊に無上の喜びを見出すその姿はまさしく現世に血の雨を降らせる危険なアヤカシ其の物である。

劇中での活躍

アクマロに立場を奪われがちだったシタリに招聘されて登場。現世に侵攻して街中の建物を粉砕して回ると言う破壊活動に興じる。

其処へ居合わせたシンケンジャーが現れて交戦になると、自身の特性を最大限に活かした高速回転で圧倒するも、水切れの為にその場は撤退する。


その後、再び現世に現れると同時にシンケンジャー達と再戦になり、同じ様に自身の高速回転で圧倒。然し、一計を案じたイエローレッドからインロウマルを借り受け、スーパーシンケンイエローになってから形勢が逆転する事となる。

ソギザライの高速回転に対抗し、スーパーシンケンイエローも真・猿回しで同じ様に高速回転した為に動きを見切られる事となり、其処へスーパーシンケンマルで腹部を突かれた為に回転を停止させられてしまう。その隙を逃すまいとゴールドが繰り出すサカナマル千枚おろしに怯んだ所へ、スーパーシンケンイエローから止めの真・土煙の舞を喰らって倒される。


直後に二の目となって巨大化すると、相対するダイカイシンケンオーダイゴヨウ両名を例によって高速回転で苦戦させるも、ダイゴヨウに動きを止められた隙にサムライハオーへの全侍合体を許してしまう。負けじと高速回転で立ち向かうももうその手は通用せず、最期はモヂカラ大弾円を受け、「もっとシャカシャカしたかったのに~ッ!」と言い遺して爆散した。


余談

モチーフは当初因幡の白兎でウサギに鮫の要素を加えたデザインだったが、因幡の白兎は妖怪じゃないと思い直し、鮫肌をイメージしたトゲがおろし金のようだったので山颪モチーフに変更になった。

名前の由来は削ぐ+浚う。因みに「浚(さら)う」とは「掻き退ける」と言う意味である。


現代の伝承に於いて、『山颪』と言う妖怪はトゲだらけで卸し金のような頭部を持つ化け物らしく、ソギザライの何でも粉々にしてしまう技がそのルーツになったと思われる。

尚、特撮に於ける妖怪のモチーフで山颪が使われた例はこのソギザライが初であり、『忍者戦隊カクレンジャー』や『仮面ライダー響鬼』にも前例は無い。


声を演じた岩田氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となった。


関連タグ

侍戦隊シンケンジャー 外道衆 アヤカシ 山颪

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